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更新日:2021年4月19日

定例記者会見 令和3年4月13日分

区長定例記者会見で説明する山﨑区長

<区長定例記者会見で説明する山﨑区長>

まん延防止等重点措置の適用について

 国は東京都を「まん延防止等重点措置を実施すべき区域」として、その実施期間を4月12日から5月11日までとしました。

 まん延防止等重点措置の実施に伴って、飲食店の営業は夜の8時までに短縮されます。これにあわせて、区においても区施設の利用時間の制限等を行います。

 特に区民の皆様には、飲食を伴う会食は非常に感染の危険性が高いということでありますので、マスクをしながらの飲食、非常に難しいですけれども、ぜひこうした配慮をしていただきたいと思います。

新型コロナウイルスワクチン接種について

 本区では、180か所の診療所やクリニック等での「個別接種」と、それから6か所の区立スポーツセンターでの「集団接種」、この両方を併用して週あたり約3万人接種できる体制を整備いたしました。

ワクチンの接種体制(4月13日現在)

<ワクチンの接種体制(4月13日現在)>

 また、現時点でのスケジュールですが、当面、本区への供給が確定しているワクチンの量が、約1,500人分と限られていることなどを踏まえて、まず4月26日から重症化リスクが高い特別養護老人ホームの入所者への接種を開始することといたします。

 接種券につきましては、65歳以上の方を対象に、4月22日に発送いたします。高齢者施設入所者以外の高齢者については、当面、集団接種で行います。5月6日に予約を開始して、5月16日に接種を開始いたします。予約は100回線による電話とウェブにより受け付けてまいります。当初の接種数は、国からの供給量にもよりますが、接種開始当初は週あたり9千人の接種を見込んでおります。一方、個別接種、つまり、まちの診療所やクリニック(での接種)については、ワクチンが安定的に供給される見通しがつき次第、予約受付を開始いたします。

ワクチン接種スケジュール(4月13日現在)

<ワクチン接種スケジュール(4月13日現在)>

集団接種の予約方法・接種体制

<集団接種の予約方法・接種体制>

 また、高齢者以外の方への接種も、今後のワクチン供給量などを踏まえてご案内をしてまいります。

 それから、国は接種の記録として、2回接種終了した方に対して、接種券の「予防接種済証」の保管を求めています。ところが現物を見てみるとシール状になっていて、本当に小さなものです。それを「残しておく」といっても高齢者などは(接種券を)なくしたり、折れ曲がったり、切れたりしてしまうおそれもありますので、江東区としてこういう台紙を作りまして、これを2回打った方にお配りします。これに貼ってビニールのケースにしまっておく。そのような形にして高齢者の方には、全部配るということにしました。高齢者以外の方でも欲しいという方には差し上げたいという風に考えているところでございます。

ワクチン接種専用台紙・接種済証・保存ケース

<ワクチン接種専用台紙・接種済証・保存ケース>

接種券保管用台紙の概要

<接種券保管用台紙の概要>

質疑応答

(1)ワクチン供給の現状については

【区長】

 我々が、住民の方々に直接、予約の書類を送ったり、あるいは予約を受け付けたりする。そのためには会場を設置する、お医者さんを用意する、全てそういう一番末端の仕事をやっているわけですよ。それはなんといったってワクチンの数がはっきりと出てこない限りはいつスタートできるか、こちらはそれこそ間違いがあったらいけないので、住民の方にご迷惑をかけてしまうので、きちんとした数字を、予想ではなくて、「6月頃にはいっぱい来ますよ。」なんてそんないい加減な話で、我々は仕事ができない。きちんとした「ワクチンが何月何日には何箱来る、何人分来る。」という数字が国からはっきり下りてこない限りは動けないということです。

 コロナ対策として、最後の手だてがワクチンだと思っていますから、これを一日も早くスムーズに多くの人に接種するということが一番大切なことです。このコロナの戦いに勝つためには。

 しかも7月にはオリンピックが迫っている。オリンピックの時に、前みたいに1日東京(の感染者数)が2,000人だなんてそんなことになったら、オリンピックだって安心して出来るはずもなくなってしまう。そういうことも考えれば、1日も早くワクチンの数をきちんと我々に届くように段取りをしてもらいたい。

(2)ワクチン接種の体制の確保は

【区長】

 お医者さん等を用意して色々派遣するところに委託をいたしまして、そちらにお願いをして行っているのと、それから日曜日は、医師会には出てもらいたいということでやっております。ですから、今のところ江東区としては、地域の医師会の先生方の協力も得ながら計画を立てておりますので、先ほど言った(週あたり約3万人)人数分の接種は十分できるだけの医師や看護師の用意は整っております。

事業者支援の取り組みについて

 2回目の緊急事態宣言や、第4波の危機の中、区内事業者の方々は、売上の回復が見込めない厳しい状況が長く続きます。また、これから1か月、夜8時までしか営業できないということになるわけで、そうした方々に支援をしていかなければいけないということになります。

 はじめに、「新型コロナウイルス感染症対策資金」についてでありますが、昨年度から実施している本区のコロナ対策の緊急融資について、4月から大幅な拡充をいたします。具体的に言いますと、借入限度額を1,000万だったところを2,000万に拡大する。それから返済負担軽減のため返済期間や据置期間も延長します。また新制度への借り換えも可能とすることで、融資の償還を迎える事業者の方が、償還スケジュールの繰延べをできるように配慮をいたしました。

「新型コロナウイルス感染症対策資金」の拡充内容

<「新型コロナウイルス感染症対策資金」の拡充内容>

 それから昨年度から、テイクアウトを行う事業者に向けて、消費者還元分を補助する「ことみせテイクアウト・デリバリー応援事業」を始めてまいりましたけれども、今年度は、より一層テイクアウト等に取り組みやすくするために、容器などの購入費も補助対象に加えました。

「ことみせテイクアウト・デリバリー応援事業」の補助拡大の内容

<「ことみせテイクアウト・デリバリー応援事業」の補助拡大の内容>

 区民の方もぜひテイクアウト等を継続してご利用していただいて、区内の飲食店を応援していただければと思います。

 昨日から「まん延防止等重点処置」も始まりまして、厳しい状況が続く、事業者の方々を、区が様々な取り組みによって強力に支援をしていきたいという風に考えております。

その他の事業者支援の取り組み

<その他の事業者支援の取り組み>

質疑応答

(1)事業者支援(ことみせテイクアウト・デリバリー応援事業)のねらいは

【区長】 

 人の流れが多くなれば、それだけ感染も広がる危険が高まるわけです。そうした意味では、デリバリーでもテイクアウトでもしてもらいたいと。それには今回のこれをもう少し、色んなお店が苦しい中ですから、一面はそういう感染予防ともう一面は事業者支援ということで、より使いやすくしようということで、今までの、昨年から始めた補助制度をより色々組み合わせて、知恵を絞ったということです。

江東区版GIGAスクールについて

 多様なこどもたち一人ひとりに応じた学びを実施し、資質・能力を確実に育成するため、国は「GIGAスクール構想」の実現を目指しております。

 江東区でも、この4月から、区立小中学校のすべての児童・生徒に情報端末を貸して、教育のICT化を推進いたします。また、円滑にインターネットが利用できるよう、8月末を目途に、各学校の普通教室・特別教室等に、高速大容量の無線LAN環境を整備いたします。 

 ICTの活用にあたっては、課題の出題や採点、双方向授業等が行えるクラウドサービスを導入するほか、今年度は、児童・生徒用のデジタル教科書の実証に、すべての学校で取り組みます。

 このデジタル教科書の実証というのは、文部科学省が各地方自治体の教育委員会に調査をして、この実証実験をやる、希望する学校はいうことで手をあげて、全部に予算的にはできないので、大体半分ぐらいの学校がこれに採用されるわけです。

 私は、区内でこうした実証実験をする学校としない学校があっては、絶対に差がつくと。区が予算を出してでも、全部の学校が平等にこの実証実験に参加するべきだという風に考えて、今回、全ての学校で取り組むように準備をいたしました。

「江東区版GIGAスクール」の事業概要

<「江東区版GIGAスクール」の事業概要>

 こうした環境を活用した、江東区の新しい学びのスタイルにより、こどもたちは、授業の前に、動画を見たりする事前学習や、授業中は、端末で自分の意見を発表したり、クラスメートの意見を画面で共有したりして、協働的な学習を推進します。そのほか、授業後は、家に端末を持ち帰り、オンラインで宿題や、理解度に応じた復習に取り組むこともできるわけです。

 また、先生たちは、効果的・効率的な教材の準備、児童・生徒の利用データに基づいた授業改善や、今後のコロナウイルスの影響によって、また学校が休業となった場合でも、オンライン学習を行うことが可能となります。

 新たなICT環境とこれまでの教育実践の成果を上手に組み合わせながら、「江東区の新しい学びのスタイル」を確立してまいります。

「江東区の新しい学びのスタイル」のポイント

<「江東区の新しい学びのスタイル」のポイント>

自転車駐車場整備補助の拡充について

 かつてもうかなり前になりますけれど、放置自転車の数、これを解消するために、公共の自転車駐車場をとにかく懸命に、色んなところを探し求めて作りました。おかげさまで、亀戸駅も多かったですけれども、今170台ぐらいに減ったわけですね。

 本区では、放置自転車の解消を図るため、民営自転車駐車場を設置・運営する方に対して、設置経費の一部を補助する事業を行っています。

自転車駐車場整備の補助制度の概要

<自転車駐車場整備の補助制度の概要>

 小規模スペースを活用した自転車駐車場の整備を促進するため、4月1日より、23区で初めてでありますが、1台単位での補助区分を新たに設置いたしました。

新設した補助区分の概要

<新設した補助区分の概要>

 自転車がちょっとでも置けるという所には、バックアップしようということであります。新制度では、従来の整備に要する建設費の3分の1の補助に加え、1台当たりの「標準整備費」による補助を新たに設け、申請者が選択できるようにいたしました。

自転車駐車場整備の補助金額

<自転車駐車場整備の補助金額>

 また、標準整備費による申請では、手続きの簡易化を進め、工事契約書の写し等の書類提出を不要といたします。

 現在本区では、駅周辺に54か所の自転車駐車場を整備していますが、駅周辺以外の商店街をはじめ、買い物客等により放置自転車が多い地域があります。

 今回の補助制度の拡充により、空き地や空き店舗等のスペースを活用した自転車駐車場の整備が進むことを期待しているところでございます。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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