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更新日:2018年7月9日

定例記者会見 平成30年7月9日分

平成30年7月豪雨について

 今回、西日本を中心とした豪雨により、想像のつかないような大被害が起きております。たくさんの方がお亡くなりになり、心からご冥福をお祈り申し上げます。行方不明者も最終的な数値がまだ出てきておりませんが、一日も早い生存を確認できるように祈っているところです。

 江東区も低地帯でありますので、このような災害がいつ起きるか分かりません。行政としても国に対して、より一層のスピード感を持って対応するよう、強く働きかけていきたいと思っております。

大阪府北部を震源とする地震に伴う通学路の安全確認について

 6月18日に大阪北部を震源とする地震により4名の方がお亡くなりになり、本当に大変な災害でございますが、犠牲者のみなさまのご冥福と、一日も早い大阪及び今回の豪雨による皆さんの復興を心からお祈り申し上げる次第でおります。

 この大阪の地震があった後、私どもも小・中学校、幼稚園、保育園のブロック塀について翌日から調査をさせました。おかげさまで、全ての幼稚園、保育園、小・中学校のそのようなブロック塀が通学路にはないということがはっきりといたしました。しかしながら、隣のお宅、民間の方と公共施設との境目というものはどうしてもあります。強度が足りないとか、そのような問題がある塀が見つかりましたので、それについてはすぐ対応するように現在、指示をしているところであります。通学路にある民間の方々のブロック塀ですが、そこの方々には、安全性を確保しなければいけないということで、区から補強工事を進めていくようにお願いをいたしております。

KOTOスポーツキャラバンto東京2020について

 東京2020オリンピック・パラリンピックを特に盛り上げるために、KOTOスポーツキャラバンを始めました。7月8日、亀戸十三間通商店街でスポーツクライミングとブラインドサッカーのコーナーを設けて、主として子供たちですけれども、プレーを楽しんでもらいました。これからは区内の大型ショッピングモールなどで開催をしていきたいと思っております。

江東花火大会の開催について

 8月1日に、今年も江東花火大会を荒川河川敷で開催いたします。花火の音がおなかに響くような、非常に臨場感のある身近な花火大会ですので、お楽しみいただきたいと思います。

 

第36回江東花火大会(平成30年8月1日開催)

 第36回江東花火大会(平成30年8月1日開催)

1 図柄入り江東ナンバープレートデザイン案の募集について

 区では、昨年度、国土交通省の第3弾ご当地ナンバーの募集を受けて、車の江東ナンバーの導入について検討を始め、区内の事業者、あるいは区民の方々にアンケートをとりました。意向調査をした結果、約9割の方が賛成でして、これを受けて、国交省が5月22日にオーケーを出していただきました。

 これをやります場合には、プレートにご当地の図柄を入れなければいけないことになっているため、デザイン案の募集を8月10日まで続けております。江東区らしいデザインを皆さんで考えて応募していただければと思います。

質疑応答

(1)応募デザインへの期待について

【区長】
水と緑の江東区というのがアピールできればいいなと思っているし、この前、募集した原動機付きバイクの図柄は角乗と波があって、そのようなものがまた出てくるかなと思っていますけれども、あまりあれもこれもと考えないで、わかりやすい単純なものがいいかなと思っています。できるだけ江東区らしさを考え出していただき、図柄に表していただければありがたいなと思っています。

2 「江東区のふるさと納税」寄附金活用事業の拡充について

 「江東区のふるさと納税」寄附金活用事業の拡充についてですが、今年度は、現時点で約18億6,000万円の本区の区政に入るべき税が出ていってしまっている状況でございまして、この点について、知恵を絞って江東区にもふるさと納税をという呼びかけを始めているところでございます。

 一つ目は、江東まなび塾という、経済的に恵まれない中学生や高校生、塾に通えないというお子さんのために、無料でまなび塾を運営しております。この経費に充てたい、そのためのご協力をお願いしたいというものです。

 二つ目には、認定NPO法人マギーズ東京が、がんの不安や悩みを抱えている方に、家庭的な雰囲気で少しでもリラックスした時間を過ごしてもらうために豊洲で施設をつくりました。この施設の運営に対して、江東区が補助金を出して、昼間働いている人のために、夜、訪問ができるようにということのバックアップをするための費用に活用してもらうものです。

 三つ目として、2年前より実施しております「障害者スポーツフェスタこうとう」の開催経費に充てて、障害者スポーツの魅力や楽しさを一人でも多くの方に伝えていくために活用していきたいと思っております。

 区では、返戻金に頼ることなく、一人でも多くの方に共感いただけるような事業に活用することで、本区のふるさと納税を募集してまいります。

「江東区のふるさと納税」寄附金活用事業の拡充

 「江東区ふるさと納税」寄附金活用事業の拡充

3 ユニバーサルデザインの推進について

 区では、小学校でのユニバーサルデザイン出前講座や区民の皆さんと共同でワークショップを開催するなど、ユニバーサルデザインを普及するための活動を行っています。今年度は、これらの活動に加えて、新たに2つの意識啓発事業を実施いたします。

 一つ目は、商店街向けユニバーサルデザイン意識啓発事業という名称ですけれども、視覚障害、聴覚障害、あるいは車椅子の方々に商店街に行っていただいて、そのお店で買い物をしたときにどんな不便がそのお店にはあるか、障害者にとってこうしたらもっといいんじゃないか、こうしてほしいというようなことを、直接、お店の方々と話をして、そしてお店の方々にはユニバーサルデザインというものを意識していただくような、そうした取組みを行いたいと思います。

 二つ目は、金融機関向けユニバーサルデザイン出前講座です。障害者が普段、窓口対応で困っていることや改善してほしいと思っていることを実演をしてもらいます。その接客対応を、金融機関等の接客担当者である受講者に疑似体験をしてもらい、そしてユニバーサルデザインの視点に立った接客対応の理解を深めてもらうというものであります。

「ユニバーサルデザイン」普及活動において新たに2つの意識啓発事業を開始

 「ユニバーサルデザイン」普及活動において新たに2つの意識啓発事業を開始

4 「北砂三・四・五丁目地区のまちづくり方針」の策定について

 北砂三・四・五丁目地区は木密地域でありまして、不燃化まちづくりに向けた事業を開始して既に4年が経っております。このたび、区では、そこの地域の方々でつくる民間組織であります北砂三・四・五丁目地区まちづくり協議会からの提案を受け、行政計画としての北砂三・四・五丁目地区まちづくり方針を策定いたしました。

 このまちづくり方針には、まちの将来像の実現に向け、まちづくり方針図と5つの方針を定めて、道路や公園などの公共施設の整備、建てかえのルールとなる地区計画の策定、砂町銀座通りの沿道まちづくりなど、新たな方策を取り組んでいきます。

 現在の北砂三・四・五丁目地区は、戦後70年を経てできたまちです。道路が狭い、火事のときに消防自動車が入れない道もあるような状況であります。住民の方々から道路を広げてほしいといった話があったとしても、そう簡単に進められるものではありません。道路整備をするにも、影響する場所に住んでいるほかの方の同意もなければならないし、権利関係もあるし、非常にこれは難しい問題であります。しかし、みんなで意見をいろいろ聞きながら、その方々の権利や生活を考えて進めていきたいと思っています。将来、ここが安全で安心なまちになるように、力を入れていくところでございます。

「北砂三・四・五丁目地区まちづくり協議会」による「まちづくり提案書」の提出(平成29年9月27日)

「北砂三・四・五丁目地区まちづくり協議会」による「まちづくり提案書」の提出(平成29年9月27日)

5 その他の質疑応答

  (1)豊洲市場移転の受け止めと課題について

【区長】
先だって副知事がお見えになって、文書で東京都の考え方、姿勢、それから謝罪、それをはっきりと申し述べられました。そのような状況にありまして、地下鉄8号線についてはかなり踏み込んだ決意を述べていただきましたので、これは評価できるのかと思っています。

ただ、千客万来施設についてはオリンピック後に着工という程度でして、具体的な計画、それまでの間、あそこの5街区、6街区の千客万来用地についての活用方法がまだ明らかになっていません。常設の施設をつくって2年間ぐらい何かやりたいということは都で考えているようですが、具体的な計画がまだ出ていないです。

これは、やはり区に対して、都の責任として、開場する10月11日の前にはきちんとした計画を出して、これでやっていきますということを出すべきで、これは礼儀だと思っています。ですから、そのところをどのように都がこれから対応されるか、そしてにぎわいを生み出してくれるのか、地域や豊洲の住民をはじめ、江東区の住民に対して、みんなが納得できるような、そのような説明をきちんとすべきだと思っています。

 

(2)東京2020オリンピック・パラリンピックのボランティアについて

【区長】
区としては現在、担当部署と詰めているところです。ただ、江東区には10会場あります。そうしますと、江東区民は宿泊費も要らない、交通費も要らないんです。自転車で行けるわけだから、そのような面では非常に協力ができる態勢だろうと思ってはいます。

テニスだとか、あるいはバレーボールだとか、いろいろな競技があるわけですから、その競技と競技の試合の合間、あるいは前座、そのようなところで江東区の小学校の金管バンドの演奏、あるいはマーチングバンドの演奏をお見せさせることができたら、どんなに素晴らしいだろうと、そのような夢を私は持っているんです。こどもたちが出演することができたら、きっと世界中の人が見ていただけるので、こどもが頑張っているなということは非常に良いと思います。

ボランティアには、できるだけ若い人に参加してもらったらいいなと思っています。これからどのようにするか、今、急いで検討しているところです。

 

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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