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更新日:2022年7月14日
気温が30℃を超える日が出てきました。熱中症は、急に気温が上昇して蒸し暑い日に起こりやすく、屋外だけでなく屋内でも発生します。特に高齢者や幼児は、暑さに対する体温調節機能や発汗反応が十分ではなく、体に熱がこもりやすくなるため特に注意が必要です。熱中症は予防すれば防ぐことができますので、正しい知識をもち、適切に熱中症予防を行ってください。
水分・塩分の補給
のどの渇きを感じなくても、こまめに水分を補給しましょう。
汗や尿の量が、普段より少なくなったり、尿の色が濃くなったらご注意ください。
熱中症になりにくい住まいの工夫
冷房や扇風機を適度に使い、室温の上昇を抑えましょう。
すだれ、打ち水、遮光カーテン等を使い、日差しを遮って室温を上がりにくくしましょう。
体調に合わせた対策
こまめに体温を測定し、保冷剤、氷、冷たいタオルなどで体の冷却を行いましょう。
通気性がよく、吸湿、速乾機能の高い衣服を着用しましょう。
外出時の心がけ
日傘や帽子を活用しましょう。
長時間の行動はせず、風通しの良い日陰等でこまめに休憩を取りましょう。
できるだけ、日中の外出は控えましょう。
熱中症とは、高温多湿の時に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体内に熱がたまり、多量の発汗、めまい、吐き気、倦怠感などの症状が現れることをいいます。けいれんや意識障害をおこし、重症になることもあります。
軽度な症状でも、急激に重症化することもありますので、熱中症になったときは、適切な応急処置が重要です。
程度 |
症状 |
対処方法 |
---|---|---|
重症度1. | めまい、立ちくらみなど体に異常があったとき ◆筋肉のこむら返りがある(痛い) ◆汗を拭いても拭いても出てくる |
1. まず、涼しい場所に行き、衣服(衣類)をゆるめる 2. 体などに水をかけたり、濡れタオルをあててあおぐなどして体を冷やす (太い血管のある脇の下、首、足の付け根・股の間を冷やす) 3. 水分、塩分を補給する(スポーツドリンク、濃度0.1~0.2の食塩水など) |
重症度2. | 頭ががんがんする(頭痛) ◆吐き気がする・吐く ◆体がだるい(倦怠感) |
1. まず、涼しい場所に行き、衣服(衣類)をゆるめる 2. 体などに水をかけたり、濡れタオルをあててあおぐなどして体を冷やす 3. 足を高くして休む 4. 水分、塩分を補給する ※自分で水分、塩分を補給できなければすぐに病院へ |
重症度3. | 意識がない ◆体がひきつる(けいれん) ◆呼びかけに対し、返事がおかしい ◆まっすぐに歩けない、走れない ◆体温が高い |
1.すぐに救急隊を要請する 2.救急隊が来るまでに涼しい場所に行き、衣服(衣類)をゆるめる 3.体などに水をかけたり、濡れタオルをあててあおぐなどして体を冷やす |
「救急車を読んだ方がよい?」
「すぐに病院に行った方がよい?」
☆迷ったときは「♯7119」へお電話を!
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