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更新日:2021年5月24日

定例記者会見 令和3年5月18日分

定例記者会見で説明する山﨑区長 

<定例記者会見で説明する山﨑区長>

新型コロナウイルスワクチン接種について

 本区では、5月6日より、65歳以上の高齢者の集団接種の受付を始めました。用意した26,400人分の予約は、当日夕方4時には全ての予約が埋まりました。「電話が繋がらない」というクレームが多数寄せられまして、ここは大変反省しているところでございます。

 区民の皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしましたが、第二次の予約受付を、5月17日より、今度は年齢ごとに(受付日を)区分いたしまして、17日からは80歳以上の方、そして段階的に年齢をわけて、申し込みを受けました。おかげさまで、今回は大きなクレームもほとんどなくてスムーズに予約が進んでいるところでございます。

65歳以上の高齢者のワクチン接種スケジュール

<65歳以上の高齢者のワクチン接種スケジュール>

 今回は、最大46,400人分の予約を受け付けることとなり、集団接種での接種可能人数は、累計で72,800人。区内高齢者の約64.5%となります。

 さらに、5月24日からは、個別接種の予約受付を開始し、6月1日から、区内の180か所の医療機関で接種を実施いたします。これにより、個別接種と集団接種の両輪体制が本格稼働し、週3万回を超える接種体制となり、7月中には希望する65歳以上の高齢者への接種を、2回ですね、終えることができると見込んでおります。

 次に、接種率の向上に向けた取り組みについて報告します。区では、集団接種会場から自宅へ戻る際の移動の支援を実施いたします。

 接種会場によってはタクシーを見つけにくい場所もあり、また、ワクチンを接種した後は副反応がなくても安静に過ごしていただきたいため、6か所の全会場にタクシーを停車するスペースの確保と、自宅までのタクシー利用料金について、500円の補助を行います。

タクシー利用料補助の概要

<タクシー利用料補助の概要>

 区内のタクシー事業者の皆さんの協力を得まして、待機をしていただくようにしております。タクシー券を使うという人は、全体の25%くらい。「結構です」という方、「近いからいいです」とか「こどもが車で送ってくれているから大丈夫」ということでご遠慮する方もたくさんいらっしゃいまして、タクシー券を利用することは、今のところ25%ぐらいでございます。喜んで使っていただいている方もたくさんいらっしゃいました。

 なお、私自身の接種についてですが、コロナ対策の政策判断を求められる立場、危機管理ですね。それから、ワクチン接種に対する区民の不安を払拭するためにも、5月9日に実施した集団接種のシミュレーション、ここへ来ました折に、強く要請されて、その場で区内の医療従事者と一緒に1回目の接種を行いました。おかげさまで、痛くもなく、翌日も何もなく、副反応はありませんでした。ですから、区民の皆さんは、心配している方は、たくさんいらっしゃるのですが、心配することはありませんから、試しに私やってみましたので、どうぞ安心して接種を受けていただきたいという風に思います。

質疑応答

(1)区長が先行接種した思いは

【区長】

 (危機管理の観点から)私がコロナにかかって、動けなくなったならば、行政も困るし、結果的に、区民の皆さんにもご迷惑をかけるわけですから、そういった意味では、防衛をしなければいけないなということはありますね。

 うちは女房も高齢者ですから、女房は、朝8時半から電話をかけて、夕方の3時過ぎまでかけっぱなしでもつながらないので、ヒーヒー言ってましたけれども、何とか女房は繋がったのでね。私はかける暇はないし、そのうちなんとかするだろうと思って、申し込みができれば、そう思ってましたけれども、考えてみればやはり、責任者として医師(会)会長にも言われたのですが、「やってくれなければ困る、かかったら我々が困るんだよと。準備してるんだからやりなさい」ということで打ちました。

 当日、16日の各会場で待っている方々に、「心配しないで大丈夫ですよ。私打ってみたけど、何ともなかったよ」とこう言うと、みんな「よかった。誰も打った人の話聞いたことなかったので、区長さんに言われて安心しました」と高齢者の方がそうおっしゃっておられました。これから打つ方についても「私は心配しないで打ってください」ということはお伝えしていくべきだという風に思っています。

集団接種会場で待っている区民の方と会話する山﨑区長

<集団接種会場で待っている区民の方と会話する山﨑区長>

(2)ワクチン接種について国への意見や要望は

【区長】 

 私共としても、国に対しては、当初から申し上げていたのですが、接種する医療体制のバックアップ。区の医師会だけでは済まない、看護師さんの数が足りないということはすでに申し上げているとおり、それから財政的なバックアップももっとして欲しいということ。そういったことは同じです。ただ、今、具体的にまず、当面の課題として、早急になんとかしなければいけないのは、二重予約の問題。これが一番ですよ。当日になってキャンセルがどんどん出てしまう、言ってくれればいいですけどね。「国に申し込んだからキャンセルします」とみんなが言ってくれればいいけれども、その問題をどうするか、余ったワクチンをどうするか、これが今、当面、具体的な課題ですね。

 それから、昨日(5月17日)予約、国(大規模接種)の方が始まったわけですが、それについて、問い合わせが区の方に来るんですよ。昨日もいっぱい来ました。区の方として聞かれても答えようのないものが多いわけです。だから本当は、国の方で、コールセンター、予約相談センターでも作って、そこで相談を受け付けてもらいたい。

 ただ、このコロナ対策としては、ワクチンを早く国民に全部打つということが、一番大事なことですから、区市町村が、今、現場として担ってやっておりますが、そこへ国が参入して、大規模接種をやりますよということについて、これは反対するわけではありません。みんなが一生懸命力をあわせてやらなければいけないことですから。

プレミアム付区内共通商品券の発行について

 新型コロナウイルスによる区内事業者への影響を踏まえまして、個人消費を喚起し、地域経済の活性化を図るために、昨年度に引き続き、区内共通商品券を発行いたします。

新型コロナによる事業者への影響

<新型コロナによる事業者への影響>

 今回の商品券のプレミアム率は、去年と同じ20%。発行額は、2億円を予定しており、昨日17日から、申し込みを開始しております。また、感染リスクの低減や、申込者の利便性を高めるため、はがきによる応募に加え、オンラインでの申し込みも可能として、抽選でこれを販売することにいたします。

プレミアム付区内共通商品券の概要

<プレミアム付区内共通商品券の概要>

 利用できる店舗は、大型店を除く、区内共通商品券を取り扱う約800店舗でございます。

 利用期間は、東京2020大会の開催時期も踏まえ、去年よりも1か月早めた7月1日から年末の12月31日までといたします。この事業を通して、区内の商店を積極的にご利用いただき、商店街の活性化へとつなげていきたいと考えております。

子ども家庭支援センターにおける見守り支援機能の強化について

 区では、これまでも子ども家庭支援センターの整備や各種子育てサービスの充実など、ハード・ソフト共に児童相談支援体制の強化を図ってまいりました。

区の児童相談支援体制の概要

<区の児童相談支援体制の概要>

 しかし、児童虐待対応件数は、増加の一途を辿っており、虐待に至る前に、よりきめ細かな対応・支援を実施し、虐待予防を図ることが重要であります。

アウトリーチ型の支援の概要

<アウトリーチ型の支援の概要>

 そこで、養育に困難を抱えている家庭や、見守りが必要な家庭を対象に、アウトリーチ型の支援を開始することといたしました。

 具体的には、各子ども家庭支援センターに訪問支援等を行う「訪問支援ワーカー」を設置いたしまして、地域における見守り支援機能を強化します。また、子ども家庭総合支援拠点には、「地域支援コーディネーター」を配置し、訪問支援ワーカーの支援や進行管理等を行います。

 令和3年度は、モデル事業として区内1か所の子ども家庭支援センターで実施し、令和4年度に予定する本格実施に向け、事業課題の抽出・整理を行います。

今後の見守り支援機能強化に向けた事業展開

<今後の見守り支援機能強化に向けた事業展開>

 子ども家庭支援センターでの見守り支援と子ども家庭総合支援拠点での虐待対応の重層的な体制を構築し、区の虐待予防・対応の強化を図ってまいりたいと考えております。

「kotoハートフルアート展」バーチャル展覧会の開催について

 区では、東京2020大会を、障害がある方の社会参加の促進や、障害への理解を深めるチャンスと捉え、区内在住・在勤・在学の、障害がある方が制作したアート作品を展示する「kotoハートフルアート展」を令和2年1月から区内3会場で、地域展覧会として行い、全220点を展示しました。

「kotoハートフルアート展」概要

<「kotoハートフルアート展」概要>

 今回開催するバーチャル展覧会では、地域展覧会での入選作品と地域展覧会来場者の方々にご投票いただいた「みんなのいいね!賞」で投票数の多かった作品、全50作品を、緊急事態宣言下にあっても作品をご鑑賞いただけるよう、アプリ上の仮想空間内で展示をいたします。

バーチャル展覧会の概要

<バーチャル展覧会の概要>

 このバーチャル展覧会は、自身がアバターとなり、自由に周遊することができる次世代型 VRシステムです。

 バーチャル展覧会内には、各作品の審査員講評や写真撮影など、様々な機能が用意されており、リアルな感覚で作品をご鑑賞いただけます。また、作品の展示だけでなく、江東区内で実施される東京2020大会の競技や江東区の見どころを紹介するコーナーも用意されています。

 それでは、イメージ映像をご覧ください。

イメージ映像を紹介する山﨑区長

<イメージ映像を紹介する山﨑区長>

 バーチャル展覧会は、令和3年5月15日から9月30日まで開催し、区のホームページからアプリをダウンロードして、ご参加いただけます。より多くの皆様にご鑑賞いただきたいと思っております。

 「kotoハートフルアート展 バーチャル展覧会」(区ホームページ)(別ウィンドウで開きます)

質疑応答

(1)今後、別の事業でVRシステムの展開はあるか

【区長】

 今回このバーチャルでやるのは初めてなものですから、私も先日、この映像を見ましてね、ちょっとびっくりしちゃって、こんなことができるんだと。

 そうするとこれを色々なところで活用できるなという風に思う。アート展だけではなく、色んなことで活用できるのではないだろうか。それは職員の知恵次第だという風に思っています。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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