やってみよう!今日から食育
「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識とバランスの良い「食」を選択する力を身につけ、健全な食生活を実践できる力を育むことをいいます。
食べることは生涯続くため、こどもはもちろん、大人になっても重要です。
興味はあるけど、なにからやってみればいいのかわからない?
今日から始められる簡単な食育を紹介します。ぜひ参考にしてください!
「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをする
「いただきます」は料理の食材となった自然の恵みへの感謝を表します。
「ごちそうさま」は料理を作ってくれた人だけでなく、お米や野菜を作ってくれた農家さん、魚を獲る漁師さん、食事が並ぶまでに関わったあらゆる人々への感謝の気持ちが含まれています。
日本ならではの食事のあいさつを通して、食べ物への感謝の心を育み、食事の大切さを意識する習慣が身につきます。
食事の準備をしたり、料理にチャレンジする
こどもと一緒に料理をするのは難易度が高い?!と思われがちですが、食材を混ぜる・野菜を洗って皮をむく・卵の殻をむくなど、こどもが興味を持って安全にできるお手伝いはたくさんあります。慣れてきたら柔らかくて切りやすい食材からこども用包丁チャレンジするのもいいですね。
食事の用意や片付け、買い物などのお手伝いも効果的です。盛り付けた料理をキッチンから食卓に運ぶにも和食の場合、向かって手前の左にごはん、手前の右に汁物、右奥に焼き魚や生姜焼きなどの主菜、左奥に煮物などの副菜、真ん中に漬物やお浸しなどの副菜の器を並べます。買い物に一緒に行って、野菜や魚などに実際に見ること、旬のものについて話すこと、また形や大きさを選ぶことも食の興味へとつながります。
自分で選んだり料理したりしたものは自然と口に運びやすく、好きなものが増えるかもしれません。
食事のマナーを身につける
お箸や食器の正しい持ち方、肘をつかずに姿勢を正して座る、食べ物が口にある間は口を閉じて音を立てない・おしゃべりをしないなど食に関するマナーはたくさんあります。
食事は、飲食することで栄養を摂る役割だけではなく、社会的なルールやコミュニケーションの場としての役割もあります。食事のマナーを身につけることは、一緒に食事をする人同士が気持ちよく、楽しく食事をするために大切です。
実は大人でも知らないことが多いかも?
家族みんなで学び、正しい食事のマナーを身につけましょう。
バランスの良い食生活を実践する
- バランスの良い食事とは、主食・主菜・副菜をそろえた食事のことをいいます。バランスの良い食事を摂ると一日に必要な栄養素を摂取することができます。
主食:炭水化物であるごはんやパンなど
主菜:たんぱく質をメインにした肉や魚などを主材料にした料理
副菜:ビタミンやミネラル、食物繊維などが含まれた野菜や海藻、きのこを主材料にした料理
- 食事バランスガイドは、私たちが健康で暮らすために、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかが一目でわかる食事の目安です。毎日の食事量のチェックや料理の組み合わせの工夫に活用してみましょう。
農林水産省:「食事バランスガイド」について(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
- 「朝食」「昼食」「夕食」と1日3食食べることは1日の活動に必要なエネルギーや栄養素を補うだけでなく、生活リズムを整え、規則正しい生活を送ることにもつながります。
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