区政最前線~区長室から~令和2年10月
新型コロナ対策は現在と未来を見据えて
昨年12月に、中国武漢市での新型コロナウイルスの確認後、本区では、独自に1月31日に危機管理対策本部を立ち上げました。その後、国や都での取り組みも進んでいますが、区民の皆様の希望のある暮らしの支えには、一番身近な区による、独自施策の展開が不可欠です。
区ではこれまで、「区民の安全・安心を守る3つの柱」を軸として4回の補正予算を編成し、区独自のPCRセンターの開設では、早急な対策を講じるため、区長の専決処分により決定するなど、区議会と共に、前例なき危機に対応してきました。
一方で、区独自施策の実施には、家計で言う「貯金」の裏付けが必要です。現在とコロナ終息後の5年、10年後の区民サービスの維持を見据えた、財政運営の視点も忘れてはいけません。
これまでコロナ対策では、600億円を超える補正予算を編成し、3つの柱のうち「区民生活を支える施策」では、区内共通商品券の発行、小中学校のオンライン学習環境の整備、災害時の感染症対策を進めました。「区内事業者を支える施策」では、中小企業向けの緊急融資や家賃給付、高齢者・障害者・保育施設等への補助、「医療機関・従事者を支える施策」では、医療機関への緊急支援のための補助金の創設や、防護服・マスク等の備蓄を完了しています。
また、現在開会中の区議会定例会では、社会状況の変化に対応するため、新たなコロナ対策等をまとめた、第5弾の補正予算案が審議中です。
見えない敵との闘いは続きます。区民の安全・安心な生活を支えるため、強い危機意識とスピード感を持って、今後も対応にあたってまいります。
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