令和4年4月21日号(こうとう区報)テキスト版6面
都市計画マスタープラン2022
区では、社会情勢の変化や課題に対応し、区民の皆さんとともに持続的に発展するまちを目指すため、「江東区都市計画マスタープラン2022」を策定しました。
策定にあたり、パブリックコメント(意見募集)を行い、213人の方から272件の意見が寄せられました。
[計画の閲覧場所(4月25日(月曜日)から)]区ホームページ、都市計画課(区役所5階21番)、こうとう情報ステーション(区役所2階)、各図書館(こうとう情報ステーション、都市計画課で1部1,200円で頒布)
計画の概要
[重点戦略]
早期の実現に向けて取り組むべき重要なまちづくり政策である「地下鉄8号線延伸のまちづくり」「未来の臨海部のまちづくり」「浸水対応型のまちづくり」を重点戦略として位置付け、対応する将来都市構造の「軸」「ゾーン」「拠点」の形成に向けて取り組みを強化していきます。
[将来都市像と目指すべき江東区のまちの姿]
今後20年を見据えたまちづくりを進めるため、将来都市像を「持続的に発展する共生都市」と設定し、将来都市像を構成する5つの目指すべき江東区のまちの姿を示します。
1.災害や環境変化などに対する回復力の高い持続可能なまち
2.水辺と緑に彩られ、快適で心豊かな生活が享受できるまち
3.多様な人が住みやすく、健康に生き生きと暮らせるまち
4.交流・活動によるにぎわいが絶えず、成長し続けるまち
5.区民の力で新たな価値を創造し、未来に発信するまち
[テーマ別まちづくり方針]
目指すべき江東区のまちの姿の実現に向け、8つのまちづくりのテーマを設定し、テーマごとにまちづくり方針を示します。
- テーマ1(安全・安心部門)
緊急時にも適時的確に対応する回復力の高い都市
- テーマ2(環境部門)
地球温暖化対策に対応する脱炭素都市
- テーマ3(水辺と緑部門)
水辺と緑に彩られ交流と活力を生み出す快適な都市
- テーマ4(住環境部門)
多様な暮らしを育む定住都市
- テーマ5(健康・スポーツ部門)
誰でも生き生きと暮らせる健康都市
- テーマ6(道路・交通部門)
快適に移動できるネットワーク都市
- テーマ7(観光・交流部門)
自然や文化、地域資源が織りなす観光・交流都市
- テーマ8(景観部門)
みんなでつくる美しいまち並みを次世代に継承する都市
[地区別まちづくり方針]
地区別まちづくり方針では、これまで行政を中心に進められてきた拠点のまちづくりおよびテーマ別のまちづくりを土台とし、地域主体のまちづくりに向け、地域住民等が中心となって進める「エリアまちづくり」を展開していきます。
[計画の実現に向けて]
将来都市像の実現に向けた関連施策の展開を促すため、まちづくりの成果管理と進行管理のあり方を示します。
パブリックコメントで寄せられた主な意見と区の考え方(抜粋)
- 南北都市軸について、地下鉄駅を拠点とした各地区別に特徴のある開発を行うべき。
[区の考え方]南北都市軸については、第2章において、「文化・歴史などが特徴的な深川地域と城東地域と、大規模開発などが進展している南部地域の新たな市街地の連携を強化し、区の均衡ある発展を図る新たな都市空間として育成する。」との方針を示しており、南北都市軸上の各拠点の方針と合わせ、地域特性を踏まえたまちづくりを進めます。
- 湾岸部に位置している江東区の独特の強みを活かして、回遊性の高い水辺と緑のネットワークの形成を推進してほしい。
[区の考え方]水辺・潮風の散歩道整備などによる水彩軸の形成を図るとともに、道路等の緑化空間の整備や保全により、回遊性の高い水辺と緑のネットワークの形成を推進します。
【問合先】都市計画課都市計画担当☎3647-9439、℻3647-9009
一般廃棄物処理基本計画
区では、ごみの減量や一般廃棄物の適正処理等を定めた、「江東区一般廃棄物処理基本計画」を改定しました。
改定にあたり、パブリックコメント(意見募集)を行い、106人の方から177件の意見が寄せられました。
[計画の閲覧場所]区ホームページ、清掃リサイクル課(区役所隣防災センター6階6番)、こうとう情報ステーション(区役所2階)、清掃事務所(潮見1-29-7)、各図書館
基本理念・基本方針と目標
「持続可能な資源循環型地域社会の形成」を基本理念とし、次の基本方針を定めています。
1.区民・事業者・区の情報共有と連携の強化
2.リフューズ・リデュース・リユース・リペアの推進
3.環境負荷低減効果を考慮したリサイクルの推進
4.安全・安心なごみの適正処理
また、一人ひとりの意識や行動を変えていくことが大切であることから「もったいない、一人ひとりの行動が、地球を守る、未来を変える」をスローガンに掲げ、ごみ減量をより一層推進するため、次のような目標値を設定しました。
[区民1人当たり1日の資源・ごみの発生量(g/人日)]
令和2年度:656g/人日→令和13年度:561g/人日
[区民1人当たり1日の区収集ごみ量(g/人日)]
令和2年度:480g/人日→令和13年度:391g/人日
[資源化率]
令和2年度:27.2%→令和13年度:30.7%
[大規模建築物事業者の再利用率]
令和2年度:71.73%→令和13年度:74.70%
パブリックコメントで寄せられた主な意見と区の考え方(抜粋)
- 情報共有については、インターネット、スマートフォンなどを利用してはいかがか。
[区の考え方]区では、ホームページや「資源・ごみ分別アプリ」でリサイクルに関する情報を随時発信しています。区民のライフスタイルはさまざまであり、利用する情報媒体も、個々人によって異なりますので、区では多様な媒体を用いた普及啓発に努めていきます。
- プラごみは、なくすことは難しく、現状はマイクロプラスチックなど処理しきれない状況かと思う。
[区の考え方]プラスチックは生活に密着しており、すぐにすべてなくすことは現実的ではありません。一方で、過剰包装にみられるように、本当に必要かどうか疑わしいプラスチックもたくさんあります。これらの不要なプラスチックを一人ひとりの努力で減らしていくことが大切です。
【問合先】清掃リサイクル課清掃リサイクル係☎3647-9181、℻5617-5737
災害廃棄物処理計画
区では、災害時に発生する災害廃棄物を適正かつ円滑に処理するために、「江東区災害廃棄物処理計画」を策定しました。
策定にあたり、パブリックコメント(意見募集)を行い、33人の方から43件の意見が寄せられました。
[計画の閲覧場所]区ホームページ、清掃リサイクル課(区役所隣防災センター6階6番)、こうとう情報ステーション(区役所2階)、清掃事務所(潮見1-29-7)、各図書館
計画の目的
「江東区災害廃棄物処理計画」は、平常時の備えや発災時の状況に即した対応などの基本的な事項を定めることで、災害時に発生する災害廃棄物を適正かつ円滑に処理することを目的としています。
パブリックコメントで寄せられた主な意見と区の考え方(抜粋)
- 災害時に速やかに仮置場を、場所や分別等が一目でわかるように設置して、告知してほしい。
[区の考え方]発災後に速やかに仮置場を開設・周知するために、平常時に仮置場候補地やレイアウトの検討、チラシ等の広報物の作成を行っていきます。
- 災害時におけるリサイクル業者の確保はどのように対策しているのか。
[区の考え方]区では災害廃棄物の処理に関する協定を締結しています。また、広域処理を行う場合の連携体制についても、本計画に掲載しています。
【問合先】清掃リサイクル課清掃リサイクル係☎3647-9181、℻5617-5737
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