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更新日:2022年11月1日

区政最前線~区長室から~令和元年11月

中央防波堤の帰属は断腸の思いで解決への道に

 9月20日、私は区議会本会議開会中の議場の席で、中央防波堤埋立地の境界確定の判決の一報を受けました。その内容は、決して納得できるものではありませんでした。

 議会終了後、判決文全文を精読しましたが、23区のごみ埋立処理の過程で、区民が耐え難い苦痛を強いられてきた事実が考慮されていないことに、一区民として、強い憤りを感じました。

 しかしながら、司法の判断が示されたことは重く受け止めるべきであり、控訴して裁判を無駄に長引かせ、これ以上血税を使うことは許されることではありません。また都への調停申請の際に、大田区と東京2020大会前に解決すると約束したことは、行政の長としての、大変重い約束でもありました。

 だからこそ、時代の節目ともいうべきこのときに、争いを終結させ、次の世代に夢を託す第一歩を踏み出すことこそが、都民・両区の区民にとって、何よりも重要なことであると、強く心に決めました。

 最終決定にあたっては、議会から、ここで決着を図るべきだという、全員一致の強い意思に背中を押され、判決内容に全て納得できるものではありませんが、断腸の思いで、また大局的な見地から、決着をつけるのは今しかないと、判決受け入れを決心いたしました。

 中央防波堤埋立地へのごみ処分が始まった、昭和40年代の「ごみ戦争」から今日まで、23区のごみをめぐる自区内処理・清掃負担の公平など、解決すべき課題は未だ残されています。

 私は、50万区民の首長として、23区のごみ減量と、あるべき清掃事業の確立に向けて、決意を新たに取り組んでまいります。

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中央防波堤埋立地

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