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更新日:2022年8月5日
日時
令和4年7月6日(水曜日)15時00分~16時00分
場所
江東区防災センター4階災害対策本部室
参加者(敬称略)
・佐藤 貴子(東陽子ども家庭支援センター長)
・佐藤 貴代美(ボランティア)
・麻上 康子(ボランティア)
・田中 結子(利用者)
・露原 嘉子(利用者)
・髙橋 麻理奈(利用者)
テーマ
子ども家庭支援センターの拡充とさらなる子育て支援の強化に向けて
区側出席者
区長、政策経営部長、広報広聴課長、児童相談・養育支援担当課長
概要
以下のとおり
【区長】
皆さんこんにちは。今回のテーマは、「子ども家庭支援センターの拡充とさらなる子育て支援の強化に向けて」というテーマで、皆様にご出席いただきました。
こどもたちが健やかに、いい子に育ってもらいたいというのは誰もの願いでありますから、そのために江東区は、子育て支援について一生懸命努力をしてきました。来年からは、高校生の医療費も完全無料化をしようという決定を区長会でいたしましたけれども、区を挙げてこどもたちをいい子に育てる、そしてこどもたちをその産み育てられるいい社会を、地域をつくっていこうということで努力を続けております。子ども家庭支援センターは先だって、亀戸と住吉にできまして、合計8ヶ所できました。23区ではトップの数でございます。今日は子ども家庭支援センターの運営をしている方やボランティアとしてお手伝いをしてくださっている方、それから利用者として参加していただいている方、そうした方々にお声を聞いて、それを区政に反映していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それではまず皆さんの自己紹介と、子ども家庭支援センターとの関わりについて、お1人ずつお話を伺いたいと思います。
【区長】
佐藤さんどうぞ。
【佐藤センター長】
東陽子ども家庭支援センターのセンター長を務めております佐藤です。江東区子ども家庭支援センターは、みずべという愛称で、こどもたちそして保護者の方たちに大変に親しまれております。子ども家庭支援センターの活動は、こどもたち大人たちが集まる子育てひろば、リフレッシュ一時保育、子育て相談、それから特別な支援の必要なこどもとその家族の支援などを行っております。
【区長】
そちらも佐藤さん、ではお願いします。
【佐藤】
豊洲のみずべでボランティアをさせていただいています佐藤と申します。私はこどもが大好きで、こどもと触れ合いたいという気持ちで関わっています。そして、自分も3人のこどもを育てているときに、たくさんの方に手助けをしていただきました。それでその方たちにはなかなかお返しはできません。ですので、次の世代そしてその次の世代の方に、少しでも手助けができればなあという気持ちで関わっています。ボランティア活動としましては、心と体をリラックスタイムとして、ハンドマッサージをさせていただいています。
【区長】
麻上さんどうぞ。
【麻上】
東陽のみずべで、支援士として活動している麻上と申します。生後6ヶ月の赤ちゃんから、大体3歳ぐらいまでのお子さんを1回に大体2時間から3時間ぐらいお預かりしています。お子さんがやりたい遊びを一緒にやったり、あとは東陽のみずべは、裏が緑道なんですね。その緑道を季節のいいときは、みんなでお散歩をしたりして、一緒に楽しんでいます。
【区長】
田中さんどうぞ。
【田中】
私は今、1歳になる娘がいるんですが、娘とみずべを多いときだと週3回ぐらい利用させていただいてます。実際にみずべに行って、こどもを自由に遊ばせたりとか、助産師さんにおっぱいのこととか離乳食のこととかを具体的に相談したいときにそのプログラムを利用したりしています。
【区長】
露原さん、どうぞ。
【露原】
大島こども家庭支援センターを1歳になる娘と利用させていただいてます。主に私は自由に遊べる広場を利用しているんですけれども、土曜日に、父親の会、お父さんに預けてお母さんはちょっとのんびりするというプログラムだとか、あとは木場公園の自然プログラムのボランティアさんを呼んだ散歩の会などを利用させていただいています。
【区長】
髙橋さん、どうぞ。
【髙橋】
1歳の息子と有明のみずべを利用させていただいている髙橋と申します。たくさんおもちゃがあるので、こども自身がすごく楽しんでいるのはもちろんなのですが、何より私のリフレッシュとして、お邪魔しているところが多いんじゃないかなと思ってます。なかなかコロナで人と関わることができない今、スタッフさんとか、他の利用者さんとたくさん話ができることで、気持ちがすごく楽になって、週に同じように3回ぐらい通わせていただいています。
【区長】
支援センターみずべに関わってよかったと実感として感じられることがあったら、教えていただきたいんですが、田中さんお願いします。
【田中】
ここの広場で遊んでいいですよっていう場所だけを提供してくれるわけではなくて、そこに行くと他のママさんと交流ができたりとか、スタッフの方が話しかけてくださって、やっぱり家で1人こどもと向き合ってると行き詰まることもありますので、このように社会と関わりが持てるというところが、本当にみずべの大きな付加価値かなと感じています。
【区長】
ありがとうございます。子育ては、楽しいことも山ほどあるのですが、それと同時に、辛いこととか、苦しいこととかが子育てしているうちには必ずあるわけですよね。そうすると、身近なところで相談相手がいるということは大事なことだろうと思うんですね。ところが今、集合住宅が多くなったものだから、なかなかつき合いができずに孤立してしまう。時によってはストレスになって、こどもにあたったり、育児放棄をしたりとかいろんなことが起きて、つらい悲しい事件が起きてるわけですね。そうならないためにどうするかっていうのが「みずべ」なんですね。露原さん、「みずべに行ってよかったなあ」って思うようなことあったら教えてください。
【露原】
保健所や児童館もたくさん利用させていただいてるんですけれども、保健所は栄養士さんとか歯科医師さんとかすごく専門的なことを聞ける場ではあるんですが、やはり気軽に毎日行くという場所ではない。児童館はプログラムなどもとても充実していて、とても楽しい場所なんですけれども、ゆっくりお話ができない。そういったときにみずべはふらっと立ち寄れて、話も親身になって聞いてくださるという、私にとっては保健所と児童館の中間的な、とても大切な居場所になっています。
【区長】
髙橋さんどうぞ。
【髙橋】
私としてはみずべを利用して、そこでたくさんのママたちと知り合いになることで、今、遠方に出かけられない状況の中で、近くの人と何気なく遊べる仲間が見つかったようなところがありまして、もしみずべに行ってなかったら、有明地区では、引っ越してきた人が多いので、友達ができなかったんじゃないかなと思うので、こどもの友達もできたし私の友達もできて、そこがとてもよかったなと思っています。
【区長】
やっぱり友達できた?ママ友が?
【髙橋】
そうですね。ママ友になって、パパ同士もパパ友みたいになって、みんなで遊ぶことができてます。
【区長】
我々、子ども家庭支援センター作ってる方としては、そのママ友がいっぱいできていることが、孤立化を防ぐことになるんでね、そういう話聞くと大変うれしいです。
【区長】
今、コロナで人との触れ合いが遠ざけられてしまって、非常につらいときなんですけれども、コロナ禍における運営の難しいところとか、いろいろあるかと思うんですが、いかがですか。佐藤さん。
【佐藤センター長】
以前のようにフラっと「ちょっと、みずべ行こうか」「行ってみようか」ということができなくなってしまいました。あとはゼロ歳の子がいる方は、初めて妊娠のときからコロナ禍だったわけですから、もう本当に大変なことだったと思うんですね。なので、支え合える仲間ができるというプログラムをいろいろ開催してみました。
【区長】
佐藤さんいかがですか。
【佐藤】
私はコロナ禍でボランティアをやってる方たちとの交流が全くなくて、意見交換ができなかったっていうのがとても寂しいです。
【区長】
コロナっていうのは本当に、コミュニティを壊してしまうような、社会に悪い影響をおよぼしてしまったなと思いますよね。麻上さんはいかがですか。
【麻上】
マスクなんですけども、お子さんはこちらの表情を読み取ろうと目をじっと見て「この人は笑ってるのかな?」みたいなことがあるんですね。マスクは早くできたら取りたいです。あと、コロナ前と比べて支援士さんの数が減ってしまったと、スタッフの方からお聞きしました。支援士講座で大分増えてきたっておっしゃってましたけども、もっといらっしゃっていいと思います。
【区長】
これからのこども家庭支援センターに必要なこと、髙橋さんからどうぞ。
【髙橋】
これまでは9時になったら、明日の予約のために一生懸命電話していたのですが、それが7月になって平日はなくなったので、これまでより足が運びやすくなるかなと思います。多分今まで利用されてない方もいらっしゃると思うので、そういう方と一緒に気軽に行けるようになるといいなと思ってます。
【区長】
露原さんは。
【露原】
17時まで開園してもらえると、お昼寝とかぶらずに行けるかなと思います。あとは、児童館やセンターで、育児に対して不安に思っているお母さん方も多いので、もう少しコロナが落ち着いたら、お母さん同士がつなげられるようなプログラムがあるといいなと思います。
【区長】
田中さんどうぞ。
【田中】
前は、みずべのお昼の時間帯にご飯を食べたり離乳食をあげたりすることができたと聞いていたので、コロナが落ち着けばそれが再開するとすごくうれしいなと思います。あとは、こんなにすてきな場所なのでもっと来る人が増えたらいいなと思いますので、情報提供とか、みずべのよさがもっと広まればと思います。
【区長】
佐藤さんね、みずべに来る人の数は適正なのかしら、もっと来た方がいいのか。
【佐藤センター長】
密は避けつつも、もっと来て欲しいとは思っています。多くの人に来てもらうためには私たちもいろんなことを考えなければいけないと思います。保健相談所はもちろんですけれども、近くの産院とかママたちが行くような美容院とかに、みずべのパンフレットを置かせてもらって、「行くといいよ」って紹介してもらう。そういうことも力を入れてやっていきたいと思います。
【区長】
皆さんもそうだけども、役所のこども未来部、広報広聴課にもお願いして、特にこういうコロナ禍であるから、PRしなきゃいけないね。
パパが来る数っていうのはどうですか。
【佐藤センター長】
とても増えてると思います。特に今リモートワークでおうちにいることも増えてきて、その合間に来てくださったりもありますし、あとプログラムでもパパ向けのベビーマッサージとかをやっているところもありますのでそういうのをきっかけにして来られていますね。
【区長】
パパママも両方で子育てをしなきゃいけない時代ですからね。パパの参加ももっとこう拍車をかけるように、リードしていかないといけないなと。ボランティアさんどうですか。そのパパの参加っていうことについては。
【佐藤】
双子ちゃんの会のときには結構パパが参加されています。
【区長】
麻上さんはどうですか。
【麻上】
そうですね、お父様の送り迎えはとっても増えてると思います。時代はちょっと変わったかなと。
【区長】
いろいろお話聞かせていただいてありがとうございます。こどもをいい子に育てるっていうのは本当に私は一番大事なことだと考えています。虐待があちこちで事件になって騒がれていますけれども、こんなこと絶対あってはならないことです。だから、そのためには我々が頑張って、いい関係をつくっていかなきゃいけない。子ども家庭支援センターを一生懸命充実させていきますけど、これからの新しいパパママたちがどんどんみずべに来て、コミュニケーションがとれるようにしていかなくちゃいけないと思っています。ぜひ皆さんも、協力してください。今日はいろいろお話聞かせていただいてありがとうございました。
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