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更新日:2018年8月1日
先月、西日本を中心とした豪雨により、土砂崩れ、河川の氾濫が相次いで発生しました。災害の犠牲となられた皆様に心より哀悼の意を表します。また、ご遺族と被災された方々にお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。
記録的な大雨は、各地に深い爪跡を残しました。雨にえぐられた土砂が津波のように住宅を飲み込み、泥と水で茶色になってしまった町の悲惨な状況にとても胸が痛みました。私は、昭和24年8月に関東地方に上陸したキティ台風による高潮で浸水したときに、ランドセルを背負って屋根裏に逃げたことを思い出しました。本区は、東京湾に面した低い土地であり、過去何度も水害に苦しめられてきましたが、堤防と水門による高潮対策が完成してからは大きな水害は発生していませんし、一定の安全性は確保されています。
今年3月に東京都が発表した最大規模の高潮に関する浸水想定では17区が浸水し、海抜ゼロメートル地帯といわれる本区や近隣の4区は、浸水が長期間続く見込みであると示されました。この想定する被害発生の確率は、1,000~5,000年に一度のきわめて稀なケースです。しかしながら、東京都がさまざまなシミュレーションをした中で、堤防が決壊する可能性がゼロではないということであり、複数の自治体が早期に協力できる態勢を確保するなど、洪水や高潮等の水害対策を積極的に進めてまいります。
そして、今回の豪雨で甚大な被害を受けた地域に対する物的・人的支援をはじめとする被災地支援を、国や東京都、関係機関と連携を図りながら取り組んでまいります。
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