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更新日:2020年7月21日
築地市場の豊洲市場への移転についてですが、6月20日に小池都知事が市場移転問題に関する基本方針を示されました。具体的な内容についてはまだはっきりとつかみきれない部分があり、その説明も区のほうには一切来ていません。区は報道で知る程度のことですので、具体的に申し述べる状況にはありません。
しかし、これまでも再三、申し上げていますが、移転にあたり、区が前々から言っておりました土壌汚染の対策をきちんとやること、そして、都知事が安心・安全を宣言することがまず第一である。第二に、地下鉄8号線を含む交通問題に対して、都が約束を果たしていただくこと。そして、第三に、千客万来施設をしっかりと作っていただくこと。こうしたことを都に対して我々は申し入れているので、都が総力を挙げて、小池都知事の方針がどうあろうとも、江東区とのお約束はしっかりと果たしていただきたいと思っています。
中央防波堤埋立地の帰属について、先般、都庁で大田区の区長さん、議長さん、江東区の区議会議長さんも一緒に行きまして、話し合いをしてまいりました。今まで9回ほど部長級会議を開いてきまして、お互いの主張を述べ、それに対して両方の区から反論をし、何とか話し合いで決着をつけたいという姿勢を示してきたわけですが、共に譲ることがなく、話し合いは平行線をたどってきましたので、私のほうからレベルを上げて区長同士が話し合うべきだということを申し入れ、それが先達て7月6日の最終本会議で議決したとおり、東京都に自治紛争調停を申請する決定がなされました。これによって、今後、共に東京都に申請をして、申請後3か月間で答申が出るということになっていますので、10月ごろには決着するかなと思っています。
申請をするということになると、3つの区が争った13号埋立地のとき、結局東京都の調停は、等距離線方式という形で、3つの区(江東・港・品川)の中間点を出して、それをベースに7対2対1というふうに分割されました。今回も調停を出すということになると、どちらの主張が正しいかどうかは別として、全部江東区ですよということにはならないと思います。辛いことでありますが、共に譲らなければ、100年経っても、200年経っても決まりません。オリンピックの前には決めましょうというお互いの区長同士のお約束もあり、行政の長として、従うべきときには従わざるを得ないということもあります。この勧告案は、両区とも受託するという方向で話し合いをしたところです。その都の決定を針のむしろというのか、まな板の上の鯉というのか、じっと眠れぬ夜を3か月間過ごさなければならないという思いです。
中央防波堤はオリンピックで、カヌー、ボート、そのほか、馬術でも使いますので、江東区はそこをオリンピックが決まった時点で、すぐさまオアシスゾーンと位置づけ、都民、区民の皆様がオリンピックのレガシーとしてスポーツ、レジャー、あるいは憩いの場として活用できるすばらしい土地にしていきたいということを考えています。
豊洲ぐるり公園の部分開園について、市場に接していない部分を7月7日に開放しました。
ここは豊洲埠頭をぐるりと囲むということで、「豊洲ぐるり公園」という名称にしまして、全体では18ヘクタール。今回開設した部分は約8.5ヘクタールであり、面積的にも非常に大きな公園です。朝のジョギングやお散歩、あるいは先端部分でのレインボーブリッジ、東京湾のすばらしい景観や夜景を見ることのできる都内でも珍しい、新しい公園ができました。
東電堀のほうも開園でき、近々、水陸両用バスのスロープ、動力船が停まって、みんなが乗り降りできる、それからカヌーやディンギーヨットで区民の皆さんがスポーツを楽しめ、憩える、そういったところもオープンしてくることになります。
(豊洲ぐるり公園を)都民のために早く開放したい。小池都知事がよく「もったいない精神」とおっしゃっていますが、そうした意味では一日も早く開園することが「もったいない精神」にかなうのかなと思っています。
豊洲ぐるり公園部分開園
ブラジルバレーボールチームの施設使用に係る覚書の締結をしました。6月25日に、ブラジルオリンピック委員会のカルロス・ヌズマン会長さん、日本オリンピック委員会の竹田 恆和会長とともに、バレーボールチームが江東区の豊洲西小学校の体育館を活用したいという申し入れがあり、喜んでお貸しすることにしました。
JOCのほうからいろいろ要請がありますが、その中には、選手のセキュリティーのために観客は入れない、練習風景は見せない、報道機関も入れないとか、いろいろこういうことを言っているところもあります。私はそうした状況であれば区の施設は貸しません。せめてこどもたちが世界の一流選手のプレー、練習風景を見ることによって、そしてまた選手と会話をしたり交流をしたり、こうしたことをしない限りは区は貸しません、こういうふうに言い続けています。
今回、ブラジルチームは、豊洲西小を使うにあたってはこどもたちと触れ合いたいという申し出もありましたので、気持ちよく貸すようにいたしました。しかし、まだ一国ですから、これから世界中のチームがいろいろなところを貸してくれとなったらば、どうやって調整するのかなという、ちょっと心配はあります。しかし皆さんに喜んでいただき、国際交流が図れる、こどもたちに夢や感動を与えられるということになれば、私はお世話する意義があるなと思っています。
お部屋探しサポート事業ですが、この事業の前身である高齢者世帯民間賃貸住宅あっせん事業は、なかなかうまくいかないというか、お年寄りや一人暮らしの高齢者が借りたいと言っても家主さんが貸したがらないというケースが多かったです。
それではいけないということで、今回、高齢者と障害者、あとはこどもを育てているご家庭に幅を広げました。(相談場所も)今まで区役所だけでしたが、提携している不動産業界の方々のお力を借りて、お店でもご相談ができるということになります。また、契約が成立したときには、不動産団体に対して多少なりとも契約の手数料をお支払いするようにしました。
新砂運動場を8月6日にリニューアルオープンします。今回、下水道局のご理解によりまして、正規の規格のサッカー場1面ができました。ナイター設備をつけまして、暑さ対策として、芝の中からミストを吹き上げる設備も設置しました。私も行ってみて、芝生からミストが出て、びっくりしました。大人も含め、こどもたちが熱中症にならないよう、非常に快適な状況でプレーができるのだろうと思います。
第1、第2のグラウンドも人工芝の張り替えをして、同じようにミストを設置しました。そのほかに、クラブハウス内の更衣室、シャワー室を設けたり、それから敷地内のトイレを増設したりしました。ぜひ、グラウンドをたくさんの人に活用していただければありがたいと思っています。
新砂運動場リニューアルオープン
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