カーボンマイナスアクション事業
地球温暖化とCO₂(二酸化炭素)
地球を包んでいる大気には、太陽からの熱を閉じ込める「温室効果ガス」がふくまれ、そのガスのおかげで、地球の平均気温が快適な温度に保たれています。
しかし、ガスの主な成分「CO₂(二酸化炭素)」が私たちの生活の中からたくさん出され、地球の平均気温が上がっています。
これが地球温暖化です。
地球温暖化がこのまま進むと、洪水や海面上昇によって、被害が生じる危険性があります。また、気温が上昇し続けると、暑さに弱い農作物がとれなくなるといわれています。他にもさまざまな影響があり、私たちだけでなく、次の世代の人々にもその影響が続いていきます。
地球温暖化を防止するためには、主な原因となるCO₂の排出量を削減することが大切です。
CO₂は家庭からも出され、その多くが照明や家電製品などでの電気の使用によるものです。他にも、ガスでお湯を沸かしたり、自家用車を利用したりすることによる、ガスやガソリンの使用も原因となっています。
カーボンマイナスこどもアクション

江東区では、家庭でのCO₂排出量削減対策として、平成20年度より他区に先駆けて「カーボンマイナスこどもアクション」事業を開始しました。
本事業は、こどもたちが環境について身近に考える機会となり、また、環境への配慮を保護者と一緒に生活の中で考える契機となることを目的として、全区立小学校と義務教育学校の5・6年生が、地球温暖化の原因となるCO₂排出量削減に向け、家庭において環境活動に取り組み、その結果をシートに記録する活動です。
こどもたちは、「だれもいない部屋の電気(照明)を消そう」や「ごみの分別をしよう」など、その日に自分ができた行動や、家族も一緒にできた取り組み項目を、1か月間シートに記録し、家庭でのCO₂排出量を削減します。
全体で約197トンのCO₂を削減
令和7年度は、全区立小学校・義務教育学校の5・6年生8,199人が、環境月間の6月に、カーボンマイナスこどもアクションに取り組みました。
家庭でCO₂を削減する行動(アクション)として、「だれもいない部屋の電気(照明)を消そう」、「ごみの分別をしよう」などに取り組み、1か月間で一人あたり平均24.0kg、全体で約197トンが削減されました。これは、杉の木を約2万2千本植えるのと同じ効果になります。(注釈)児童の皆さんが、普段の生活の中で、少し意識して行動してみるだけで、こんなにも大きな効果を生むことができました。
(注釈)林野庁HP「森林はどのぐらいの量の二酸化炭素を吸収しているの?」を参照。
令和7年度の最優秀賞、優秀賞、入賞
学校ごとにCO₂削減量を集計し、取り組み結果が優秀な学校を、最優秀校、優秀校、入賞校とし、最優秀校と優秀校は、表彰式にて表彰しました。最優秀校、優秀校及び入賞校はそれぞれ下表の8校となりました。
表彰式・環境発表会・講演会
令和7年11月6日、令和7年度カーボンマイナスこどもアクション表彰式を開催しました。

当日は、表彰式、代表校による環境発表会、講演会の3部制となっており、表彰式では、最優秀校、優秀校へ、区長から木の賞状、木の楯、副賞が贈呈されました。

環境発表会では、代表校3校が環境に関する取り組みをパワーポイントを使って発表しました。
| 環境発表校(五十音順) | 第三大島小学校(1グループ) |
|---|---|
| 第四砂町小学校(2グループ) | |
| 東川小学校(1グループ) |

講演会では、カンキョーズを講師にお呼びし、「おもしろ環境ゼミナール~未来、いまみんなができること~」をテーマに講演をしていただきました。
記録シート(通年版)をご活用ください

幅広い世代が、ご家庭でのCO₂排出量の削減に取り組んでいけるように、通年版の記録シートを作成しました。
記録シートは、毎日のCO₂削減量を簡単に計算することができ、ご家族と一緒に環境について考えながら取り組める仕様になっております。
画面下「関連ドキュメント」からダウンロードができます。
みんなで環境問題を再認識するきっかけにし、記録シートで実践してみませんか。
株式会社ダイエー様より寄附金を受領
株式会社ダイエー様から「水と緑豊かな地球環境にやさしいまち」を目的に、414,117円の寄附をいただきました。株式会社ダイエー様では、有料レジ袋の収益金を店舗が所在する自治体の環境保全や社会貢献を目的とした基金等に寄附されています。寄附金は、本事業を含む「ゼロカーボン行動変容推進事業」に充当して活用させていただきます。

ダイエー豊洲店・南砂町スナモ店の店長方に環境清掃部長より、お礼状を贈呈
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