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更新日:2023年12月27日

生ごみ減量・堆肥化Q&A

「生ごみ減量モニター事業」モニターからの質問と回答

平成24年度から3年間取り組んでいただいた「生ごみ減量モニター事業」。

モニターとして参加してくださった区民のみなさまから、いろいろな質問が出ました。

4つの方式ごとに質問と回答をまとめてみました!

森のしくみ

森のしくみの生ごみリサイクル
森のしくみの生ごみリサイクル

乾かした腐葉土に生ごみを混ぜる「森のしくみの生ごみリサイクル」。質問をまとめてみました。

(質問1)入れる時に工夫したほうが良いもの、入れてはいけないものなどを教えてください。

(回答1)

  • いかのわた、魚の内臓:水分を取ってから、いつもより多めの腐葉土をいれます。入れて臭いが気になる時は、更に腐葉土を大目に入れれば臭いと水分を乾燥腐葉土が取ってくれます。
  • 繊維質のもの:繊維に対して直角に切ってあげると分解が早いです。
  • たまねぎの皮:分解しにくいですが、細かく切るか、スープのだしで使ってから切ると分解が早いです。
  • 種(もも・アボガド・梅等):そのまま入れておき、堆肥を乾燥させるときに抜きましょう。(種の周りが分解します)
  • すいかの皮:赤いところは食べるか、取って手で水分をギュッと絞ってから入れましょう。白い部分と皮は細かく切って1~2日天日干しして水分を抜き、それから入れましょう。
  • 貝殻:貝殻はなかなか分解しませんが、アサリやシジミは何度か繰り返すうちにもろくなり、もろくなったら叩くと砕けます。大きい貝(ハマグリ)とかは、乾燥の時に取り出してください。
  • 骨:時間が経つと骨も割れます。豚の骨のような大きなものは入れないでください。
  • とうもろこしの芯:そのまま入れておけば、乾燥の時に砕けます。事前に切らなくても大丈夫です。
  • 残飯:少しなら大丈夫です。

入れてはいけないもの

  • 腐ったもの
  • 塩のかたまり
  • 脂分の多すぎるもの
  • 売っている草花(農薬が強いので)
    (柑橘類は、全体のバランスを考えて多すぎないように注意)

(質問2)虫対策はどうしたらよいですか。
(回答2)
夏場と秋の少しの間、ちょっとはがまんしなくてはならないです。コバエが気になるときは、(布の上から)虫よけスプレーをかけてください。(殺虫剤は良くないが、堆肥にかからなければちょっとなら有効)
ハエやアメリカミズアブなどが多く発生した時は幼虫のうち(ウジの状態)だったら、ビニールに堆肥を入れて口を閉じて炎天下に置いてください。長くても3日間くらいで虫は死滅します。

(質問3)堆肥の混ぜ方と切りかえしはどのようにしたら良いですか。
(回答3)
ごはんをほぐすように混ぜてください。(空気を送り込む)
切りかえしは、最初上の方はすくって熟成バケツに移し、最後はザザッと入れても大丈夫です。ただし下の方は水分が多いので空気を補うようにほぐしながら移します。
熟成は1か月くらいです。途中1回か2回はかき混ぜ、ふたはせず、布をかぶせてゴムをかけます。
(雨が吹き込むような所だったら、棒を2本渡して雨よけにフタをします)

(質問4)堆肥を作りたいのですが。
(回答4)
必要な量を取りわけます(全体で必要な用土の内、堆肥は3割ぐらい)。その堆肥を1か月経ってもさらに熟成させます(更に1~2か月)。
プランターがあり、土もすでにあるなら、先に堆肥を混ぜてしまうのも手間いらずです(同じように更に寝かせます。その間適度な水分量に保つように注意しましょう)。
植えつけの前には必ず粗い網で堆肥をふるいましょう(貝殻や種は除いておきましょう)。
熟成しているものは色も黒々していて形がない、においも良い、アルミホイルの上に置いてライターであぶると堆肥の香りがします。

キエーロ

キエーロ
キエーロ

木箱に黒土を入れて、生ごみを投入する「キエーロ」。質問をまとめてみました。

(質問1)とうもろこしの皮、そら豆の皮等多量に出るごみも入れて良いですか。
(回答1)
とうもろこしの皮は繊維質が強く分解するのに時間がかかります。細かくハサミで切ればなんとかなりますが、かなり大量になる時は燃やすごみへ出しましょう。
とうもろこしの芯の部分もぽろぽろになるまで時間がかかります。
そら豆の皮も細かく切った方が良いです。時間はかかりますが、その内分解してしまいます。
(参考:その他分解しにくいもの)
みかんの皮、卵の殻、たまねぎの茶色い皮、長ネギの青いところなど
あまり分解せず気になるときは燃やすごみに出しても良いでしょう。

(質問2)鳥の骨も投入して良いですか。
(回答2)
なかなか分解しにくいです。最後は金槌か石で砕く感じです。魚の骨は完全に消滅します。

(質問3)夏場にスイカの皮を多量に投入する時の工夫点はありますか。
(回答3)
出来るだけ薄く細かくし水気を切るか、ちょっと日に干すかしてから土を深く掘って埋め、十二分に土をかぶせてください。

(質問4)コバエが発生しました。どうしたら良いですか。
(回答4)
コバエが発生するのは土の掘りが少ないのかもしれません。臭いや生ごみの片鱗を求めてコバエは寄ってくるらしいので。
20cmくらい掘ってしっかり土と絡ませ、その時に土がカラカラに乾いているようでしたら、水を入れてください。ある程度の湿気が微生物には活動しやすい条件になるようです。

(質問5)冷蔵庫の中でコブ巻きにカビが生えてしまいました。キエーロにカビの生えたコブ巻きを入れても大丈夫でしょうか。
(回答5)
大丈夫です。

(質問6)鍋の季節となり、だしつゆの残りが出るようになりましたが投入しても大丈夫でしょうか。塩分が気になります。
(回答6)
堆肥として使用しなければ、塩分過多でも心配ないです。ただし、大量投入はせず、土の湿り気を見て程度は加減してください。

EM堆肥化

EMぼかし(一次発酵)
EM堆肥化

生ごみを堆肥(有機肥料)にして活用できる「EMぼかし」。質問をまとめてみました。

(質問1)賞味期限が2年前に切れた小麦粉や1年前の乾燥大豆・小豆を投入してもよいでしょうか。
(回答1)
乾いた小麦粉や大豆、小豆なども生ごみと一緒に入れて構いません。「生」ばかりでなく、調理した魚なども入れて大丈夫です。

(質問2)草花で枯れたものを入れてもよいでしょうか。ベランダに置いてあったものが枯れてしまいました。
(回答2)
草花、切花は生でも枯れたものでも入れて構いません。

(質問3)野菜くずは小さく切っても、なかなか二次発酵で消滅しないのですが、よいのでしょうか。
(回答3)
野菜くずを小さく切るのは生ごみの発酵、分解を促進するためです。生ごみの分解は土壌動物や微生物が行いますので、それなりの時間がかかります。気温の高い夏場は土に埋めて1ヶ月ほどで形がなくなりますが、気温が低い季節は数ヶ月かかります。大きさはあまり気にしなくて構いませんので、堆肥を庭に埋めるときは、30cm位の深めの穴を掘り、土とよくかき混ぜてください。

(質問4)種は入れない方がいいのでしょうか。土に混ぜると芽が出て、雑草か食物かの区別がつかないので。
(回答4)
アボカドや梅干し、果実の種の分解には数年かかります。入れても構いませんが、庭やプランターで堆肥を使う場合は入れない方が良いかと思います。カボチャなど野菜の種は驚くほどの生命力で芽を出します。一般に、実生の種からの野菜は収穫に適しませんので、出てきた芽は抜くようにしましょう。野菜と雑草の区別は慣れてくると分かるようになります。

(質問5)貝殻も消滅しづらく、入れてもよいのでしょうか。
(回答5)
「貝塚」で知られるように、貝殻が土に還るには長い年月がかかりますので、野菜づくりの庭に入れる堆肥には適しません。卵の殻は潰して入れてください。

(質問6)とうもろこしが、なかなか分解しないのですが。
(回答6)
なるべく細かくし、気長に待つことが大切です。

(質問7)液肥の使用方法を教えてください。
(回答7)
薄めて野菜や草花の液肥にするほか、台所や洗濯機置場などの排水管に流して浄化に使用できます

(質問8)二次発酵は土と混ぜるのでしょうか、土を上からかぶせるのでしょうか?
(回答8)
堆肥(一次発酵した生ごみ。ぼかしあえ)を入れて土をかぶせればOKですが、混ぜればなお良いです。

(質問9)ベランダに密閉容器を置いているがよいでしょうか?
(回答9)
ベランダに置くときは、密閉容器が劣化しないよう、直射日光があたらない場所に置くか、布や段ボールで覆ってください。

段ボールコンポスト

段ボールコンポスト
段ボールコンポスト

段ボールを使って生ごみを堆肥(有機肥料)にする段ボールコンポスト。質問をまとめてみました。

(質問1)生ごみの入れ方について教えてください。
(回答1)

  1. 基材(ココピートともみがらくん炭)を混ぜる
  2. 真ん中に穴を掘り生ごみを入れる
  3. 基材でふたをし、キャップをかぶせる
  4. 翌日は前日の生ごみを周りの基材と混ぜてから、穴を掘り・・の順です。
    • 理由:一か所にまとめると乾燥を防ぐことができ(特に生ごみの少ない場合)、また、箱の内側周辺が乾燥していることで、箱の耐久性を良くし、虫予防にもなります。
    • 補足:かき混ぜる時について
    • 端の方が乾燥していて、かき混ぜると土が舞います。
      →端(ダンボールの内側)は混ぜなくてよく、真ん中だけを使ってください。
      (全体を混ぜると、段ボールが水分を含み、早く傷んでしまいます)
      (虫も、周りが乾燥していると寄って来ません)
      基材:ココピートのかわりにピートモス、もみがらくん炭のかわりにそばがらくん炭でも大丈夫です。

(質問2)切りかえしのタイミングはいつでしょうか。
(回答2)
1回目のタイミングは、15kgくらい生ごみを入れた時・分解力が弱くなったと感じた時・段ボールの底が水気でぶよぶよしてきた時です。
※1回目の方法:段ボールの上と下をひっくり返します。
(基材の上に底板を乗せ、次に新聞紙を1日分を乗せ、段ボールの口をガムテープで閉じてさかさまにします)
※2回目の方法:大きなビニール袋などにあけて、よく混ぜます。

(質問3)虫対策はどんなことですか。
(回答3)
まずは虫予防を心がけてください。キャップを必ずしっかりかぶせてください。
コバエは甘酸っぱいものに寄ってくるため、果物を入れるときにご注意ください。それでも気になる場合は、コバエ捕りなどを設置してください。
台所に置いてある三角コーナーで、すでに卵を産みつけられていることも考えられるので、なるべく長期間放置しない方がいいです。(成虫の状態で入るとは限りません)
発生してしまったら、段ボールを開けずに中で成虫にさせてください。(飛べないので、中で虫が生きていられなくなります)
アメリカミズアブなどは高層階に住まわれている方は心配ないのですが、タンパク質が分解した時に出るアンモニア臭に寄ってきます。魚のあらなどの生ごみを一度に大量に入れないように入れないようにしましょう。

(質問4)旅行等外出しても大丈夫でしょうか。
(回答4)
心配無用です。雨の当たらないところに置き、帰ってきたらまた同じように始めてください。

(質問5)投入時の生ごみの大きさはどのくらいが良いでしょうか。
(回答5)
3センチ角ぐらいでよいです。小さければ小さいほど分解は速いですが、ストレスにならない程度でお願いします。

(質問6)段ボールコンポストの日当たりについて注意点はありますか。
(回答6)
春から秋の季節は日当たりに注意する必要はありません。微生物たちの活動が弱まる冬は風の当たらない陽だまりに置くとよいでしょう。
段ボールコンポストの置き場所で大切な順番は、
雨が当たらない→風通しがよい→日当たりがよいです。

(質問7)どのくらい生ごみを入れたら「熟成」に入りますか。
(回答7)
約50kgまで生ごみを投入することができます。が、50kgにこだわらず、堆肥として利用したい時期から逆算して生ごみ投入をやめ熟成に入ることもできます。

(質問8)熟成の仕方を教えてください。
(回答8)
生ごみの投入をやめ、週に1~2回水1~2ℓを入れ全体をかき混ぜてください。
これを3週ほど続けていただきます。
最後に投入した生ごみや、十分に分解されていない生ごみの分解を促します。

取り組み手順(動画)

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環境清掃部 清掃リサイクル課 清掃リサイクル係 窓口:防災センター6階6番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-9181

ファックス:03-5617-5737

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