河川底質(ヘドロ)調査
調査概要
一般的に底質とは、河川や運河の底に沈殿したヘドロ等の堆積物を指します。底質は、魚介類等の生息の場であると同時に、
水質汚濁に係る化学物質等が蓄積したり、蓄積したものが水に溶け出すことがあります。
区では年に1回底質の調査を行うことにより、河川や運河の水環境の総合的な把握に努めています。
調査項目
六価クロム、水銀、鉛、PCBなど12項目の有害物質
底質の暫定除去基準は、「底質の暫定除去基準(昭和50年10月28日付環水管119号環境庁水質保全局長通知)」により、
(底質の乾燥重量当たり)水銀が25ppm以上、PCBが10ppm以上と定められています。
調査地点
10地点を隔年で5地点ずつ調査し、調査地点が改修工事の期間は、代替地点で実施しています。
- 偶数年度の調査地点
(1)東雲橋(東雲運河)
(2)黒船橋(大横川)
(3)西深川橋(小名木川)
(4)進開橋(小名木川)
(5)葛西橋(荒川) - 奇数年度の調査地点
(1)中川大橋(旧中川)
(2)清水橋(横十間川)
(3)海砂橋(横十間川)
(4)福寿橋(大横川)
(5)永代橋(隅田川)
調査期間
令和5年10月3日
結果概要(令和5年度)
六価クロムは検出されませんでした。
水銀とPCBは、底質の暫定除去基準を下回っていました。
その他の基準が定められていない有害物質については、例年検出されていない総シアンが検出されました。参考値ではありますが土壌含有量基準(平成14年環境省令第29号)と比較して十分低い値であるため、今後の推移を注視していきます。
(結果詳細は関連ドキュメント参照)
関連ドキュメント
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