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更新日:2017年1月19日
豊洲市場の地下に空洞があるという発表があって、私もびっくりしました。もともと豊洲の受け入れについて、江東区は一つ目に土壌汚染対策の確実な実施、二つ目は総合的な交通対策、三つ目はにぎわい施設の併設、という三点を都に要求して、それなりに協議をし続けてきたわけです。
にぎわい施設についてはご存じのとおり、事業者の撤退によって2年ほど遅れるということで、これについては我慢するしかなかったわけです。しかし、2年後にはオープンして欲しいという要望もいたしたところであります。
交通対策についても、基本的には地下鉄8号線(豊洲-住吉間)を東京都も全面的に協力しますという約束はしていただいたんですが、その後、大きな進展はなかったです。
それから、土壌汚染対策の確実な実施ということについて、これは出来ていると思っていたら、そうでないような状況になっています。ですから、我々が言っていたことがきちんと成し遂げられてきていないという点では、非常に不信感を抱いております。地下室があっても、汚染があがってこないことや、大丈夫ですと、きちんとしたその検証がなされないと、それこそオープンできないと思います。いずれにしても、まだこの地下の空間についての説明は何もありませんから、こちらから何を言うということでもございませんが、現在、私が感じていることを今申し述べたところでございます。
江東区ゆかりの選手が大変活躍してくれました。
陸上では、区立深川第三中学校の陸上部出身のケンブリッジ飛鳥選手が銀メダルを獲りました。これは大変な感動を与えてくれて、私だけではなく区民のみなさんがパブリックビューイングでも大変盛り上がりました。
また、バドミントンでは豊洲1丁目の日本ユニシスに所属する女子ダブルス・高橋選手と松友選手のタカマツペアが金メダル、女子シングルスの奥原選手は銅メダルを獲ってくれました。ですから、江東区として金・銀・銅メダルが3つそろってくれました。大変嬉しく思っています。他の4人は全員5位以内ですから、バドミントンは大変な活躍をしてくれました。
区立東陽小学校卒業の女子バスケットボールの吉田亜沙美選手も、アシスト王を獲ったようです。メダルは獲れませんでしたが決勝トーナメントまで進出してくれました。
ルネサンス亀戸所属の水泳・池江璃花子選手は、泳ぐたびに日本記録を出してくれて、メダルは獲れませんでしたが、よくぞ頑張ってくれたなと思います。
コマツの永代道場で稽古している柔道女子63キロ級の田代選手も、準決勝進出というところまでいきました。
パラリンピックは今夜、瀬立モニカ選手が予選と準決勝です。予選を通過すれば準決勝、明日が決勝です。今夜9時頃、楽しみに待っています。
リオデジャネイロ・パラリンピック カヌー日本代表・瀬立モニカ選手
現在、大きな課題となっている待機児童の問題、これについては施設をつくることもそうですが、保育士の確保というのが大きな問題になっていることはご存知のとおりでございます。この保育従事者の定着のために、区でも保育士の給与の引き上げや宿舎の借上げ補助などを実施しておりますけれども、今回、保育従事者の雇用を支援する事業を実施したいと思っています。
一つは「(仮称)保育園就職フェア in KOTO」と題しまして、潜在保育士と言われる方を対象にイベントを開催します。就職セミナーの開催や相談コーナー、区内保育施設による出展ブースを設置します。結婚や育児などを理由に保育園を退職された方が、再就職への不安や疑問を解消し、保育施設で安心して働くきっかけとなることを目的としまして、来年2月中旬に、会場は江東区文化センターで行います。もし、それで江東区内の保育施設に勤務することになったら、区から区内共通商品券をプレゼントしたいと思っています。
もう一つは、保育士の就職を支援するパンフレットを作成します。これは主に区外や地方の方々に向けてです。区がバックアップしていると示すためにも、区がパンフレットを作成して、それを求人するときの資料として使ってもらおうと思っています。保育園ご自身のパンフレットは園のことしか書いてないでしょうから、江東区の環境や交通の便など、いろいろな魅力を書いてあげることによって、江東区の保育園に勤めようという方が増えればいいなと思っています。
国では、新3本の矢の1つである「安心につながる社会保障」で、介護離職ゼロを掲げております。その実現に向けた取り組みの一つとして、介護ロボットの導入促進や効果的な活用方法の検討を進めることとしています。区では、介護従事者の負担軽減を図る取り組みが推進されるよう、介護ロボットの導入を希望する介護サービス提供事業者に対して支援を行います。
介護ロボットの対象としては、日常生活支援における移乗介護(介護対象者のベッド等への乗り移りを支援)、移動支援、排泄支援、見守り、入浴支援のいずれかによるものなどを要件として、区では、移乗介護及び見守りに係る介護ロボットの導入を進めていきます。補助内容は、区として1事業者あたり92万7,000円、介護ロボットを購入する費用を補助します。これを導入することで、職員のみなさんの身体的な負担を軽減することになるし、介護ロボットがあれば離職者が減るだろうと思っています。また、見守りによる安全・安心な介護現場の実現に効果があると考えており、今年度中の導入に向けて、国や事業所等と協議を進めていきたいと思っています。
介護ロボット(イメージ)
切れた蛍光管や使えなくなった乾電池は、これまで電器屋やスーパー、区の公共施設など、区内の拠点に持ってきてもらっていました。区内には9千数百か所の集積所があります。ごみを通常出すその集積所に、蛍光管も乾電池も一緒に出してもらう。そこで分別回収をします。蛍光管は年間約10トンだった回収量を40トン程度に、乾電池は年間約16トンだった回収量が50トン程度になると見込んでいます。
また、中身の残ったスプレー缶やライターによって年1回程度、ごみ収集車の火災が発生しています。非常に危険ということで、これについても集積所で回収することになります。さらに、水銀体温計や水銀血圧計についても分別して出していただくことになります。これまで率先して適正処理とリサイクルをやってまいりましたが、今後も安全で持続可能な循環型社会を目指して取り組んでいきたいと思っています。
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