区政最前線～区長室から～平成30年11月

区民が誇りと愛着をもてるまちづくり

先月、第3回区議会定例会が閉会いたしました。今回の議会では、防災・災害対策に関する議論が多く交わされました。
今年は、6月の大阪府北部地震から西日本豪雨、北海道胆振東部地震、猛烈な台風の上陸等、これまでに体験したことのない大規模な自然災害が立て続けに起こりました。区では、区民の生命と財産を守ることを最優先して、防災意識の向上と災害時の対応力を強化してまいります。
また、本会議では、私が区長に就任してからこれまでの区政運営の総括と評価についての質問がありました。3期12年間を振り返りますと、人口増が続く南部地域には昭和大学江東豊洲病院や豊洲シビックセンター、有明西学園等を整備し、喫緊の課題である待機児童解消では保育所を122か所整備し、入所定員を約7900人増員しました。高齢者施策では特別養護老人ホームや区内21か所に地域包括支援センターを開設するなど超高齢化社会の到来を見据えて取り組みました。このほか、まちづくりや環境対策、教育など区政全般にわたり積極果敢な施策展開を図ってまいりました。
一方で、重要課題である豊洲市場の整備や中央防波堤埋立地の帰属については、いまだ本質的な解決を見ておらず引き続き全力を傾注していく必要があります。さらに、地下鉄8号線の延伸や、子育て環境の整備、高齢者対策、障害者対策などやるべきことは山積しています。
さまざまな発展が期待される本区は、区民が誇りと愛着のもてるまちをこども達へ残すために、新たに策定する江東区長期計画のもとでも区民の皆様のご意見を大事にして、区政の充実に取り組まなければなりません。