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更新日:2024年8月9日
ジェネリック医薬品とは、新薬(先発医薬品)として開発された医薬品の特許が切れてから発売された「後発医薬品」のことで、新薬と同様に、薬事法に基づいて厚生労働大臣から承認されています。基本的に新薬と同じ有効成分、同等の効能・効果をもち、開発費が少なく済むため新薬より安価で販売されております。ジェネリック医薬品を選択することは、薬代の自己負担額を安く抑えられ、年々増加する国民健康保険医療費の削減につながります。
なお、令和6年10月1日より、ジェネリック医薬品のある先発医薬品を患者さんが選択された場合、後発品との差額の一部を選定療養費(保険適用外)として原則自己負担していただくことになります(医療上の必要性がある場合、後発品が入手困難な場合、入院の場合を除く)。
詳しくは、病院や薬局にお尋ねください。
診察中、医師から薬の説明を受けているときや、調剤薬局で薬剤師に処方箋を渡すときに、医師または薬剤師に「ジェネリック医薬品を希望します」と伝えてください。口頭で伝えづらい場合は、「ジェネリック医薬品希望カード」を提示することで、意思を伝えることもできます。「ジェネリック医薬品希望カード」は、小冊子「みんなで守ろうわたしたちの国保」に掲載しており、医療保険課の窓口、こうとう情報ステーション、出張所、豊洲特別出張所、保健所に設置しています。
原則として、新薬の特許期間が切れていない薬である場合や、医師が処方箋に「ジェネリック医薬品への変更不可」としている場合以外は、ジェネリック医薬品へ変更することができます。
いきなりジェネリック医薬品に切り替えることに不安がある場合は、短期間から試せる「分割調剤」がおすすめです。体に合わないと感じたらもとの薬に戻すことも可能です。
医師や薬剤師にご相談のうえ、あなたにとって安心で使いやすいジェネリック医薬品を選びましょう。
現在使用されている医薬品をジェネリック医薬品に切り替えた場合に、自己負担額がどれくらい軽減されるかを試算したお知らせを送付します。対象者は、国民健康保険加入者のうち、ジェネリック医薬品への切り替えによりお薬代が軽減されると見込まれる方です。
お知らせを受け取られた方は、ジェネリック医薬品への切り替えの参考としてご活用ください。
リフィル処方箋とは、慢性疾患などで症状が安定している患者さんについて、医師の処方により、一定期間医療機関にかからず薬局で処方薬を受け取ることができる仕組みです。
最大3回同じ薬を処方してもらうことができ、患者さんにとっては通院回数が少なくなるため、通院にかかる時間や経費を軽減できるメリットがあります。
通院回数が減るため、薬剤師が患者さんの服薬状況等の確認を行うなど、医師及び薬剤師の適切な連携の下、利用する必要があります。
処方日数に制限のある薬など一部の薬はリフィル処方箋にできません。
ご希望の場合は、かかりつけ医にご相談ください。
かかりつけ医が病状に応じてリフィル処方の可否を判断します。
ポリファーマシーとは、多くの薬を服用することにより副作用をおこしたり、きちんと薬が飲めなくなったりしている状態のことです。
複数の医療機関から薬が処方される場合、処方薬全体の把握が困難になり、同じ作用の薬を飲んでしまったり、飲み合わせが悪く薬の効果が十分に得られなかったりする場合があります。
ポリファーマシーにならないためには、
上記を心掛け、処方薬の一元管理を行うことが重要です。
セルフメディケーションとは、世界保健機構(WHO)では、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。
私たち一人一人が自身の健康に関心をもち健康管理や疾病予防の取り組みを行うことで、健康な状態を長く維持することができます。
1.自分自身の健康状態を把握しましょう
→定期的に健康診査や人間ドックなどを受け、身体や生活習慣等のチェックをしましょう。
2.健康管理(病気の予防と健康づくり)に取り組みましょう
→適度な運動、バランスのとれた食事、睡眠や休息を十分にとるなど、日ごろの生活の中で、病気の予防と健康づくりに取り組みましょう。
3.軽度な体調不良には市販薬(OTC…注1)を適切に使用して手当てしましょう
→市販薬は症状等に合わせて適切に正しく使用することが大切です。十分な理解のもと使用し、わからないことは薬剤師等の専門家に相談しましょう。また、症状の改善がみられない場合は、医療機関を受診するなど適宜判断しましょう。
(注1)…OTC医薬品とは薬局やドラックストアで、薬剤師または登録販売者の助言を受けた上で、医師の処方せんなしに購入できる医薬品のことです。OTCは英語の「Over・The・Counter(オーバー・ザ・カウンター)」の略で、カウンター越しに購入できるものを意味しています。
セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)は、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行う個人が、指定されたOTC医薬品を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。
セルフメディケーション税制についての詳細は、下記関連リンクから所得控除の種類のページ「医療費控除の特例(セルフメディケーション税制)」をご確認ください
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