令和7年6月1日号（こうとう区報）テキスト版8面

介護保険負担限度額認定証　申請、更新をお忘れなく

特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護医療院・ショートステイ利用時の居住費（滞在費）と食費について、所得の低い世帯の方の負担を軽減する制度があります。

【対象】次の2点を満たす方

• 本人、本人が属する世帯の世帯員や配偶者（別世帯、事実婚含む）の令和7年度住民税が非課税である
• 預貯金などの資産が一定額以下である

（注釈）詳細は区ホームページをご覧ください

認定証発行には申請が必要です

［必要書類］

• 申請書と同意書　介護保険課給付係窓口（区役所3階2番）、区ホームページから入手可。　（注釈）現在有効の負担限度額認定証をお持ちの方には、6月中旬に発送予定
• 本人と配偶者が所有するすべての通帳のコピー（氏名・支店名・口座番号のページ、普通預金は直近3か月分のページ、定期預金は現在の取引がわかるページ（取引がない場合も未記入の最初のページが必要））
• 有価証券、投資信託等の資産の金額がわかる資料
• 非課税証明書　（注釈）令和7年1月1日現在、江東区に住民票がない方で、マイナンバーを活用した情報連携による情報の確認ができない場合

［申請方法］必要書類を〒135-8383 区役所介護保険課給付係へ郵送・窓口で

判定結果は後日通知

判定の結果、該当者には「介護保険負担限度額認定証」を送付します。施設を利用する際に認定証を提示することで、下表のとおり軽減されます。認定証の有効期間は8月1日（金曜日）～令和8年7月31日（金曜日）です。

【問い合わせ】介護保険課給付係

電話：03-3647-9498、Fax：03-3647-9466

利用者負担段階と負担限度額（日額）

居住費（滞在費）

利用者負担段階	対象者 （注釈1）	多床室	従来型個室 （注釈2）	ユニット型個室的多床室	ユニット型個室
第1段階	生活保護受給者 老齢福祉年金受給者	0円	550円 （380円）	550円	880円
第2段階	課税、非課税年金収入額とその他の合計所得の合計が80万円 （令和7年8月以降は80万9千円）以下の方	430円	550円 （480円）	550円	880円
第3段階（1）	課税、非課税年金収入額とその他の合計所得の合計が80万円 （令和7年8月以降は80万9千円）超120万円以下の方	430円	1,370円 （880円）	1,370円	1,370円
第3段階（2）	課税、非課税年金収入額とその他の合計所得の合計が120万円超の方	430円	1,370円 （880円）	1,370円	1,370円
第4段階	負担限度額対象外	各施設が定めた費用	各施設が定めた費用	各施設が定めた費用	各施設が定めた費用

（注釈1）第1段階～第3段階（2）までは、本文の【対象】の2点を満たすことが必要
（注釈2）（　）は特別養護老人ホーム、またはショートステイ

食費

利用者負担段階	対象者 （注釈1）	施設サービス	短期入所サービス
第1段階	生活保護受給者　老齢福祉年金受給者	300円	300円
第2段階	課税、非課税年金収入額とその他の合計所得の合計が80万円 （令和7年8月以降は80万9千円）以下の方	390円	600円
第3段階（1）	課税、非課税年金収入額とその他の合計所得の合計が80万円 （令和7年8月以降は80万9千円）超120万円以下の方	650円	1,000円
第3段階（2）	課税、非課税年金収入額とその他の合計所得の合計が120万円超の方	1,360円	1,300円
第4段階	負担限度額対象外	各施設が定めた費用	各施設が定めた費用

（注釈1）第1段階～第3段階（2）までは、本文の【対象】の2点を満たすことが必要
（注釈2）（　）は特別養護老人ホーム、またはショートステイ

介護保険料が決定　65歳以上の方に通知　6月11日（水曜日）から順次発送

65歳以上の方に、令和7年度「介護保険料額決定通知書」を6月11日（水曜日）から順次発送します。介護保険料額は前年の所得等に基づいて決定します。

保険料の納付方法は2通り

特別徴収

年金差し引きで納める方法です。老齢年金や遺族年金等を年額18万円以上受給されている方が対象です。

普通徴収

65歳になったばかりの方、他の区市町村から転入されたばかりの方、または特別徴収の対象にならない方が、口座振替や納付書により納める方法です。1年分の納付書（6月分～翌年3月分）をお送りしていますので、各月の末日までに、お支払いください。

条件が整った方は、順次特別徴収に切り替わります。その際には事前に江東区から通知書を発送します。

介護保険料等の基準を変更

所得段階第1～第2間と第4～第5間の基準は、従来80万円だったものが令和7年度から80万9千円に変更されました。

高額介護（予防）サービス費、負担限度額認定（施設での食費・居住費の負担軽減）の基準も、同様に80万円から80万9千円に変更されます（令和7年8月から）。

【問い合わせ】

［介護保険料について］介護保険課資格保険料係

電話：03-3647-9493

［高額介護サービス費・負担限度額認定について］介護保険課給付係

電話：03-3647-9498、Fax：03-3647-9466（共通）

介護スタッフ従事者養成研修　高齢者生活援助サービスの従事資格を3日間で習得！

介護予防・日常生活支援総合事業で基準を緩和した「区独自の介護サービス」を充実させるために、介護スタッフ養成研修を実施します。研修を修了した方は、区内で生活援助（掃除・調理等）のサービスに従事する資格を取得でき、最終日には介護事業所や仕事の紹介をする「おしごと相談会」を実施します。すぐに就職につながる相談会です。

【対象】介護スタッフとして働く意欲があり3日間の研修をすべて出席できる方

【定員】各コース30人（申込順）

【申し込み】6月6日（金曜日）9時00分～30日（月曜日）に公益財団法人介護労働安定センター東京支部ホームページ、電話またはFaxに10面申込記入例の（1）～（4）と（5）メールアドレス（6）年齢を記入し、公益財団法人介護労働安定センター東京支部へ

電話：03-5972-1410（月～金曜9時00分～17時00分）、Fax：03-5972-1418

【問い合わせ】地域ケア推進課地域ケア係

電話：03-3647-4398、Fax：03-3647-3165

申し込みはこちら

Aコース

回	日時	場所
1日目	7月8日（火曜日）9時30分～16時30分	江東区文化センター
2日目	7月9日（水曜日）10時00分～15時20分	江東区文化センター
3日目	7月10日（木曜日）10時00分～16時00分	江東区文化センター

Bコース

回	日時	場所
1日目	7月29日（火曜日）9時30分～16時30分	総合区民センター
2日目	7月30日（水曜日）10時00分～15時20分	総合区民センター
3日目	7月31日（木曜日）10時00分～16時00分	総合区民センター

研修内容

• 介護保険制度の概要について
• 高齢者の特徴について
• 認知症について
• 職業倫理・接遇・マナーについて
• 個人情報保護・秘密保持・不正防止について
• 高齢者とのコミュニケーションについて
• 事故発生時の対応について
• 訪問介護の現場・業務内容について

（注釈）最終日には「おしごと相談会」を実施予定
（注釈）A・Bコースいずれかを選択。どちらのコースも同じ内容です
（注釈）研修終了1～2か月後をめどに就労状況に関するアンケートを実施します

区長が聴く・食べる！　大久保区長コラム　vol.3　今回は常盤について話を伺います

青木博子さん（写真右）

今月は、行政相談委員のほか民生児童委員としても活動いただいている青木博子さんにお話を伺いました。

普段、どのような相談がありますか

「民生児童委員として活動していることもあり、地域の皆さんからはさまざまなご相談をいただきます。通学路にスズメバチの巣ができているなどの相談もありました」

青木さんは町会の役員としても活動されているんですよね

「町会では、ハロウィーンにあわせて、こどもたちが仮装して地域のお宅をまわるイベントを開催していて、大人も一緒になって仮装して楽しんでいます。私の町会では、「みんなにこのまちを好きになってもらいたい！」という思いで活動しているんです」

青木さんから見た常盤地域の魅力はなんですか

「芭蕉記念館があることから、地域の学校でも俳句教育に力を入れています。こどもたちの詠む俳句は大人の視点とはまた違ってとても面白いですよ」

青木さんの町会では、誰もが参加しやすい、ウェルカムな雰囲気づくりに取り組んでいて、若い世代の加入も増えてきているとのことでした。これからの地域活性化に向けたヒントをもらった気がします。まちに住むみんなで地域を盛り上げていきたいですね。青木さんありがとうございました！

企画展「深川芭蕉庵から今へ」開催中！（～8月24日（日曜日））

お話を伺った後で、青木さん一押しの芭蕉記念館を見学しました。

松尾芭蕉は、37歳の時に深川に移り住み、深川の地から「奥の細道」に出発しました。芭蕉記念館には、芭蕉が愛(め)でたと伝わる「石の蛙(かえる)」や貴重な俳句関連の資料が多数展示されています。

皆さんも芭蕉記念館で、江東区ゆかりの俳人・松尾芭蕉の足跡(そくせき)に触れてみてはいかがでしょうか。

（注釈）11面に芭蕉記念館のイベント情報を掲載しています