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更新日:2022年9月13日

定例記者会見 令和4年9月7日分

定例記者会見で説明する山﨑区長-1 定例記者会見で説明する山﨑区長-2

<定例記者会見で説明する山﨑区長>

区議会議員の逮捕・起訴、再発防止に向けた取り組みについて

 江東区議会議員が、本区発注の入札にかかるあっせん収賄容疑で逮捕・起訴された件でございますが、まず、本件で区民の皆様に多大なる御迷惑、御批判をいただきました。心よりお詫び申し上げます。

 この事実を区長として大変重く受けとめております。そこで、今後、このような事件が二度と起こることがないよう、8月22日に「契約にかかる不正行為等防止検討委員会」を設置し、8月26日に第1回の委員会を開催いたしました。

 今後、この委員会において、課題の整理や対応策の検討などを行うとともに、外部有識者の意見も賜りながら、再発防止や法令遵守の徹底を図り、区民の皆様の信頼回復につなげていきたいと思っております。

質疑応答

(1)区議会議員が逮捕・起訴されたことを受けての区長の見解

【区長】

 彼が区議会議員になる前から、私も付き合ってました。とても真面目で優秀な議員さんで、ずっと今日まで頑張ってくれました。政策的にも色んな意見を述べられていて、特に、彼が議長の頃には、中央防波堤埋立地の問題、大田区との争いのときに、彼は議長だったわけですが、一緒になって論陣張ってくれて、頑張ってくれた。そして、地下鉄8号線についても、都に対して、あるいは議会において、色んな発言をしてくれて、非常に区議会のリーダー的存在であったという風に思います。

 こんな事件を起こすとは思ってもみなかったので、誠に無念で、残念でなりません。

補正予算における対応について

 本区では、区民の安全・安心を守るため、これまでもスピード感を持って対応してまいりましたが、引き続き、長引く新型コロナウイルス感染症への必要な対策を適切に講じるとともに、物価高騰など日々変化する社会情勢に対し、区民の生活を支えるため、新たな補正予算を編成いたしました。

補正予算編成の背景

<補正予算編成の背景>

 主な取り組みとしては、まず、新型コロナウイルス感染症対策として、オミクロン株対応のワクチン接種の円滑な実施に向けた経費や保健所体制の更なる強化を図ります。加えて、新型コロナウイルス感染症との同時流行に備えるため、65歳以上の高齢者等及び生後6か月から8歳までを対象に季節性インフルエンザの予防接種費用の補助等を行ってまいります。

補正予算の概要

<補正予算の概要>

 次に、ゼロカーボンシティへの取り組みとして、次世代自動車購入助成の充実や、電気自動車充電設備助成の創設、フードドライブ常設窓口の拡充などを行ってまいります。

 また、原油価格・物価高騰への取り組みとして、高齢介護・障害福祉サービス事業所や子育て施設等への運営費の補助、貨物自動車運送事業者への緊急的支援を実施してまいります。

 このほか、高齢介護・障害者福祉サービス事業所や子育て施設等の職員の処遇改善にかかる経費やヤングケアラーの実態調査にかかる経費などを計上し、補正予算額は241億2,000万円となっており、今後、第3回区議会定例会において御審議をお願いする予定でございます。

質疑応答

(1)物価高を踏まえた区の支援策と中央省庁への要望

【区長】

 これは世界的な傾向ですから、我々一自治体が対策をとるというのは、そうした影響を受ける事業者の方々、あるいは生活をしている区民の方々をどうやって支援していくかということに繋がっていくわけです。そうした意味では、それぞれの状況をしっかりと把握しながら、そうした方々に対するサポートを一生懸命やっていかなくてはいけないという風に思っています。

 国やその他については、やはり今の現状、折に触れて、私も区長会(会長)をやっていますので、区長会として意見を述べて、そして要望もいたしていくつもりでおります。

新型コロナワクチンの接種について

 オミクロン株対応ワクチンの接種についてですが、現在、本区では、9月16日に、(60歳以上でワクチン3・4回目)未接種者への勧奨はがきを送付します。また9月27日に、12歳から59歳までの3回目接種完了者への接種券の送付を行い、接種はワクチンが届き次第、開始できるよう準備いたしております。

オミクロン株対応のワクチン接種の概要

<オミクロン株対応のワクチン接種の概要>

 接種体制はこれまでと同様、区内6か所のスポーツ施設等と、約150か所の区内医療機関を予定しております。さらに、原則木、金曜日の夜8時までの集団接種会場の開設や、65歳以上の方へ、接種会場・日時を指定した接種券の発送など、引き続き、あらゆる世代の接種促進を図ってまいります。

 オミクロン株対応ワクチンについては、未だに不明な点も多い状況でありますが、多様なケースを想定し、柔軟かつ迅速に接種体制の構築に努めてまいります。

 次に、5歳から11歳の3回目ワクチン接種についてでありますが、本区では、昨日(9月6日)、接種券を送付いたしました。接種会場は、江東区文化センターのほか、区内40か所の小児科医療機関等とし、希望する方が迅速に接種できる体制を構築いたしました。

小児(5歳~11歳)ワクチン3回目接種の概要

<小児(5歳~11歳)ワクチン3回目接種の概要>

 これから冬を迎えるにあたり、感染拡大が懸念されますが、迅速に接種体制を確保し、感染防止に努めてまいります。

質疑応答

(1)感染者の全数調査の見直しについて

【区長】

 全数調査は進めるべきだというふうに思っています。それが大変なのは、予算をかけてでも、人員を増やしたり、何かするしかないでしょう。それは我々の仕事です、行政の仕事です。それはやるべきだと思う。お医者さんが大変だったならば、そこには手当を出すとか、何か国が考えるべきだという風に私は思います。

スケートボードパークの開設について

 スケートボードパークは、本年11月の開設に向け、現在、夢の島総合運動場内で整備を進めております。

 こどもから大人まで誰もが楽しめる初級・中級者向けの施設をコンセプトに、約2,400平方メートルの敷地に、初級者用コース、中級者用コース、管理棟を設置いたします。また、東京2020大会のレガシーとして東京アクアティクスセンターで使用された椅子をベンチに使用いたします。

スケートボードパークの施設概要

<スケートボードパークの施設概要>

東京アクアティクスセンター

<東京アクアティクスセンター>

 私も現場を見てまいりましたが、現在の工事進捗状況は50%ほどで、競技団体関係者とも連携しながら工事を進めているところです。競技団体関係者というのは特に、堀米雄斗君を育ててきた、早川コーチでありますが、彼がこのスケートボードパークについては、色んな知識をお持ちで、色んな意見を出していただいておりまして、そうした方の協力を得て、良いパークになるんだろうという風に思います。

スケートボードパークの工事状況(9月5日時点)

<スケートボードパークの工事状況(9月5日時点)>

 今後の予定についてですが、区議会第3回定例会で条例を改正し、名称や、開場時間、利用料金の設定を行います。工事の竣工は10月を予定しており、11月13日には、スケートボード競技関係者によるデモンストレーションなど、オープニングセレモニーを開催し、15日の火曜日から一般利用を開始する予定です。

今後のスケジュール

<今後のスケジュール>

 東京2020大会で多くのオリンピアンが躍動し、感動を与えたスケートボードを、たくさんの区民の皆様にも体験し、楽しんでいただけるよう、11月のオープンに向けて、今後も着実に準備を進めてまいります。

 道路や公園で迷惑になるような行為が多いのですが、「これをやっては駄目だよ」と、そういう若い人を追い出すだけではなくて、「こういった場所をつくったからそっちでやりなさい」と、こういう風に指導していくのは、我々大人の責任かなという風に思いまして、そうした若い人たちを、こうしたパークを作って、そこで楽しんでもらう。それが迷惑の減少に繋がる、そうしたことも考えているところでございます。

(仮称)地下鉄8号線沿線まちづくり構想について

 地下鉄8号線延伸を契機とし、沿線地域のまちづくりの方向性を示す「沿線まちづくり構想」策定に向け、現在実施しているワークショップの他にも、多世代の幅広い御意見を伺ってまいります。

ワークショップの様子

<ワークショップの様子>

 そこで今回は、次世代の担い手である小学生に対して、沿線まちづくりに関する意識啓発やこども目線による将来のまちを創造した多様な意見を募るため、出前講座を実施します。

出前講座の概要(1)

<出前講座の概要(1)>

 対象は、地域への関心や将来のまちをイメージしやすい二つの中間新駅周辺における小学校といたします。開業目標である2030年代半ばを見据えたまちを、自由な発想で、小学校5年生に絵や工作などで表現してもらいたいと思っています。

出前講座の概要(2)

<出前講座の概要(2)>

 これらの作品は、10月の下旬及び11月上旬の地下鉄8号線に関する機運醸成イベントにて展示し、保護者や来場者の方へ紹介してまいります。

 こうした取り組みに加えて、パブリックコメントや住民説明会での御意見をお聞きしながら、地域と行政が一体となった地下鉄8号線沿線まちづくりを進めてまいる予定でございます。

質疑応答

(1)多世代から幅広い意見を募集している理由について

【区長】

 江東区の基本構想のキャッチフレーズは「みんなでつくる伝統、未来 水彩都市・江東」です。みんなでつくるという言葉をあえて入れたのは、行政や議会だけではなくて、まちづくり、その他、区の運営については、みんなの意見を取り入れようという、そのあらわれなんです。そうした意味で、みんなでつくるという言葉が入っているわけです。

 そこで、今度の沿線まちづくりというのは、全く新しい事業ですから、そうしたところへはやはり、住民の方々のご意見を聞くためにワークショップをしたり、こどもたちの意見を聞いて、こどもの発想というのは、我々頭の凝り固まった大人と違って、とんでもない、夢のような発想がありますから、そういったものを聞かせていただいて、それも取り入れていければなという風に思ってやっているところです。

その他の質疑応答

(1)安倍元首相の国葬についての対応

【区長】

 私は、安倍先生とはかなり親しくお付き合いさせてもらってきました。最初に安倍さんが総裁選に立候補したときに、都議会自民党の幹事長でしたから応援をしました。それ以来、親しくお付き合いさせてもらってきましたし、一緒にゴルフもやって、何回かプレーをさせてもらっていい思い出がいっぱいある。その他にも、我々地方議員の意見もよく聞いてくれた。そうしたことで個人的には、胸がいっぱいで、亡くなられたことは誠に残念でならない、そういう思いでいます。

 個人としては、芝(公園)の増上寺の方に私は行きました。今回の国葬については、議会の日程もあるから行けないと思う。心がそれぞれ個人的にはありますけれども、区長としては、全体を考えて対応していきたいという風に思っています。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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