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更新日:2017年1月19日
震度7という大きな地震が熊本地方を襲ったわけでして、それから初めての記者会見ですので、熊本の皆さんに心からお見舞いを申し上げたいと思います。
江東区は、すぐに支援物資をトラック一杯に積んで現地に派遣させていただきましたし、また東京都や区長会と連携して、被災した建物の危険度判定をする職員を派遣しました。さらに、り災証明を担当する職員も現地に派遣してお手伝いさせていただきましたが、まだ地震が続いており、何とか早く地震だけでも治まらないかと、一日も早く復興に立ち向かえるように願うのであります。また、区民の皆さんにはいつ何時、災害が起こるか分かりませんので、絶えずご自身の安全のために家具転倒防止や備蓄食料・水など、少なくともそのようなものを蓄えてほしいと思います。
2020年東京パラリンピックに向けて、今度の2016年リオデジャネイロパラリンピックなどの世界大会に出場する区内在住の選手に対して、遠征費を補助することにより選手の負担を軽減し、江東区民のパラリンピアン輩出の促進を図っていきます。
本区はパラリンピックにおいても、多くの競技が区内で実施され、今のところ7種目が実施される予定で、大会の中心地となります。これまでも区は、障害者スポーツの振興やパラリンピックの開催気運を盛り上げるため、「水彩都市・江東」の特色を活かしたスポーツとしてカヌー競技に力を入れて普及に努めてきました。そして、区内出身の選手がパラリンピックに出場できるよう、地域の方々と一緒になって力をあわせて応援してまいりました。現在、瀬立モニカさんと諏訪正晃さんの二人が、ドイツで世界選手権大会に出場しています。今朝4時頃、諏訪さんから私の携帯電話に「予選通過して決勝に進出しました」と連絡がありました。瀬立さんは何とか決勝に進出できそう、とのことで、まだ詳しい情報が入ってきていないのでご報告できませんが、なかなか簡単には世界大会で優勝するところまではタイムとしても苦しいかなという感じはあります。しかし、選手たちは一生懸命やっているので、その選手たちが東京パラリンピックで何とかメダルが獲れるところまで育てていきたい、応援していきたいと思っています。これらの選手たちを安心して競技大会などに派遣するには、障害者の場合には介助者や帯同者が必要となり、海外に行く場合には費用も大変かかります。カヌー運搬費などもありますので、区内在住の選手に対して交通費・宿泊費、あるいは機材を運搬する費用、そのような大会遠征費用の一部を補助します。
今後も区を上げて、区内出身選手がパラリンピックに出場して、金メダルに挑戦する夢を応援していきますので、どうぞマスコミのみなさんもパラリンピアンもできるだけアピールしていただいて、そして多くの人に障害者スポーツを理解してもらうようにご協力をお願いしたいと思います。
パラカヌー・瀬立モニカ選手
区は、いじめ、不登校、児童虐待など、こどもたちを取り巻く問題は、健全育成を進める上で、大きな課題となっています。
そこで江東区では、問題を抱えたこどもたちを取り巻く環境に働きかけ、家庭、学校、こども家庭支援センターや児童相談所等の地域の関係機関等をつなぎ、問題の解決に向けて支援する社会福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカーを平成26年度より教育委員会事務局内に配置し、活用しております。問題 妊娠期から専門職が関わり、子育て家庭への支援を切れ目なく行う「妊娠出産支援事業」、愛称「ゆりかご・江東事業」を4月より開始しました。
区内4か所の保健相談所で保健師等の専門職が全ての妊婦へ面接する妊婦面接事業では、4月開始以降、1か月で既に520人を超える妊婦さんが相談所を訪れています。面接した方全員に、江東区でお子さんを産み育てるご家庭への応援の気持ちを込めて、出産や育児に役立てていただける江東区をイメージした「育児支援グッズ」を面接時と出産後の2回贈呈します。
また6月からは、出産後に家族等から支援が受けられず、心身の不調や育児不安等が認められる母子を対象として、産後ケア事業を実施してまいります。産後ケア事業は、区内産科医療機関等において、母子への心身のケア等、必要な支援を行うとともに、宿泊による休養の機会を提供する「宿泊型産後ケア」、同様のサービスを日帰りで提供する「日帰り型産後ケア」、そして乳房トラブル解決を目的とした「乳房ケア」の3種類のサービスがあります。
妊婦面接や、産後ケアサービスの利用において個別のケアが必要と判断した場合には、個別支援プランを作成して、安心して出産・育児ができるよう必要な支援を継続して行っていくこととしています。「ゆりかご・江東事業」を通じ、区で子育てする全ての家庭の健康の維持増進を図ってまいります。
専門職との面接(イメージ)
区は、いじめ、不登校、児童虐待など、こどもたちを取り巻く問題は、健全育成を進める上で、大きな課題となっています。
そこで江東区では、問題を抱えたこどもたちを取り巻く環境に働きかけ、家庭、学校、こども家庭支援センターや児童相談所等の地域の関係機関等をつなぎ、問題の解決に向けて支援する社会福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカーを平成26年度より教育委員会事務局内に配置し、活用しております。問題への確かな対応を図るために、平成27年度には、さらに1名を増員いたしました。
しかしながら、江東区では人口の増加に伴い、こどもたちの数も増えており、こどもたちが抱える問題も増えてくることが予想されますし、年々その問題も困難化、複雑化してきていることから、今年度はさらにスクールソーシャルワーカーを1名増員しました。
また、スクールソーシャルワーカーの増員に加え、問題の早期発見・早期対応を図るため、区立幼稚園、小・中学校、全88校園を定期的に巡回する、巡回訪問を今年度より実施することといたしました。訪問は今月から実施いたしますが、全校・全園を年間最低でも2~3回巡回し、問題が小さいうちに適切な対応ができるよう、積極的な支援を行ってまいります。
区は、外国人区民の方に対してきめ細やかなサービスを提供するため、子育て支援課及び医療保険課窓口において、4月1日よりインターネットを活用したクラウド型のビデオ通訳サービスを開始しました。
このサービスの特徴は、英語や中国語などの5か国語に対応し、通訳オペレーターと外国人区民の方、区職員との3者による通訳がリアルタイムで可能なことです。通訳オペレーターは事前に研修を受けているため、専門用語なども適切に通訳しており、円滑な窓口対応に繋がっています。
また、タブレット端末に内蔵されたカメラを利用して、申請書類の翻訳にも対応いたします。
サービスの開始により、受付窓口での対応時間が短縮し、説明、案内の質も向上しております。外国人区民の方も、言葉が通じることの安心感から、サービスに満足していただいております。
タブレット端末を通じての通訳クラウド(ビデオ通訳)サービス
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