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更新日:2020年8月20日
本区では、これまで区民の安全・安心を守るため、令和2年度は、すでに5度にわたる新型コロナウイルス感染症対策に係る補正予算を編成し、「区民生活」「区内事業者」「医療機関・従事者」を支える3つの取組みを迅速かつ的確に進めてきたが、いまだにその収束は見通せず、日々変化する感染状況への臨機応変な対応が求められている。
日本経済の先行きについて、7月の月例経済報告では「持ち直しの動きが続くことが期待される」とあるが、今後の感染の動向により、日本経済のみならず世界経済も大きく変動するなど、先行きが見通せない状況にあることから、現時点においては、中長期にわたる今後の対応を予見することには限界がある。
本区では、これまで雇用・所得環境の改善や人口の増加を背景に、歳入の根幹を成す特別区税や特別区交付金が堅調な推移を見せてきたが、国が進める税源偏在是正措置の影響、今後の個人消費の落ち込みや企業活動の停滞などから、特別区税などの減収が懸念される。歳出面では、災害対策や子育て環境の整備などへの対応に加え、公共施設の大規模改修や新型コロナウイルス感染症対策、景気動向によっては扶助費の増加が予見されるなかで、将来を見据えた持続可能な財政運営が喫緊の課題となっている。
このような状況であるからこそ、区民サービス向上のため、真に必要な新たな施策展開とともに、既存事業については、職員一人ひとりが危機意識を持って、改めて事業の必要性や費用対効果などを精査し、事業の見直しや再構築を図り、財源確保に努める必要がある。
さらに、令和3年度は、コロナ禍といった前例のない事態に直面する中で、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の成功や、その先のレガシー創出に向け準備を進めるとともに、長期計画に掲げる「目指す姿」の実現に向けた取組みを着実に進めるには、今こそ全庁一丸となり、「意欲・スピード・思いやり」を持って、大きな変革に柔軟かつ果敢に挑んでいなかなければならない。
よって、令和3年度予算は、「危機を乗り越え、新しい未来を切り拓く」をテーマに掲げ、下記の方針に基づき編成する。
詳細については、関連ドキュメントをご参照ください。
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