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更新日:2022年6月8日

定例記者会見 令和4年6月1日分

定例記者会見で説明する山﨑区長

<定例記者会見で説明する山﨑区長>

補正予算における対応について

 本区では4回目となる新型コロナウイルスワクチン接種をはじめとした、喫緊の課題にスピード感をもって対応するため、このたび、一般会計補正予算を編成いたしました。第2回定例会にかけることになります。

補正予算編成の背景

<補正予算編成の背景>

 その主な内容として、まず、4回目ワクチン接種について、円滑な接種の実施に向けて、改めて接種管理体制の構築や集団接種会場の準備を進めてまいります。

補正予算1号の概要

<補正予算1号の概要>

 次に、国の総合緊急対策に盛り込まれた生活困窮者支援として、新たに住民税非課税となった世帯へ10万円、低所得の子育て世帯へ5万円の給付を速やかに支給してまいります。

 給付金のほかに、こども関連の取り組みとして、デジタル教科書の導入の事前検証についても予算を計上いたします。これは、国が実施するデジタル教科書実証事業について、選定対象外となった学校に対して、デジタル教科書を区が導入するものでございます。85%ぐらいが国が選定して、残りの15%は外れてしまう。そうなりますと江東区で約10校の小学校が、このデジタル教科書の実証に参加できなくなってしまう。こうなりますと、外れた学校のこどもたちは、不平等になってしまいますので、これは区として、こどもたちの教育の公平性を考えれば、やらなければいけないことだということで、区として予算を計上して、全ての小中学校にデジタル教科書を導入することにいたします。

 また、新型コロナウイルス感染症の再拡大の可能性に備えて、人材派遣を活用して、保健所体制の強化を図ります。また、自宅療養者の往診やオンライン診療を行う医療機関へ引き続き支援をしてまいります。

 さらに、子宮頚がん予防ワクチンの差控えにより接種機会を逃した方への接種や、既に自費で接種した方への費用の助成を行ってまいります。

 最後に学校給食についてですが、今、物価がどんどん上がって、原油も上がって、材料も様々な仕入れも上がっております。そうした食材費の高騰に伴いまして、小中学校のお米の購入費の一部を区が負担する緊急支援を補正予算に計上したところです。こどもたちに質を確保した、おいしい給食を提供し続けるため、議会の各派からの早期支援の要望もあったことから、予定を前倒しをして、6月分から学校給食の支援を開始することといたしました。

 また、今回の補正予算では計上しませんが、認可保育園の給食費については、こどもたちの給食に影響が生じないよう、今後の補正予算のなかで、具体的な支援を検討してまいります。

質疑応答

(1)今回の補正予算の特徴

【区長】

 今回の予算の特徴というのは、やはり今の経済状況、あるいは物価の高騰。それから、新型コロナウイルスの感染防止のために、国が4回目を接種するという方針を立てて、しっかりと感染拡大を食い止めるべく対応しなければならない。ワクチンの金額が大きくなるわけですけれども、今の情勢に的確に対応しているというのが特徴だという風に思います。色々掲げたものは、4回目のワクチンのこと、区民に直接大きな影響を及ぼすわけですから。あるいはまた、学校の給食費の補助、こういったところだと思います。

(2)認可保育園の給食費の支援について

【区長】

 今現在、まだ小さな保育を受けているこどもたちにとっては、影響はそんなに大きくないという風に聞いてます。現場の声をしっかり聞きながら、それに対応するには後から、少し遅れますけれども、必要ならば補正予算を組んでいきます。

(3)給食費緊急支援の予算計上の背景

【区長】

 うちの区は全部、それぞれの学校で給食を作って、それで食べている。どこかの給食センターから買ってるわけではない。少しでもこどもが喜ぶように、健康に配慮して作ってくれてるわけです。その現場では、やはり食材費が上がって、切り詰めて、学校の栄養士さんは、大変な苦労をしていることは聞いてます。そうしたことを考えると、こどもの健康・成長のために、少しでもバックアップしたいという思いから、今回こういう予算をつけることにいたしました。

(仮称)地下鉄8号線沿線まちづくり構想について

 沿線まちづくり構想は、地下鉄8号線延伸の整備効果を本区の発展に最大限結びつけるため、延伸を見据えたまちづくりを進めていくための指針とするものであります。

 そしてこのたび、まちづくり構想策定にあたり、地域の方々のご意見等を反映させるため、沿線全体や、各駅周辺の将来のまちのビジョンについて話し合うワークショップを実施いたします。ワークショップ参加者は、町会等のほか、公募委員も募集しています。ぜひ参加いただき、様々なご意見をお聞かせいただければと思っております。

まちづくり構想策定に向けた取り組み

<まちづくり構想策定に向けた取り組み>

 また、沿線まちづくりに対するアンケートも実施いたします。このアンケートは、皆様からの意見や要望の傾向を把握し、まちづくり構想へ反映するものであります。アンケートのオンラインでは、区内外の方々問わず回答いただけるので、ぜひ皆様のご意見をお寄せいただければと思っています。さらに機運醸成イベントを通して、幅広い地域の方々と行政がまちの将来像を共有し、一体感を持ってまちづくりを進めてまいります。

 こうした取り組みに加えて、パブリックコメントや住民説明会を実施し、今年度策定予定の沿線まちづくり構想に向けて取り組んでまいります。

まちづくり構想策定スケジュール

<まちづくり構想策定スケジュール>

質疑応答

(1)機運醸成イベントの具体的な方針

【区長】

 今考えてるのは、オリンピック・パラリンピックの開催が決まったときに機運醸成やりまして、「聞かせて!あなたのオリンピック(・パラリンピック)」というテーマで、区の職員だけではなくて、区議会の先生方も参加して、丸くなって、いくつかの輪を作って、区民の方から色んな意見を出してもらって、我々はその意見を答えるというよりも聞く立場でやったわけです。そういったことを考えると、沿線まちづくりについても、まちの人の声を聞きたい。私自身も参加をして、皆さんの声を聞きたい。そんなことを今、ちょっとイメージしているかなという風に思います。

(2)江東区が積み立てている基金と都からの建設費の一部負担要請について

【区長】

 地下鉄建設のために区としてもやる気で、早くという強い意思表示があった、それが基金にあらわれて、それがまた国を動かしたという風に自負しているところです。

 この使い道については、新しい駅も二つできるわけで、沿線のまちづくりに投入したいという風に思ってます。それと、東京都の方から建設資金を少し江東区も負担して欲しいという要請が去年ありました。これについては、区としては、建設に地方自治体が負担をするという例はなかったということは承知しているのですが、それは、これからどのくらい出せるか、色々検討していかなければいけないという風に思ってますが、有効に活用していきたいと思ってます。

江東区環境フェアの開催について

 例年、環境月間である6月に開催していましたが、新型コロナウイルスの影響で、2年連続して開催を見送りました。今年は感染防止策を講じて、3年ぶりにえこっくる江東で開催いたします。テーマは「二酸化炭素の削減に取り組もう」であります。

 5Rやエネルギー、地球環境などの分野で、環境保全活動に取り組む32の団体・企業等を紹介し、昨年7月に本区が表明した「ゼロカーボンシティ江東区」の実現に向けて取り組んでいくものであります。

 主なイベントとしては、食用油や園芸土の回収、フードドライブの実施のほか、3組の区民アーティストによるステージを設けます。

第15回環境フェア開催概要

<第15回環境フェア開催概要>

 環境月間の期間には、環境学習講座や文化コミュニティ財団と共催による講演会など、様々な企画を実施いたします。

 こうしたゼロカーボンに向けた取り組みを通して、区民一人ひとりが自らの生活を見直し、環境に配慮したライフスタイルを確立していただけるよう取り組んでまいります。

その他の質疑応答

(1)江東ナンバープレートの反響

【区長】

 車で走ってるとどんどん増えてきまして、大変区を思う気持ちの人が多いなという風に思ってます。

 全国みますとナンバープレートたくさんあるんですけれども、図柄入りのナンバープレートを利用している人の順位が、時々データで出る。おかげさまで、江東区の江東ナンバーは、ゲートブリッジの図柄が入ってるんですが、全国で7位(正しくは、令和4年3月31日時点で6位)です。非常に上位に位置してまして、上位をキープしているということは大変誇らしい限りでございます。ちなみに、都内ではほとんど10位以下ですから、そうした意味では、江東区が今、東京ではトップを走っている状況ですから、大変図柄入りも人気があるということです。風景があるというところはやはり人気の一つの要因かなという風に思ってます。

江東区図柄入りナンバープレート「ゲートブリッジ」

<江東区図柄入りナンバープレート「ゲートブリッジ」>

 まちが少しでも明るくなって、郷土意識が芽生えてくれればいいなという風に思いました。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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