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更新日:2018年6月1日

定例記者会見 平成30年5月14日分

第30回江東こどもまつりの開催について

 第30回江東こどもまつりが、5月20日の日曜日に猿江恩賜公園で開催します。昨年は、過去最高の12万8,000人の方が参加していただきました。

 江東区はお子さんの多い区ですから、会場はお子さんでいっぱいになります。こどもたちが、元気に楽しく遊ぶ姿がもう何ともいえない光景です。岩手から今年も雪を持ってきて滑り台をつくる、一番人気のあるコーナーでは、こどもたちが滑って大騒ぎします。また、今年は2年後のオリンピック・パラリンピックを見据えて、スケートボードとBMXのプロの選手をお招きして、皆さんにその技を見てもらうことになっております。また、小さなお子さん向けのランバイクの体験コーナーも設けます。

江東区観光周遊マップについて

 2017年度の全国市区町村観光パンフレットの人気ランキングについて、一部の報道機関でも取り上げていただきました。コンパクトで見やすくなったということで、全国の第8位になりました。全国たくさんの市区町村がある中でも8位というのは大変なことで、23区の中ではトップです。金沢や函館など有名な観光地と肩を並べるところまで来たということは、大変うれしいことです。

 豊洲のいろいろな話題、あるいはオリンピック・パラリンピックで20競技が行われることもあり、多くの方が江東区に注目していただいているのだと思います。

1 江東ブランドWebサイトの開設・クリエイターの派遣について

 「江東ブランド」ウェブサイトの開設・クリエイターの派遣についてです。江東区は、地元江東区のすぐれた製品や技術、ものづくりを多くの方々に見てもらい、知らせて、そしてまた産業の発展につなげていきたいということで、「江東ブランド推進事業」を進めています。

 現在、32社が認定されております。東京ビッグサイトなどでいろいろなイベントや展示会が行われる際、補助金を活用して出展してもらって、多くの方々に江東区の技術や素晴らしい製品を知ってもらおうということを行っています。

 この江東ブランドのウェブサイトを開設することで、1人でも多くの方が「江東ブランド」とつながることが可能となりました。洗練された製品、受け継がれてきた技法、息づいている職人たちの声を認定企業32社分、余すことなく発信しております。これによって、企業のビジネスチャンスをサポートして、販路拡大を目指していきます。

 また、クリエイターの派遣を行います。認定企業のニーズに応じたクリエイターとのマッチングにより、新製品開発等の支援を進めていきます。クリエイターとの協働により、販路を拡大し、事業の新規展開を図っていきます。

 5月には、東京ビッグサイトで「インテリアライフスタイル」という大きな展示会があり、区の認定企業が出品する予定になっています。

 江東ブランドウェブサイト開設

「江東ブランド」ウェブサイト開設

質疑応答

(1)クリエイターのマッチング状況について

【区長】
今、いろいろなクリエイターさんに、それぞれの企業についての特徴は何か、ヒアリングしたり、交渉したりしています。企業の方からも要望されることが必要なため、企業とのマッチングがうまくいくように、準備を進めているところです。

今年度は2、3社を対象に行い、来年度あたりから数を増やしていきたいと思っています。

2 住民主体で運営する「通いの場」の拡充について

 住民主体で運営する「通いの場」の拡充について、区では「ご近所ミニデイ」事業を始めます。これは、27年度の介護保険法の改正によって自治体に義務づけられた、要支援者等を対象とする介護予防・日常生活支援総合事業のうち、住民主体による支援メニューの一つです。国が定めた事業名は、通所型サービスBという名称ですが、役所らしい名前で、何だかよくわかりません。デイサービスなど、いろいろな相談施設が江東区にたくさんありますが、それらのほかに、「ご近所ミニデイ」という愛称をつけて、29年度から4か所、ご近所で民間の方々、団体の力を借りて試験的に実施してきました。今年度より運営団体を9団体に増やしまして、本格的に実施いたします。

 区には、長寿サポートセンターが21か所ありますが、いずれそれらの地区ごとに開設していきたいと考えています。この事業を実施している住民団体に対して、区から運営費の補助として、活動1回につき、受け入れている要支援者の人数に応じて、8,000円または1万2,000円を補助していきます。また、URの団地もありますので、そうしたところの集会室も活用させていただいて、将来は21か所を開設したいと考えております。

ご近所ミニデイ

「ご近所ミニデイ」の拡充

質疑応答

(1)今後の「ご近所ミニデイ」の展開について

【区長】
区にたくさんある地区集会所のほかに、団地の集会室なども借りて、集まりやすい場所で開設していきたいと思います。

3 障害者スポーツ・アート活動への支援について

 障害者スポーツ・アートに関する経費の補助についてです。東京2020大会ついて、特にパラリンピックを成功させなければ、東京2020大会の成功はあり得ないと思っています。私もパラスポーツに力を入れていますが、今年度より障害児・者の施設におけるスポーツの体験等に関する経費や、パラリンピックを題材としたアート活動に関する経費を補助することとしました。

 区内の障害児・者の施設において、競技用具の購入、指導者の派遣や大会の開催にかかる経費などについて、上限15万円として補助します。また、アート活動に関しまして、職員提案制度で最優秀賞をとった「パラリンピックアート計画」についても、実施に向けて取り組みを進めていきたいと考えています。

質疑応答

(1)障害者スポーツを振興するための課題について

【区長】
私も東京都のスポーツ振興審議会で委員をやっていますが、早い段階から障害者スポーツについては、認知度が低いから、できるだけメディアに載せて、1人でも多くの人に障害者スポーツの素晴らしさ、頑張っている姿をアピールしてほしいということを発言してきました。おかげで、マスコミの取り上げも、今やすごく増えました。
江東区でも障害者スポーツの方々を呼んで、学校でこどもたちと交流しています。そこでこどもたちが「すごいな」という感動を覚えるわけです。そうしたことを地道に続けていくことが、今後もまだまだ必要だろうと思っています。

 

(2)職員提案制度で最優秀賞をとった「パラリンピックアート計画」で、特に区長が優れていたと思う点について

【区長】
職員提案制度では、いろいろな提案が出てきます。東京2020パラリンピックもあり、障害者に限ったアート作品について、いろいろとバックアップしたいという職員からの提案は、大変ユニークだと思います。そうしたことをやるところはありませんでしたから、私はこれは絶対必要だなということで採用させていただきました。

4 その他の質疑応答

  (1)全面開園した豊洲ぐるり公園の現在の状況と今後について

【区長】
面積が大きくて、距離も長く、景色もいい。非常にいい公園だと思うのですが、まだ豊洲とか有明のエリアの方が集っていただく程度で、旧市街地の方々は遠くて行けないという声も多いです。イベントなどを通じて、できるだけ多くの方が集っていただけるような公園にしていきたいと思っています。

 

(2)千客万来施設の状況に対する区長の見解について

【区長】
受け入れ区である江東区にとっては、長期に渡ってにぎわいが醸し出されていかなくてはなりません。その意味でもお互いの信頼関係が構築されない状況では、うまくいくか心配です。区としていろいろ条件を出して受け入れを決め、今年の10月11日の開場日も受け入れたわけですから、そうしたことに対して東京都がしっかりと約束を果たし、きちんとやるのが東京都の大きな責任です。その責任を果たしてくれるのを我々は待つしかありません。

 

(3)千客万来施設の整備に向け、東京都側も企業側も譲歩しない場合について

【区長】
築地のにぎわいを継承し、豊洲で発展させるという、千客万来施設事業の基本方針には市場本体施設と一体となって豊洲の活気を生み出そうと書いてあります。

豊洲の市場のおいしい魚介類、おいしい新鮮な野菜や果物などがすぐ食べられて、安く食べられる、とってもいいねというところで、にぎわいが生まれてくると思います。そのことを忘れてしまうと、何か大きな施設ができて、それがにぎわい施設だというのでは、私は違うんじゃないか、基本方針とずれてしまっているんじゃないかと思います。東京都も事業者も、千客万来施設の基本方針にもう一度立ち返って検討をすべきだと思います。

 

(4)千客万来施設の整備に対し、区として具体的なアクションを起こす予定について

【区長】
それはこれから考えますが、やはり区民の意見を聞き、また、議会のご意向も聞きながら進めていかなければならない立場ですから、今後の動きをしっかり見ていきたいと思います。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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