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更新日:2021年6月8日

定例記者会見 令和3年6月2日分

 定例記者会見で説明する山﨑区長

<定例記者会見で説明する山﨑区長>

緊急事態宣言の再延長について

 まず冒頭、緊急事態宣言が、6月20日まで再延長されました。

 区施設については、国や都の方針に基づいて、利用時間の制限等を行い、一部利用を再開いたします。

 感染状況は、減少傾向にあるものの、依然高い水準で推移しておりますので、区民の皆様には、引き続き、感染拡大防止のためにもご協力をお願いする次第でございます。

新型コロナウイルスワクチン接種について

 まず5月22日、集団接種会場において、極めて濃度が薄いワクチンを接種してしまった事案につきまして、区民の皆様に大変ご不安とご迷惑、ご心配をおかけいたしましたことを改めてお詫びを申し上げる次第でございます。

 再発防止のため、作業工程の見直しやチェック体制の強化を徹底してまいります。

 今後このようなことが起きないようにしっかりとやってまいりますので、よろしくご理解をお願いいたします。

 次に、本区における接種状況についてでありますが、5月31日時点で、区内高齢者は(約)11万3千人おりますが、そのうち約8万4千人の方が接種の予約を終えております。そのうち約2万4千5百人の方が、1回目の接種を終えております。

65歳以上のワクチン接種の状況(5月31日時点)

<65歳以上のワクチン接種の状況(5月31日時点)>

 次に、高齢者以外の接種スケジュールでございます。

 まずは、6月15日に16歳から64歳までの約33万人の区民の方々に接種券を発送いたします。予約は集中しないように、6月28日に高齢者・障害者施設などの従事者、29日から7月4日までは基礎疾患のある方、7月5日からは60歳から64歳までの方の予約を受け付けます。

16歳から64歳までの接種スケジュール

<16歳から64歳までの接種スケジュール>

 最初にやった時は、電話が繋がらないで、大変なご迷惑をおかけいたしたのですが、今度はこのような形でやりますので、そうは混乱しないかという風に思っております。

 なお、65歳以上の高齢者で、まだ予約をされていない方につきましては、区報等でワクチン接種を勧奨するとともに、WEBや電話での予約が困難な方の予約代行やワクチン接種にあたり不安がある方の相談を受けるための、出張予約窓口を設置いたしまして、サポートすることといたしました。

出張予約窓口の概要

<出張予約窓口の概要>

 会場は、区内の7か所の文化センター及び区役所本庁舎2階に開設いたしまして、明日6月3日から14日まで受け付けを行います。

区役所2階に開設された出張予約窓口

<区役所2階に開設された出張予約窓口>

 うちの区の場合には、スポーツセンターもうまく江東区全域にですね、配置されていまして、文化センターも同じようにバランスよくできています。ですから、地域ごとにやはり身近でですね、相談できる、近いところというのが、区民の皆さんにとっては便利だろうということで、文化センターを開設することにいたしました。15日以降は、区役所本庁舎のみの受け付けとなりますが、ケアマネージャーやそうした方々が、高齢者と密接な関係にある方とも連携を図りまして、色々教えていただくなどして、接種率の向上に努めてまいります。

 次に、余剰ワクチンの有効活用についてでありますが、本区では、当日キャンセル等により、希釈済みワクチンに余剰が生じた際の対応として、区内の小中学校等の教職員も接種の対象とし、ワクチンの有効活用を図ることといたします。教職員の方々は、すべてが江東区民というわけではありません。そうした方でも全部、学校の先生は早めに接種しようということで、このような対応を取ります。保育園の保育士さんもしたいのですが、実はですね、接種のこの余り、余剰が分かるのが、5時頃にならないと分からないんですね。夕方は、お子さんのお迎えに保護者の方が来ますのでね、保育士さんはなかなか「夕方すぐ来てくれ」と言っても、来られないということが分かりまして、いずれ保育士さんも早めに接種できるような体制にしていくつもりでございます。

 また国の大規模接種センターの接種につきましても、本区の予約と重複する方が確認できた場合には、削除させていただきまして、極力ワクチンの無駄が生じないように努めてまいりたいと思っております。

ワクチンの有効活用ための取り組み

<ワクチンの有効活用ための取り組み> 

質疑応答

(1)国の大規模接種センターとの二重予約については

【区長】

 二重予約、おかげさまでですね、うちの区は二重予約をした人は「向こうで打ちますから」と断りの電話とかが入って、キャンセルになったのは本当に少ないですよ。みんな下町の人は律儀なのかなと、非常にそういった点ではありがたいと思っています。そうしたことがはっきりと伝われば、みんなが協力してワクチンの無駄がなくなるという風に思います。

 昨日(6月1日)も私、区長会を代表して河野担当大臣の所へ一人で行ってきまして、色々意見を言ってきました。区側の立場からの考え方もしっかりと伝えたつもりでございます。例えば、学校の先生がですね、住所地が違うと、居住地が違う人が打って大丈夫なのかと、データはどうなのかっていうことがあります。しかし、そんなことを言っていられないから「とにかく打とう」というのは、我々の考えで、今回、その学校の先生が千葉県の方であろうが、例えば、他区の人であろうが、これはもう「とにかく打とう」ということにしていますので、いずれですね、この地域性の撤廃、このことも昨日(6月1日)、河野大臣に申し上げましたが、「その通りだ」と「地域のことはいい」と、それから「予約券がなくてもいいんだ」というところまで来ました。今そういったことで、これからもっとフリーに、スムーズに接種ができる体制になってくるという風に思います。

 ただそれにはですね、問題は、ワクチンがちゃんと来るかどうかなんですよ。ファイザー社と、これからモデルナとかって、色々混同されるとまずいですけれども、そういったワクチンの配給についてはしっかりとですね、我々の要望を聞き取ってスピーディーに、また、いつ・どのくらい配給できるかということもしっかりやってほしいということも強く訴えてきました。

補正予算における対応について 

 今後、ワクチン接種の対象がさらに拡大することで想定される様々な課題への準備と、地域経済へのさらなる支援の充実を図るため、この度、今年度3回目となる一般会計補正予算の編成をいたしました。

補正予算(3号)編成の背景

<補正予算(3号)編成の背景>

 まず、ワクチン接種に関してですが、安全・安心に接種できる体制を構築するため、乳幼児等を連れて集団接種会場にご来場された方へサポートすること、それから全世代へのワクチン接種に関する情報の周知、接種における移動困難者への支援等、「きめ細やかな対応」により、ワクチン接種を迅速かつ確実に進め、接種率の向上に努めてまいります。

補正予算(3号)の概要

<補正予算(3号)の概要>

キャッシュレス決済におけるポイント還元事業について

 キャッシュレス決済利用額の30%分をポイントとして還元するものでありまして、ポイント還元の総額は、3億2千万円を予定しております。

 実施時期は、9月の1か月間を予定しており、キャッシュレス決済事業者の選定及び実施店舗につきましては、今後、実施主体である江東区商店街連合会により決定される予定であります。

ポイント還元事業の目的

<ポイント還元事業の目的>

 なお、現在応募を受け付けている、区内約800店舗で使用できる20%のプレミアム付区内共通商品券とあわせて、地域の消費需要のさらなる創出を図ってまいる予定でございます。

キャッシュレス決済ポイント還元事業の概要

<キャッシュレス決済ポイント還元事業の概要>

質疑応答

(1)コロナの状況によって変更はあるか

【区長】

 変更はないですよ。これはもう実施します。ただですね、お店によっては機械、装置が入ってないというところはあるわけですから、これによって「うちも入れようか」というようなお店が増えてくることは、いずれそういう時代になりますのでね。いつまでも紙ベースだけでやっている時代ではないので、経費がかかって大変だというお店もあるかもしれませんけれども、皆さん協力して、少しでもそうした紙ベースでないものを使えるような社会を作っていかなければいけないだろうという風に思っているところでございます。

区の待機児童の現況について

 令和3年4月1日時点の本区の待機児童数は、昨年同時期と比べて10人減の4人となり、平成29年時点の322人から、318人減少しました。

待機児童数の推移(各年度4月1日時点)

<待機児童数の推移(各年度4月1日時点)> 

 必死に頑張りまして、ついに4人まで待機児童を減らすことができました。ゼロと言っている以上は、ゼロにしなければダメだということで、都有地や民間活力を活用して、今年度は、認可保育所8か所を新たに整備するなど、合計で552人の保育定員を確保しました。

 さらに、居宅訪問型保育事業などの多様な保育サービスの提供を継続していきますとともに、家庭の事情に寄り添った保育園ナビゲーターによる情報提供など、丁寧できめ細かい支援を行ってまいります。

待機児童ゼロに向けた取り組み

<待機児童ゼロに向けた取り組み>

 今回、待機児童数は減少したものの、区が目標とする待機児童ゼロは残念ながら達成できなかったため、引き続き、待機児童対策を行ってまいります。

その他の質疑応答

(1)オリンピック開催とこどもたちの観戦については

【区長】

 オリンピックが今、やるのかやらないのかというのは、非常に初歩的な騒ぎになっていますがね、これはIOCが決定することですよ。国や都が「中止だ」なんて言っても通じない。IOCがやるか、やらないかを決める、そういう状況ですのでね、もう開催されるんだと。開催されるためには、どうしたら感染防止ができるのか、どうしたら安全なオリンピックを開くことができるのかという、そこに集中していかないとですね。今お尋ねのですね、小中学生の観戦、プレーを現場で見たいという、これは、私自身も、もう前々から「こどもに見せたい」ということを言い続けてきて、あちこちで訴え続けて、国も、組織委員会も東京都も理解をしてくれて、そしてこどもたちの枠を作ってくれたんですよ。これはですね、何としても私、見せたいですよ、子供達に生を。私は見せてあげたい、あげたいけれども感染はさせたくない、そういう思いです。

 例えば、インドアでやる競技はちょっと心配ですよね。では、例えば、海の森の水上競技場でボート・カヌーの大会あります。あそこだったら大丈夫ではないかって、僕は素人ながら思いますよね。これはまた感染にかかわる専門家のご意見を色々聞かなければならないですね。そういったことで、総合的にこれから検討していくべきだという風に思います。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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