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更新日:2021年8月17日

定例記者会見 平成30年8月7日分

元職員の保護費返還金の着服について

 生活保護受給者から預かった保護費返還金等の着服については、昨年度、発表したとおりでございますが、その後再調査を行ったところ、新たにその職員による保護費返還金の着服が発覚いたしました。再発防止のため、第三者による調査委員会を立ち上げるなど、区民の皆様に対して信頼回復に職員一同、全力で取り組んでまいります。大変申し訳なく思い、心からおわびを申し上げる次第でございます。

WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級王者 伊藤雅雪選手(江東区出身)の活躍について

 伊藤選手は7月28日(土曜日)、アメリカで世界王座決定戦を行って、日本人としては37年ぶりに、日本ではなく外国で挑戦して世界チャンピオンになり、大変大きな快挙を成し遂げてくれました。伊藤雅雪選手は明治小学校、深川第二中学校を卒業して、現在は亀戸にあるボクシングジムで鍛えているそうでございますが、8月6日(月曜日)、私のところにチャンピオンベルトを持って挨拶に来ていただきました。チャンピオンベルトを私は初めて触りましたけれども、結構重たいものだなと驚きました。世界チャンピオンの座を守り続けてもらえたらありがたいなと思っているところでございます。

区長を表敬訪問したWBOスーパーフェザー級王者 伊藤雅雪選手(平成30年8月6日) 

区長を表敬訪問したWBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級王者 伊藤雅雪選手(平成30年8月6日)

1 区民会議「江東ワールドカフェ」の開催について

 今の江東区長期計画は、私が区長に就任した後に策定したもので、平成31年度で10年の計画期間が終了いたします。その間、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催が決まったり、人口が急増してきたり、さまざまな状況の変化がございます。そうしたことで、この長期計画を新たに見直すことにいたしました。

 今後10年間の江東区政の羅針盤となる重要な計画であるため、平成32年度から始まる新たな長期計画の策定に向けて、今年度より準備を進めております。その一環としてこのたび、区民の方々から区政へのご意見やアイデアを伺うために区民会議を開催することにいたしました。区民100名を募集し、最初は「江東ワールドカフェ」と銘打って、ワールドカフェ形式のワークショップを行います。ワールドカフェというのは、カフェのようなリラックスした雰囲気の中で、お茶やお菓子をいただきながら、本区の魅力や未来のまちづくりについて自由に話し合っていただくものであります。前回のときには「未来会議」ということで、やはり区民の方々150名にお集まりいただいて、長期計画をつくるベースをつくっていただきました。今度はワールドカフェという形式をとり、その後にワークショップを開いて、区民の方々のご意見を伺いたいと思っております。

質疑応答

(1)区民から聞きたい意見について

【区長】
我々が考えている、区役所が考えていることとは全く違った発想というものを民間の方はお持ちですから、そのような新しいものを我々は求めています。区役所の職員が考えているようなことではない、民間の方々の新しい発想やアイデアが欲しいということで考えています。こういうこと、ああいうことということは、あまり限定するつもりはありません。

2 保育従事者確保支援事業について

 平成30年4月1日時点の本区の待機児童は、国基準で76人となり、昨年と比べて246人減少いたしました。これは、積極的に施設整備とか定員増を図ったこと、あるいは無認可を認可に移行していただいたこと、そうしたことが大きな要因の一つでありますが、それと同時に、募集する人たちの数が少し減ったということも大きな要因だと思っております。

 東京都では保育士求人倍率が6倍にのぼるとも言われておりまして、どこの施設でも保育従事者を確保することが今、非常に重要で、大きな仕事になっております。保育士がいなければ、こどもの定員を100名としても半分しか預かれませんということになってしまうので、何としても保育士の確保が重要なことでございます。そのために区では、処遇改善のための補助金や宿舎の借り上げ補助などに加えて、平成28年度からは保育園就職フェアを開催して、施設への就職をバックアップしてまいりました。

 今年度は就職フェアの開催に加えて、新たに、資格を持っていても保育の仕事に従事していない、いわゆる潜在保育士の方々を対象に、区内にある有明教育芸術短期大学の協力を得て、保育園就職応援セミナーを開催いたします。有明教育芸術短期大学での2日間の講義と、区内私立保育所での3日間の現場実習を通して、最新の知識や技術を学んでいただき、現場に入る不安を解消していただくことで、区内保育園での就職につなげることが目的でございます。

 学校を卒業して保育士になった若い保育士さんも大事ですが、保育士をやっていたけど子育てとか結婚とかいろいろ家庭の事情で職を離れた方々はベテランの方々が多いわけですが、そのような方々に復帰してもらえたらありがたいと思っております。

 いずれにしましても保育士不足は本区だけじゃなく、どこも大変な状況でございます。これを解消するためには、あらゆる努力を続けていかなければいけないと考えているところでございます。

「保育園就職応援セミナー」リーフレット(平成30年9月21・22日開催) 

「保育園就職応援セミナー」リーフレット(平成30年9月21・22日開催)

質疑応答

(1)区内での就職の前提について

【区長】
やはり江東区内の保育園、私立保育園に働くというのが我々の願いであります。

(2)人数の制限について

【区長】
10名程度です。たくさんお見えになれば、それはまた何とか増やそうと思います。たくさん来てくれればこんなにありがたいことはないわけですから、たくさん来たら何とか採用できるようにしたいと思っています。

3 オリンピック・パラリンピック教育等への世界の国旗の活用について

 本区では東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、オリンピック12競技10会場、パラリンピック8競技7会場の実施が予定されており、開催への期待が大変高まっております。こどもたちがこの大会に主体的にかかわれるよう、「江東区オリンピック・パラリンピック教育推進計画」を策定し、それに基づいて小学校5年生がバスで区内の競技予定地を巡ったり、中学校の部活動にアスリート等を招いたりするなど、区独自の教育活動を行っております。

 区内でも例えばオリンピックアクアティクスセンターや有明体操競技場、有明アリーナなど、今、工事が着実に進んでおります。そのような工事現場をこどもたちに見せたいということで、有明にあるパナソニックセンター東京でオリンピック教育を受けた後、バスに乗って、工事現場を見ます。そのような体験をさせております。

 先日、オリンピックアクアティクスセンターの棟上げ、屋根が上がりました。私も行って見てきましたが、これはすごいことだと思います。あれだけの、日本で初めての工事が行われており、こどもたちが小学生のときに、東京2020大会のそのような現場を見たということは、いつまでも忘れないだろうと思います。それにより、将来オリンピック・パラリンピックに出たいと思って、スポーツに励んでもらうのもよし、建築家になりたい、ものづくりの世界に進みたい、そう思うこどもたちが増えたら、尚更いいと思っています。そこで、このような事業を今、展開しているところでございます。

 区内の全部の小・中学校、義務教育学校で行っている「世界ともだちプロジェクト」の学習や、「世界の国旗・国歌について学ぼう」の講義のとき、世界のオリンピアン・パラリンピアンとの交流等で活用することを予定しているのが、このフラッグでございます。こうしたことを今、行っているところでございます。

 東京都と東京都スポーツ文化事業団が主催となり実施しております「未来(あした)への道 1,000km縦断リレー」の際にコースの一部となる有明西学園において、世界200か国以上の国旗を、外壁に掲示してイベントを盛り上げることができました。今後も、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた教育活動のさらなる充実を目指してまいりたいと考えております。

未来(あした)への道 1,000km縦断リレーの際の有明西学園(平成30年8月6日撮影) 

未来(あした)への道 1,000km縦断リレーの際の有明西学園(平成30年8月6日撮影)

4 その他の質疑応答

  (1)防災に向けた新たな取組みについて

【区長】
水害、高潮、その他、荒川の上部からの決壊、そのようなことによって水害が起きた場合にはどうするかということには、江東区は防災課を中心に絶えず検討し、対応を図っているところでございます。防災訓練を続けたり、あるいは区民の方々にハザードマップを配ったり、また避難の方法等についても、現在、江東5区で連携しながら、対応を図っているところです。命を守る、被害を少なくするということについて、全力を挙げているところでございます。

 

(2)豊洲市場の安全宣言の受け止めについて

【区長】
東京都知事としての責任のもとに安全宣言をされたわけですから、それは粛々と我々は受けとめていくと考えています。今後はやはり、豊洲市場が開場する以上は、今まで江東区と約束した3つの条件について、しっかりとそれぞれを遂行していただきたいです。安全性については絶えず発表して、見守っていってほしいと思っていますし、地下鉄8号線の延伸についても、早く実施ができるように東京都が主導的にリードしていってほしいと思っています。また、にぎわい施設については、この前も言いましたけれども、豊洲市場が開場するまでにはどのようにするか、スケジュールも含めてきちんと提示するのが礼儀だと思います。それはきちんと守っていただきたいと考えています。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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