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更新日:2021年8月12日
<定例記者会見で説明する山﨑区長>
まず、冒頭、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大しておりまして、感染経路としては、家庭内感染のほか、職場や保育施設などでの感染事例が増えてきております。区民の皆様には引き続き感染防止にご協力をお願いいたします。
5月16日から接種を開始した本区の65歳以上の高齢者への接種は集団接種・個別接種、この両方でございますが、7月31日までに、1回目の接種を終えた方が85.6%、2回目の接種を終えた方が82.1%となっております。これは23区ではトップでありまして、非常に速いスピードで進んでおります。また、全体では1回目の接種を終えた方が42.8%、2回目の接種まで終えた方が、26.1%となります。
<区民のワクチン接種状況(7月31日現在)>
高齢者のワクチン接種については、江東区医師会の協力もあり、接種率8割を達成することができました。引き続き、他の世代の接種もスピードを上げて進めてまいります。
次に、2回目の接種用の予約受付についてであります。国からのワクチン供給量が減少した影響で、1回目の予約をされたが2回目の予約をされていない方や、1回目と2回目の接種の間隔が長期間空いている方がいらっしゃいますので、そのような方を対象に2回目用の予約受付を行います。予約受付期間や予約枠の規模については、8月中旬にお示しする予定でございます。
<2回目接種用の予約受付・ワクチンパスポートの概要>
次にワクチンパスポートについてですが、7月26日より、ワクチンパスポートの申請受付が開始されましたが、7月31日までに、計606件の申請を受理しております。
(1)ワクチン接種完了の目途は
【区長】
10月、11月頃には(希望する国民全員の2回接種完了)という政府の強い思いもあるんですけれども、ワクチンが来なければ、終えたくても終えられないんですよ。それで区長会を通じて、河野大臣に対して強くお願いをしたところですけれども、配給がなければ、我々はいつということは言える状況ではありません。
(2)1回目の接種をする人より2回目の接種をする人を優先させるのか
【区長】
いや、1回目を打ったけれども2回目の予約を忘れた人とか、2回目が取れなかった人とかいるわけですよ。ところが2回目の接種まで、一応今のところは3週間程度ということになっているので、それを超えちゃって効果がなくてはいけないと、一部には色んな説があって、長く間が空いてもいいんだとか、別のワクチン打ったほうが効果があるんだとか、色んな意見というか報告があるんですけれども。我々としては、国で定められた3週間を基本としてますから、その3週間を空けないようにするには、2回目を取れなかった人はまず打ってあげるのは順当ではないかという風に思っています。
江東区出身のスケートボードの堀米雄斗(ほりごめゆうと)選手が、見事、金メダルを獲得してくれました。区内の東砂小・砂町中を卒業いたしました堀米選手ですが、地元の競技会場である有明アーバンスポーツパークで競技を行い、初代オリンピック王者となったことは、とても嬉しく、誇らしく感動いたしました。
<堀米選手による結果報告のための江東区長表敬訪問>
特に、メダルを取ってすぐのインタビューでは「生まれ育った江東区で、地元の会場で、メダルが取れたのは大変嬉しい」と、非常に素敵なコメントを発出していただいて、大変私も嬉しく思ったところでございます。
区としても、金メダル獲得を心からお祝いいたしたく、区役所や出身校である東砂小・砂町中学校に横断幕を掲出いたします。
<江東区役所に掲出された横断幕>
さらに、バドミントンの混合ダブルスでは、豊洲に本社を構える日本ユニシスに所属する渡辺勇大(わたなべゆうた)選手と東野有紗(ひがしのありさ)選手が銅メダルを獲得いたしました。混合ダブルスでのメダル獲得は初めての快挙であります。その快挙を祝い、区役所や豊洲シビックセンターでメダル獲得のお知らせを掲出いたしました。
<江東区役所2階に掲出されたメダル獲得のお知らせ>
また、その他の区ゆかりの選手では、パラカヌーの瀬立モニカ(せりゅうもにか)選手が9月2日からのカヌー・スプリント競技に出場いたします。区では、中学校カヌー部の部員だった瀬立選手が日本代表となるまでの功績・軌跡をパネル展示で紹介し、改めて区全体で応援する機運を醸成するとともに、地域住民などによる応援メッセージフラッグを作成し、大会前に瀬立選手にお届けしてまいります。
<瀬立モニカ選手を応援する取り組み>
区立小・中学校と義務教育学校では、平成28年度から、世界各国の国旗や文化などを学ぶ「世界ともだちプロジェクト」を実施しておりまして、各学校で担当する国や地域について児童・生徒たちが学習してきました。
<区で実施するおもてなしの取り組み>
今回、大会にあわせて、これまで学習してきた国・地域への応援メッセージのぼり旗を小学校と義務教育学校で制作し、区役所など17施設で展示しております。そこにいくつか来ておりますけれども、それぞれの担当した国の国旗とそれに対するメッセージを掲げております。
<区内17施設で展示されている応援メッセージのぼり旗>
また、「こうとう☆花いっぱい運動」として、区立幼稚園、小・中学校、義務教育学校の全校園で育てた花に、オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた応援メッセージやイラストを掲示し、あわせて、有明西学園では、「世界ともだちプロジェクト」でこどもたちが学習の際に活用した国旗を掲出いたしております。
学校からはですね、屋上からアーバンスポーツパークも見えるものですから、こども達も競技を観たいだろうと思いますけれども、残念ながら、無観客で入ることができません。アーバンスポーツパークのところは橋の上から、一般の方が競技場を観てました。あれが許されるのだったら競技場(での観戦)の方がもっと安全だと思います。私はそんな感じで映像を眺めていたところでございます。
(1)感染者の急増とオリンピックとの関連は
【区長】
オリンピックをやったから、今の状況で感染が増えたとは思えないですね。あれだけ厳密に制限されて、会場に入れるわけではないし、家でテレビを観るしかない。オリンピックで感染者が増えたというのだったら、オリンピックをすぐやめるべきだと思うけれども、そういうような状況ではないと私は思いますよ。
(2)大会後の競技会場については
【区長】
オリンピックレガシーに関わることなので、これについては、私ども江東区として、早い段階から(湾岸エリア)全体を東京のオリンピックメモリアルパークとして位置付けるべきだという事を東京都に対して、かなり前の段階から訴えてきたんです。例えば、(有明アーバンスポーツパークの)BMXの自転車で飛び跳ねる施設というのは、仮設でつくっているんですが、あれをずっと残せということになると、なかなか大変なことになるのではないかと思います。ですから、できれば(有明アーバンスポーツパークの)スケートボードの施設は、そんなに大それた構築物ではないというわけですから、あれは残してくれという風にも交渉をしておりますし、今後、東京都がどのように考えるか、できるだけメモリアルパークとして残すべきだという主張している江東区としては、湾岸エリア全体をスポーツのゾーンとして位置付けるべきだという風に思っていますので、その点については、今後、東京都に対して強く訴えていきたいという風に思っています。
先月15日、国の交通政策審議会より「東京圏における今後の地下鉄ネットワークのあり方等について」が答申をされたことはご存知の通りです。
<交通政策審議会における答申の内容>
この答申において、地下鉄8号線の延伸は、「早期の事業化を図るべき」とされて、その上で、「東京メトロに事業主体としての役割を求めることが適切であること」、「整備に当たっては、東京メトロへ十分な公的支援が必要であること」などが示されております。
地下鉄8号線の延伸を後押しするこの答申を、なんとしても事業化に結び付けたいという強い思いから、答申のあったその日に、小池都知事に対して、事業化に向けて動きを加速するよう申入れを行ったところです。
その後、国土交通大臣と都知事のテレビ会談が行われて、答申に沿った取り組みを行うことが確認されておりますが、答申が公表された日に会談の場が設けられたこと自体が、国と都において答申を重く受け止めている何よりの証拠だと感じております。
本区としては、今後、関係機関に答申に沿った対応や事業への協力を要望していくとともに、沿線のまちづくりをはじめとした、この事業に関連して区が果たすべき役割の検討を進めるなど、早期の事業化を見据えた取り組みを行ってまいります。
(1)沿線のまちづくりについての将来像は
【区長】
今、区では都市計画マスタープランを検討している段階で、この8号線が建設されるにあたっては、その中間駅が必要だということは、前々から我々は主張しているわけで、その中間駅となる千田・千石地域と、それから枝川・塩浜地域に中間駅を作るという希望があるわけです。これは住民の意識も必要で、行政だけではなくて、住民の方々も参加して、色んなご意見を聞きながら、一緒に検討を進めていこうということで、今考えているところです。
現在区内には、個人又は団体の方が運営するこども食堂が18か所ありまして、コロナ禍の中、こども達への温かい食事や食材の提供等を通じて、食の確保・孤食の解消やこども達が安心して過ごせる居場所づくりに取り組んでいただいております。
<こども食堂の活動内容>
一方でフードドライブ事業は、賞味期限が残っているにも関わらずご家庭で不要となった食材を回収し、集まった食材をフードバンク運営法人へ提供することで、フードロスの削減につなげてきました。
現在コロナ禍において、こども食堂運営の方々から様々なご相談を受ける中で、フードドライブの食材活用の話があがり、こども食堂への支援と食材の有効活用を図るため、フードドライブ事業で回収された食材を、8月より区内のこども食堂へ提供することといたしました。
<フードドライブと連携した食材配布の概要>
区ではこの他にも、こども食堂への補助事業や区報等での周知協力を行い、引き続き子育て家庭への様々な支援に取り組んでまいります。
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