みんなで知ろう失語症のこと 第1回
第1回失語症ってどんな障害?
皆さんは、失語症という言葉を知っていますか。
厚生労働省の調査によると、失語症の方は全国に50万人いるといわれています。また、平成28年度には、障害者総合支援法に支援が必要な障害として明記され、失語症の方に対する支援の動きが高まっています。
今回は、失語症とはどんな障害なのかについて紹介していきます。
失語症はどんな障害?
失語症とは、脳卒中などの病気や事故が原因で、脳の中でも言葉をつかさどる領域に損傷を受けて、「話す」「聴く」「読む」「書く」といったことが不自由になる障害です。脳損傷による後遺症のため誰にでも起こりうる障害です。
「失語」という名称から、言葉が話せなくなると思われがちですが、言葉に関する機能全般に障害が起こります。
どんな症状?
- 聞こえているのに言葉の意味がわからない
- 言いたい言葉が出てこない、言い誤ってしまう
- 文字を思い出せない、誤ってしまう
- 文字や文章の意味がわからない
ただし、障害の現れ方や度合いは、一人ひとり異なります。また、継続して適切なリハビリ訓練を受けることで、症状の改善も見込めます。
失語症の理解を深めよう
失語症の方は、外見からでは障害があることがわかりにくく、日常生活で不自由となる場面があっても、コミュニケーションの困難さを周囲に伝えることが難しい障害です。このコラムをきっかけに失語症についての理解や関心を深めていきましょう。
【問合先】障害者施策課施策推進係 電話:3647-4749、Fax:3699-0329
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