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更新日:2022年9月1日
私が毎日行き来する、区役所本庁舎2階区民ホールは、フロア内の売店で購入したコーヒーやサンドウィッチ・ケーキ等を食べながら一休みする人達が多く見られる、ひと時の憩いの場となっています。この売店は区内の29の障害者施設が協力して運営を行っている「るーくる」で、本庁舎のほか総合区民センターにも出店しています。店舗では、障害者の方が施設で作った食品や手作りの雑貨販売のほか、店頭での販売も担当し、就労に向けた訓練の場ともなっている事を皆さんは、ご存知でしょうか。
この「るーくる」が本年で、開店10周年を迎え、さる8月2日に記念式典が開催され、私も出席させていただきました。関係者の方々からは、「るーくる」が障害者と区民の方が直接触れ合う事ができる欠かすことができない存在となっている事や、障害者ご本人だけでなく、障害者施設の関係者間のネットワーク構築にも寄与している事をお聞きしました。
10年前に窓口で行政手続き中の、ただの殺風景な待ちスペースとなっていた区民ホールに「地域に根を張り、みんなの輪の一員として生きていく」という想いを込め、命名し開設した「るーくる」の取り組みが、障害のある方も地域の中で一緒に生きていくという共生社会の形成に向けた一助になっていることを改めて実感をいたしました。
私は、毎朝本庁舎のエレベーターで「るーくる」に商品の搬入作業を行っている、障害者の方の笑顔を見るたび、心の中でエールを送っています。皆様も本庁舎・総合区民センターにお越しの際には、ぜひ「るーくる」にお立ち寄りください。
区役所本庁舎2階にある手作りショップ「るーくる」
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