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更新日:2022年7月1日
4月5日に、第二次世界大戦中にアメリカ軍が投下したと思われる焼夷弾が、区内のマンション開発現場で発見されました。
発見された焼夷弾を安全に撤去するために自衛隊による信管除去作業が必要となったことから、庁内に危機管理対策本部の立ち上げを指示しました。
本区での不発弾撤去の過去の事例は平成4年と古く、当時と社会状況が大きく変わっていることから、自衛隊・警察・消防・国土交通省・東京都等に協力を要請し、道路の交通規制や羽田空港を離発着する航空機の空路の規制、都バス運行の調整等、様々な関係機関との綿密な調整を繰り返し、最終的に6月5日を処理日に決定しました。
処理日当日は、不発弾処理により警戒区域となった事業者の方に避難所に避難いただき、私が現地対策本部長として、不発弾撤去に向け指揮を執りました。関係機関からの情報伝達が行われる中、自衛隊処理班より、刻々と処理現場での作業状況が報告され、最終的に私が処理現場に臨場し、外された信管を確認後、「安全宣言」を行いました。
今回の作業を行うにあたりご協力をいただいた、地域住民・企業、多くの関係機関の皆様に改めてお礼を申し上げます。
私が今回の不発弾撤去を通じて強く感じたことは、日々の安全・安心な暮らしは多くの関係者の不断の努力の基で成り立っているという事です。
最近、尊い命が奪われる事件や事故が後を絶ちません。被害に遭われたご家族のことを思うととても心が痛みます。区だけでは、対処が困難な課題が増加している今、私は地域・関係機関との連携・協力を、一層推進する必要があると考えています。
不発弾処理の様子
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