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更新日:2018年9月12日

定例記者会見 平成30年9月12日分

台風第21号・北海道胆振地震について

 台風第21号が関西地方、近畿地方を中心に大変な被害をもたらし、また、北海道ではマグニチュード6.7の地震で大変な被害が出ております。これらの被害によって亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、一日も早く平常な生活ができるように願っております。

「江東5区大規模水害広域避難計画・ハザードマップ」の公表について

 荒川下流に位置する江東5区が共同で検討を進めてきました、大規模水害の浸水区域外への広域避難について、江東5区大規模水害広域避難計画と5区共通のハザードマップを公表しました。区ごとのハザードマップは作っているのですけれども、地方公共団体が力を合わせて、一緒にハザードマップをつくるというのは、日本では初めてのことです。これも、広域避難というのは非常に難しいからです。250万人がどこに、どのように逃げるのかという問題も今後検討していかなければならないですし、現実的に、それだけの人たちが避難する場所や交通機関をどうするかということがいろいろ言われています。このようなことも検討しながら、万が一のことを考えて対応していかなければいけないと思っています。

質疑応答

(1)具体的な計画の進め方について

【区長】
台風や高潮のことですから、2~3日前には来るというのがわかるわけです。そうすると、例えば、親戚や知り合いなど、他県に知り合いがいれば受け入れてもらえるかどうか、それは個人の努力だと思うのです。行政として、例えば、何市に1万人頼みますということは、現実的ではないと思いますし、今後、こういう計画を練りながら、現実的にどうするかということは考えていかなければいけないと思っております。万が一のときはこうしよう、水が出たらこうするということを、少なくとも家族単位で考えていただくような努力を行政が働きかけていかなければいけないと思っています。この広域避難については、住民の皆さんの生命、財産を守る立場にいる我々としてはいろいろ検討し、知恵を絞って、住民の方々の命を守ることに全力を挙げていかなければいけないと思っています。

パラスポーツ関連について

 8月22日から25日まで、ポルトガルで行われたパラカヌー世界選手権大会に、日本代表として瀬立モニカさんと諏訪正晃さんの2人が出場しました。今回、瀬立モニカさんは7位、諏訪さんは残念ながら予選敗退という結果でした。2年後の東京パラリンピックではメダルが取れるように、本人たちは懸命な努力をして練習しておりますので、我々も一生懸命、応援していきたいです。

 また、10月8日から、インドネシアのジャカルタで行われるアジアパラ競技大会に、区内在住の眞野雄輝さんという青年が出場します。区内の企業にお勤めで、パラ選手として、現在、一生懸命、日夜努力してくれている陸上のやり投げの選手です。日本代表として、今回の大会に出ますので、ぜひメダルを取ってもらいたいなと思っているところです。

 そして、9月16日に、アジアパラ競技大会の事前合宿として、有明西学園の体育館を使って、ボッチャの日本代表選手が公開練習をすることになっています。また、学校で実施するので、こどもたちとも触れ合う機会が用意される予定です。

1 江東ナンバー・デザイン候補作品のアンケートの実施について

 国土交通省に提案する作品を選定するため、区民の方々へアンケートをとって、どうするか決めたいと思っています。全国から131点、小さなお子さんから高齢者まで、いろいろな作品が集まりました。江東区をイメージするさまざまなデザインが描かれておりますけれども、やはりゲートブリッジが一番多かったようです。あとは江戸切子や、お祭り、それから水彩都市ですから、水辺というのが多いように感じました。これから区民の皆さんのご意見を聞き、7点のうち1点に絞って、国土交通省に申請をすることになります。

江東ナンバー・デザイン候補作品のアンケートを実施

江東ナンバー・デザイン候補作品のアンケートを実施

2 区立公園内に初めて整備された認可保育所の開園について

 今年8月1日、地域の皆さんや公園を利用する方々の理解と協力によって、区立南砂三丁目公園内に認可保育所「グローバルキッズ南砂園」が開園しました。この認可保育所は、昨年改正された都市公園法の規定によって公園内広場を活用し、保育施設を整備した、江東区初の事例です。また、都市公園内の保育所整備では、今年4月、都立木場公園内に開園した「MIWA木場公園保育園」に続いて、区内で2例目となります。

 先日、私も行って中を見てきましたけれども、区立南砂三丁目の公園の中に、木をふんだんに取り入れた明るい園舎ができ上がっておりまして、緑の中の公園ですから、非常にいい環境だなと思っています。地元の方々、町会、自治会、近隣、それからスポーツ団体など、みなさんからすぐご了解をいただいて、スムーズに開園することができました。

 また、今年の4月には、都立木場公園の中に保育園を開設いたしました。こちらも、たくさんの木に囲まれており、すぐ表に出れば、こどもたちは広々とした公園を広場として遊べるという、非常に環境の良い保育園ができました。こちらも近隣の皆さんのご理解をすぐいただくことができまして、こどもたちが元気に生活をしているところです。

区立南砂三丁目公園内に開園した認可保育所「グローバルキッズ南砂園」

区立南砂三丁目公園内に開園した認可保育所「グローバルキッズ南砂園」

質疑応答

(1)公園内保育園の待機児童減少への効果について

【区長】
南砂三丁目公園内の認可保育所は、定員99人でスタートしました。南砂町駅も、すぐそばです。0歳、1歳、2歳の利用者は、すぐ定員になるくらいでした。このような地道な努力を毎年続けていかないと、待機児童は解消できないと思っていまして、有効活用していくべきだなと感じました。

3 江東区PRラッピングバスの運行について

 江東区の魅力発信と、東京オリンピック・パラリンピックに向けた気運醸成を図るために、都営バスにラッピングをします。区内で行われる東京2020大会の競技は合計20種目ありますが、そのピクトグラムを都営バスの車体にデザインして載せております。区民の方々がそれを見て、東京オリンピック・パラリンピックの気運を盛り上げていきたいと思ってほしいです。

 また、都営地下鉄新宿線と大江戸線の車内の吊り革の中に、小さいですけれども、江東区の宣伝をするということで、広告を掲出することになりました。区内の名所や、伝統工芸、食べ物など、区の魅力を写真と文字でデザインしたものを吊り下げることになっております。

 ラッピングバスは10月1日から来年3月末まで、吊り革の広告は10月の1か月間、実施する予定です。

江東区PRラッピングバス(掲出イメージ) 

江東区PRラッピングバス(イメージ)

 

吊り手広告

都営地下鉄車内の吊り手広告

4 その他の質疑応答

  (1)ふるさと納税の高額返礼品 法規制について

【区長】
地方でも東京でも、行政需要はどこでも同じです。被災地を何とか救いたい、いろいろな良い政策を補助したい、バックアップしたいというのは良いことだと思いますが、場合によっては、それこそ高額な返礼品目当ての人もたくさんいたわけです。それはやはり規制すべきだと思います。

 

(2)豊洲市場のにぎわい創出に向けた動きについて

【区長】
下町の人は非常に人情が厚くて、みんなで協力して、いい市場にしよう、応援しようという雰囲気です。都もいろいろと検討を始めてくれて、民間の知恵を入れながらやってくれることになっていますので、それはしっかりと見ていきたいなと思っています。皆さんご存じだと思いますが、6街区・7街区の3階・4階に、現在、築地市場の場内にある寿司屋やトンカツ屋など、いろいろな食事ができるお店や、鰹節や瀬戸物、包丁など、食にかかわる品物を取り扱うお店もできます。一般の方々も、ゆりかもめの市場前駅からデッキと見学通路を通って、買い物や食事をすることができます。それも一種のにぎわいです。だから、これをもう少しアピールしたいなと思っているのです。そうすると、そこだけでも、にぎわいは生まれてくると思います。

 

(3)豊洲の町会などが出した要望書について

【区長】
これからスタートするわけですから、市場や東京都、そして地元と、みんなが力を合わせて、どうしたら良くなるのかということを、みんなで努力しようという、私は強い決意のあらわれだと思っており、非常に良い要望をされているなと思います。それについては、協議会をつくってほしいということで、これはまだまだいろいろな問題があります。にぎわい施設がどうなるか、実際に開場してみたら車の状況はどうなるか、そのようなことも住民の方々にしてみれば心配です。当然、協議会のような場所で、何かあれば都に対して強く要望を上げていくということになるので、私は良かったかなと思っています。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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