区政最前線～区長室から～令和元年10月

江東区ゆかりの選手が東京2020大会へ

　来年の東京2020大会に向けて大変うれしいニュースが、飛び込んできました。

　本区在住の瀬立モニカ選手が、ハンガリーで行われたパラカヌー世界選手権大会の「カヤック女子（KL1クラス）」で5位入賞し、東京2020パラリンピック大会の出場権を見事獲得しました。

　瀬立選手は、区立中学校カヌー部でカヌーを始め、高校へ進学後、不慮の事故で車いす生活となり、一時はカヌーから離れましたが、その後パラカヌーに挑戦し、リオデジャネイロパラリンピック大会で8位入賞したアスリートです。

　本区とカヌーの関わりは、私が区長就任後に行った、竪川河川敷公園及び旧中川のカヌー・カヤック場、練習場の整備、区立中学校カヌー部の創設等、本区の豊富な水辺の空間を活かした取り組みから始まりました。

　区のカヌー競技は今年に入って目覚ましい活躍が続いており、瀬立選手も所属していた区立中学校カヌー部が、7月に行われた全国中学校カヌー大会の、K―4（4人乗り）クラスで、悲願の初優勝と7位という成績を残しました。さらに、区立中学校カヌー部の卒業生を中心とした江東区ジュニアカヌークラブでは、世界選手権や国民体育大会の出場選手を輩出するまでに至っています。

　瀬立選手は、結果の報告の際に、「入賞は、地元の方々からの充実したサポートやまちでの声掛けや応援のおかげ」だと話してくれました。江東区からパラリンピックに出場する選手がいることに大変誇りに思います。

　大会本番まで1年を切りました。メダル獲得に向け、区民の皆様の応援をお願いいたします。