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更新日:2018年11月22日
区立有明西学園が、特色がある木材利用や木の良さ・価値を再発見させる施設と評価されまして、木材利用優良施設コンクールにおいて「内閣総理大臣賞」を受賞することになりました。また、ウッドデザイン賞2018においても「農林水産大臣賞」を受賞することになりました。
木材の利用促進を率先してやろうということで、公共施設をつくるときには、できるだけ木を使うことを推奨してきました。有明西学園は、外装、内装のほかに、耐火集成木材を使って、柱や梁も木を使うということで、建物全体でたくさんの木を使うことにしました。その結果、ぬくもりのある、すばらしい校舎ができ上がりました。
2つの大きな賞を受賞することができたことは、大変ありがたく、これからつくる他の施設についても、できるだけ木を使うということを進めていきたいと思っています。
2つの賞を受賞した有明西学園
11月1日からJR潮見駅を起点として、木場ルート・辰巳ルートを走るコミュニティバス「しおかぜ」は、形を前より大きくしまして、そのデザインについては、路線の近くの小学校に通うこどもたちに投票で決めてもらいました。水彩都市・江東にふさわしい、水をモチーフにした絵柄がバスの車体に描かれております。また、区の観光キャラクター・コトミちゃんも描かれています。区民のみなさんの身近な足として、コミュニティバスが区内にも走っているんだということを、多くの方に知ってもらいたいと思います。
コミュニティバス「しおかぜ」の新車両
豊洲市場が、10月11日に開場しました。開場までの間、東京都と江東区が折衝を続け、さまざまな議論をし、業界のみなさんともいろいろな議論をしてきたわけですが、何はともあれ、この歴史的な日を迎えることができました。これから世紀を渡って、世界の市場として営々と発展することを願っているところです。そのためには、都と、あるいは市場の業界のみなさんとも連携をとりながら、しっかりバックアップをしていきたいと思っております。
築地市場の中にあった飲食や物販のお店が約100店舗、豊洲市場に来ていただきまして、そこが大変にぎわっております。このにぎわいを継続させていく、しっかりと盛り上げていくことに心を砕いていかなければいけないと思っています。
ただ、来場した方からは、魚が買えないというご意見をよく聞きます。やはり、市場に行けば、魚や野菜などのおいしいものが、手軽に安く買えるという期待を持ってみなさん行くんですが、それがかなわないということは、残念でなりません。そうした場所を千客万来施設の中につくって、みなさんが喜んで市場に足を運んでいただけるようにすべきだと考えています。
10月11日に開場した豊洲市場
(1)魚が買えないという声に対しての方策について
【区長】
千客万来施設ができれば、当然、魚や野菜などを売るお店が入ってくるだろうと思っています。それまでの間は、市場運営者、あるいは卸、仲卸のみなさんのお考えもあります。きちんと衛生管理をやっているものですから、一般の方がどこまで入れるかという問題もあります。そのようなことを、しっかり考えていかなければなりません。
(2)豊洲市場における都との3つの約束(土壌汚染対策・地下鉄8号線延伸・にぎわい施設の整備)のうち、土壌汚染対策以外の残る2つの取組みにかかる都への要望について
【区長】
千客万来施設は、ご存じのような状況で、東京オリンピック・パラリンピック後に建設を開始するということになりました。これは、本当に約束違反も甚だしいことで、我々としては市場機能だけが来ても意味がないと、にぎわい施設の整備をかなり強く主張してきたわけです。都がやることであれば、きちんと計画通り・予定通りに進んだと思いますが、事業者がいるわけですから、この事業者の意向も一致しないと事業は成り立ちませんので、そのような意味では事業者が二の足を踏んでしまったというところは、本当に残念であります。しかしながら、この状況でとやかく言ったところで、どうにもなる問題ではないので、きちんと東京オリンピック・パラリンピック後の着工ということについては、しっかりと約束は守ってもらわなければ困ると思います。
地下鉄8号線については、長谷川副知事が区役所へお見えになって、今年度内に事業スキームを構築しますと約束し、私が区議会議長に対して約束をしたわけですから、この約束をしっかりと守ってもらうよう、我々は待つしかないと思っています。東京都が先頭に立ってはっきりとしてくれれば、そのほかはそれに従ってくれるんだと思います。
まず、選定経過でありますが、一般公募をいたしまして、131点の応募がありました。その中から、審査員が審査をして7点ほどに絞りまして、それを区報に発表して、アンケートを実施しました。その結果、3,309件の回答をいただき、その応募作品7点の中で、最も投票の多かった作品を選ばせていただきました。それは、東京ゲートブリッジをモチーフにした「その先へ」というタイトルの図柄です。
応募・制作をしていただいた方は、区内在住の小川清勇(おがわ きよたけ)さんという方です。なお、この図柄は、12月下旬に国土交通省へ提出され、検査等を経て、平成32年(2020年)には交付が開始される予定です。
図柄入り江東ナンバープレート 提案図柄
(1)デザインを見た区長の感想について
【区長】
私は『東京ゲートブリッジ』というすばらしいネーミングにもかかわったし、この橋が大好きです。特に、夜のイルミネーションがすばらしいです。東京ゲートブリッジを、江東区の名所として多くの方に知ってもらいたいので、今回のデザインがちょうどよかったなと考えています。
江東区はご存じのように、東京オリンピック・パラリンピックで20もの競技が行われる、言ってみれば“大会の中心地”になっています。私たちは地元として、東京オリンピック・パラリンピックについて、気運醸成を行い、しっかりとバックアップをして、サポートしていきます。そこで、区独自の仕組みとして、厳しい制限のない、もっと緩やかな、誰もが参加できるようなボランティアを募集したいということで、来年から募集を開始することとなりました。大会期間中の観光案内やイベントの補助に限定しないで、気運醸成あるいは、おもてなしにかかる取り組みを、ボランティアとして広く募集しようというものです。
具体的な取り組みは、地域のおもてなしに関しては、地域の清掃や打ち水をする、まちをきれいにする活動、あるいは区内を涼しくする活動などです。気運の醸成に関しては、区で実施するいろいろなイベントの補助のほか、区内の小学校・中学校・高校のクラブ活動や部活動のメンバーを中心に、イベントでの音楽やダンスなどのパフォーマンスなどを披露する取り組みなどです。これらの取り組みについて、ボランティアの位置づけをしたいと思っています。
また、まちの美化や、区内の緑化、防犯パトロールなど、現在、このような活動をボランティアとして、みなさんに各地で行っていただいておりますが、そうした活動も大きく見れば、大会のサポートにあたるということだと思います。区全体のおもてなしとして、そのような方々も、オリンピックの期間中に限らず、早い段階から大会のボランティアとして位置づけていこうと考えたところです。
また、サポーターとなるボランティアの愛称を12月1日から公募して、区民のみなさんに親しんでもらえる、いいネーミングを探そうということになっています。
(1)すでに都市ボランティアが募集されているが、区独自のボランティアを選ぶメリットについて
【区長】
江東区の場合には、競技場がたくさんあり、みなさんが家から通えます。ボランティアをする場所は当然、区内になるわけですから、そのような意味では参加しやすいです。それから、日数等についても、何日以上などの制限がなく、もう少し緩やかにして、誰でもが参加できるようにし、後々、私たちはオリンピックのときにボランティアとしてお手伝いしたという、そのような充実感をみなさんが持っていただけるように、参加しやすいシステムを考えていきたいと思っています。
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