中学生期のこどもたち 第1回
学校に行きたくない
中学生のこどもから「学校に行きたくない」と言われたらどうしますか?いろいろなことが頭に浮かんで、親も不安になってしまいますよね。
こどもにとっても、できれば言いたくなかった言葉ではないでしょうか。言ったら心配されると思いながらも打ち明けるのは、相当な勇気が必要でしょう。まずは、そのことをわかってあげてください。
中学校での変化
中学校は小学校とはさまざまな点で変わります。部活動等で先輩後輩などの人間関係も始まり、クラスの友達関係も今までより複雑になっているのかもしれません。そのような人間関係に試行錯誤しながらついていくうちに疲れてしまうこともあるでしょう。また、思春期を迎え、自分の体や心にも変化が現れます。情緒が不安定になり戸惑うこともありそうです。
親ができること
- 感情的に叱ったり、責めたりしない
まずはこどもの訴えを信じて受け止めてあげましょう。「やっぱりわかってもらえない」と事態を悪化させてしまうことは避けたいですね。
- 理由を突き詰めない
精神的にもまだ未成熟で理由がはっきりわからないこともあるでしょう。大きな理由というより小さなストレスやプレッシャーが積み重なり一旦お休みしたくなったのかもしれません。冷静に考えられなかったり、疲れすぎていたら、エネルギーを回復させるためにゆっくり休む選択肢もあるでしょう。
- 話をするより「聞く」
親のアドバイスを命令のように受け取り、プレッシャーになってしまうこともあります。こどもが話せないときは話せるまで待ちましょう。こどもが話しているときは、親の意見は挟まずにじっくり聞いてあげてください。
- 心配しすぎない
親が心配ばかりし過ぎると、こどもはその様子を見て苦しくなってしまいます。親も不安から、こどもを責めがちになってしまいます。「こどもが今一番安心できる状況は何か」を考えてみてください。学校での様子や勉強の遅れの心配については、学校の先生と相談しながらできることをやっていくとよいでしょう。
【問合先】地域教育課社会教育担当 電話:3647-9676、Fax:3647-9274
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