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更新日:2021年3月5日
地域に息づく「伝統技術」とその背景にある歴史や技を紹介する展示施設です。江東区にはたくさんの伝統技術が残っています。これは江東区域が江戸・東京の消費生活を支え、発展してきた歴史のなかで形成されてきたものです。工匠館では、区の無形文化財(工芸技術・生活技術)の保持者として認定された職人さんの作品や、伝統技術を支える歴史や技・道具といった工匠の世界を取り上げて展示しています。
新型コロナウイルス感染予防および拡大防止のため、予防対策並びにお客様へのご依頼事項につきまして、あらためてご理解・ご協力頂きますようお願い申し上げます。
工匠館外観
工匠館の展示
6月と12月に展示替え(一部)をしています。
森下にあった唐木細工職人の仕事場を原寸大で再現しています。唐木とは東南アジアなど熱帯産の木材で、黒檀(こくたん)や花梨(かりん)などがあります。この唐木から座卓や飾り棚、硯箱などを作る指物技術が唐木細工です。
船大工は15世紀ごろに大工から専業化しました。専業化を後押ししたのは、この頃に登場した大鋸(おが)や台カンナを用いてより長い材木を大量に製材することを可能にした技術革新でした。
寛永18年(1641)の大火により、木置場が日本橋から元木場(佐賀・永代・福住のあたり)に移り、木置場で働いていた職人や、木材を用いる職人も一緒に移ってきたことが、江東区に多くの職人が住むようになった理由でした。なお、木置場は元禄14年(1701)に現在の木場公園あたりに移転します。そして、昭和57年(1982)に新木場への移転が完了するまで、木場は全国の材木を扱う木置場としてありました。
伝統技術が発揮された職人の仕事場を記録・保存するために、仕事場を縮尺十分の一で模型化しました。
学校教育活動の一環として、クラス・学年単位で工匠館の見学をする際に、文化財専門員の解説を必要とする場合の方法・手続きは次のとおりです。
場所:江東区森下文化センター2階(森下3-12-17)
休館日:毎月第1・3月曜日
なお、見学の前に学校での事前学習をお願いします。下記の関連ページでご紹介している図書・ビデオが参考となります。
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