区政最前線～区長室から～平成30年7月

東京2020大会開催2年前

7月24日は東京2020オリンピック開会式の2年前にあたります。2020年に向けて東京は世界中から注目されていますが、その中でも本区は、最も多くの10競技会場が配置され、大会の中心地となります。世界最大のスポーツの祭典が我がまちで開催され、熱戦が繰り広げられることを想像すると今から待ち遠しくなります。
区では、区内会場で実施される競技を多くの区民の方々に見て、知って、そして体験していただくため、今月から「KOTOスポーツキャラバン to 東京2020」をスタートします。日ごろ、経験したことのないスポーツに楽しく触れていただき、大会への気運を一層高めるため、来年にかけて区内5つの会場で行います。第1回は7月8日（日曜日）に亀戸地区で開催される「はねかめまつり」で実施しますので、ぜひお越しください。
一方で、大会の成功に向けて、懸念することもあります。それはパラリンピックの盛り上がりです。3月に行われた平昌冬季パラリンピック大会では観客席に空席が目立ったことからも、障害者スポーツに対する人気は、まだ高いとはいえません。私はかねてから、「パラリンピックの成功なくして東京2020大会の成功なし」と言ってきました。本区はこれまでも障害者スポーツの環境整備や支援に取り組んできましたが、今後も障害者スポーツの普及促進を図り、理解と関心を深める取り組みを積極的に進めていきます。
そして、オリンピックとパラリンピックをともに成功させ、有形、無形のレガシーを創出して次の世代に引き継ぎ、江東区の持続的発展につなげてまいります。