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人情と街のにぎわい

深川で都市型ワイナリーを探訪

“ワイナリー”といえばブドウ畑の近くにある大規模な工場が思い浮かびますが、近年では住宅街の片隅に小さな醸造所を構える都市型ワイナリーが増えています。門前仲町にある「深川ワイナリー東京」と、清澄白河にある「清澄白河フジマル醸造所」もその一つ。どちらもレストランを併設しており、ワインをその場で味わうことができます。今回紹介する2店舗のほかにも、今後、深川地区に「都市型ワイナリー」が増える可能性も。今後の動きにも注目です。

「深川ワイナリー東京」(上写真右)では、ワイン作りの体験が可能。「清澄白河フジマル醸造所」(写真左)では、レストランかテイスティングルームの利用で醸造所を見学できます。

“深川をワインの街に”と邁進する「深川ワイナリー東京」

毎年8月中旬〜11月下旬にブドウの仕込みを行う「深川ワイナリー東京」では、期間中フェイスブックで作業を手伝うボランティアを募集します。取材当日は青森から届いたブドウを果実と枝に分け、潰す作業が行われていました(写真左下)。ひと籠10キロ以上あるブドウを扱う作業はなかなかの重労働。参加者の1人は「ワイン作りがこんなに大変とは!これまで以上に大切に飲みます」と語ってくれました。自慢のワインは、併設のテイスティングルーム(写真右下)や完全予約制のレストランで楽しめます。

ブドウを果実と枝に分け、潰す作業の写真

併設のテイスティングルームの写真

まるで秘密基地のような「清澄白河フジマル醸造所」

昔ながらの町工場とオシャレなショップが混在する清澄白河の街中に佇む「清澄白河フジマル醸造所」。山形、山梨、茨城、千葉の農家から届くブドウを使ったワインを作っています。かつて砥石の工場だった建物をそのまま利用した1階の醸造所(写真左下)は、まるで秘密基地のような雰囲気。一方、2階のレストラン(写真右下)とテイスティングルームには、スタイリッシュな空間が広がります。レストランでは、旬の素材を用いた本格イタリアンとともに、1階で醸造されたワイン8〜10種類が味わえます。

1階の醸造所の写真

2階のレストラン

深川ワイナリー東京

清澄白河フジマル醸造所

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