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更新日:2017年1月19日

定例記者会見 平成27年7月7日分

1.江東区人口50万人突破について

本区は、6月12日に、人口50万人を突破しました。
昭和32年に30万人、平成14年に40万人となり、今年50万人を突破しました。
平成9年以降、江東区の人口は、毎年、増加を続け、この5年間でおよそ3万人も増加しております。
特にこの5年間は、南部地区・ベイエリアの人口が増えていることが特徴で、豊洲地区は約19,000人、2割増となっています。
人口50万人突破をお祝いし、6月12日に出生届を出された赤ちゃんに記念品として、区の観光キャラクターである「コトミちゃん」のぬいぐるみと証明書を私がお届けいたしました。家族みんなに同席していただき、かわいい赤ちゃんの顔に心が和みました。非常に嬉しかったです。
本区は、こうしたこども達に対しても、江東区に住んでいてよかった、江東区に生まれてよかったと思ってもらえるようなまちづくりを進めていきたいと思っております。

50万人突破のお祝いの様子

50万人突破のお祝いの様子

2.東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた東京都等への要望について

本年6月に「江東区オリンピック・パラリンピックまちづくり基本計画」を策定しました。
オリンピック・パラリンピックによってもたらされる、「スポーツ・健康」、「まちづくり・持続可能性」、「文化・教育」、「経済・テクノロジー」などのレガシーを次の世代に残していくために、しっかりとした計画を作り、それを国、東京都、民間事業者などと連携しながら、まちづくりを進めることが重要だと考えております。
今回は、昨年7月に東京都などに要望した施設設計に先立つ提案に次ぐ、第二弾を東京都などに要望していく予定です。内容は、まちづくりの効果を区内全域で展開していくことに資する南北交通の強化です。具体的には「地下鉄8号線の延伸」や「水上交通ネットワークの強化」などです。また、「自転車利用環境の整備・充実」、競技場敷地にこどもの遊び場確保を含めた「だれもが迷わず、円滑な利用ができる施設づくり」、「競技場と公園を連携させたオリンピックパークの整備」、「カヌー場等の水辺レジャー・レクリエーション施設の整備」など、合計14項目を要望します。
今後は施設整備、環境整備のみならず5年後に向けて、ソフトの面で、例えばボランティアはどうするのか?安全管理はどうするのか?バリアフリーはどうするのか?など、そういった運営面についてもこれから検討していきたいと思っております。

オリンピックパーク(イメージ図)

オリンピックパーク(イメージ図)

3.「聞かせて!あなたのオリンピック・パラリンピック こども編」の開催について

もう一つのオリンピックに関する話題ですが「聞かせて!あなたのオリンピック・パラリンピック こども編」を開催します。
昨年、区民の皆さんのアイデアを聞くイベント「聞かせて!あなたのオリンピック・パラリンピック」を4回行いました。約1200人を超す人たちが来てくれまして、私も区の幹部職員、区議会議員も皆さんのご意見を直接伺う聞く機会を作りました。約1700のいろいろな意見や要望、ご提案をいただきまして、それがこれからのオリンピックにとっての機運醸成のみならず、いろんなアイディアでオリンピックを盛り上げていくことに繋がると思います。
今度は、オリンピック開会式のちょうど5年前にあたる7月24日に、「聞かせて!あなたのオリンピック・パラリンピック こども編」を開催いたします。
小学生を中心にお集まりいただいて、こどもたちの意見、要望やアイデアを聴きたいと思っております。この日のイベントとしては、カヌー競技でパラリンピック代表を目指して頑張っている区内在住の高校生、瀬立モニカさんをお呼びして、お話しをしてもらうのと、バレーボールの選手で世界最強セッターと呼ばれたロンドンオリンピック女子バレーボール銅メダリストの竹下佳江さんにお越しいただき、こどもたちにお話ししてもらいます。
さらに、こどもたちが紙に描いた夢やアイデアをタイムカプセルに入れて、区役所前の敷地に埋設いたします。5年後オリンピックの始まる時に開いて、夢やアイデアを、こどもたちにまた見てもらったら楽しいなと思っております。

児童らがアイデアや夢を発表しました(当日の様子)

児童らがアイデアや夢を発表しました(当日の様子)

4.こうとうゆーすてっぷ(ひきこもり等支援事業)

近年、ニートやひきこもりなどで社会生活に困難を抱える若者の増加が問題となっています。内閣府が行った調査によると15歳から39歳の人口当たりのひきこもりの割合は1.79%で、本区にはおよそ3000人いると推定されます。急速に人口が増加するなか、将来を担う若い世代へのサポートを強化することは、重要な課題であり、こども・若者の育成支援を行うことは区が負う責務と考えております。
このような情勢をふまえて、本区では青少年センターを拠点として、社会的に困難を抱える若者に対する支援事業「こうとうゆーすてっぷ」を開始致しました。これは、ひきこもりの当事者及び保護者との個別相談のほか、本人のための居場所運営や保護者・支援者向けの講演会・交流会など、総合的なプログラムを行う事業です。
実績としては、昨年度、試行的に年15回の相談会を実施し、延べ65件の相談がありました。今年度からは本格的に事業を開始し、実施回数も年30回と拡充を図っています。相談会は、毎回、ほぼ定員に近い相談が寄せられています。なかには、家族からの相談から本人が直接、相談会に訪れるようになったケースや就職活動セミナーに参加してみようと意欲を持たれた方など、一歩前進した例もありました。
こうした事業は、すぐに効果があらわれるわけではありません。しっかり地道にこつこつとやっていきたいと思います。
今後も、積極的に生きづらさを抱える若者に支援の手を差し伸べてまいります。保健所など関係部署・機関との連携を密にし、この事業をさらに充実させ、自立・社会参加支援を図ってまいります。将来を担う若者が一人でも多く自分自身の力で社会生活を送れるよう、全力でサポートしてまいります。

5.その他質疑応答

  1. 東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた都への要望書はいつ提出するのか?
    【区長】
    今回の要望は、7月中に持っていきます(7月29日に提出)。前回の提案については、まだ実質的にOKがでているものはございません。地道にやっていきます。
  2. 中央防波堤の帰属問題について、進捗状況や今後の見通しについて
    【区長】
    これまでも事務レベルでいろいろ話し合ってきましたが、平行線でして、トップ会談しかないなと思っています。松原太田区長と区長会で会った時にお話ししようと思っています。都議会時代、大学も一緒でしたから仲がいいのです。決して二人は争っているわけじゃないので、よく話し合えば糸口が見つかるだろうと思っています。
    また、オリンピック開催の機会を逃してしまうといつまでたっても決まらず、10年20年延びてしまう恐れもある。ですからオリンピック前には、きちんと決めたいなと私は思っておりまして、そのことを松原区長にお話しをして、最終的に東京都の裁定を仰ぐかどうかも含めて話合いをしたいと思います。
  3. 豊洲新市場のにぎわい施設再公募についてどんな施設にしてほしいか?
    【区長】
    食にかかわる場外市場も含めた賑わいを豊洲に一緒に持ってきてほしいというのが私の考え方でした。今後の公募についても、現在の築地の場外が新しくなったような形で来てほしいと思っています。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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