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更新日:2017年7月1日
6月22日、私は区議会議長と東京都庁で大田区の松原区長にお会いし、中央防波堤埋立地の帰属問題の解決に向けて話をしました。
本区と大田区は互いに100%の帰属を主張しており、昨年4月から事務方の協議を重ねて、両区の主張・反論を展開し、双方の主張内容に理解を深めて論点整理を行ってきました。
中央防波堤埋立地は、ごみ問題による江東区民の負担と犠牲のうえに造成されたものであることから、全部が本区へ帰属されることが当然と考えます。
しかし、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会前までの解決を図るため、今回の会談で東京都へ自治紛争調停を申請することで両区の意見が一致しました。
全島帰属を主張する本区としては、たとえ一坪たりとも大田区へ行くことは断腸の思いです。しかし両区が互いに我慢する、譲り合うと腹をくくらなければなりません。
調停を申請すると両区に一定の割合が示されます。それを受け入れることは辛く苦しい思いが私にはあります。
過去にも帰属問題を自治紛争調停により解決したことがあります。
現在、多くの人でにぎわう青海、台場地区の13号埋立地ですが、江東区、港区、品川区が帰属を譲らず、昭和57年に東京都の調停により、江東区7割、港区2割、品川区1割で決着しました。
今後の具体的な対応等に関しては、区議会とご相談のうえ、検討してまいりますが、調停申請を行った場合には両区で足並みを揃えた対応が不可欠です。
本区の長年に渡る最重要課題を、区民・議会・行政が一丸となって、早期解決に向け全力で取り組んでまいります。
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