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更新日:2017年1月19日

区長と話そう!こうと~く 平成26年7月10日実施

  • 日時
    平成26年7月10日(木曜日)19時~20時
  • 場所
    豊洲区民館
  • 参加者
    坪谷寿一さん
    笠松孝志さん
    渡辺裕之さん
    羽田朋弘さん
    富永知樹さん
  • テーマ
    コミュニティサイクルについて
  • 区側出席者
    区長、政策経営部長、まちづくり推進課長、広報広聴課長
  • 概要
    以下のとおり

コミュニティサイクル運営会社と利用者の皆さんに参加していただきました

コミュニティサイクル運営会社と利用者の皆さんに参加していただきました

1 区長あいさつ

みなさん、こんにちは。区長の山﨑でございます。今日はコミュニティサイクルについていろいろお話し合いが聞けるということになりまして、大変楽しみにしてます。事業者の方、それから利用者の方、いろんな意見を聞かせていただいて、コミュニティサイクルがもっともっと広まればいいなぁというふうに思ってます。まぁこれは、平成24年の11月から実証実験を始めまして、お蔭様で今、ステーションが20ヶ所ぐらいに増えました。台数も300台であります。外国ではパリ、ロンドン、ニューヨーク。世界の大都市が数千台、あるいは、一万台以上の自転車を街中に用意をして、沢山のステーションがあってどこへでも利用できる。そういう発展を遂げてましてね。で、東京だって今、世界都市ランクでも第4位ですから、そうした意味では、このコミュニティサイクルをもっと広めたいと思ってます。当初はですね、環境のため、CO2削減、まぁ、そういったことでスタートしたわけですが、通勤・通学あるいは観光、いろんな形でご利用いただきつつありますが、環境だけではなくて健康増進にもつながるでしょうし、街中をスイスイと自転車で移動することの楽しさ。そういったことにも貢献してくれるわけですから。是非ですね、今日は事業者のご苦労話や、あるいは利用していただいてる方の「もっとこうなって欲しい」とか「こうだったらいいなぁ」とかまぁいろいろ、思いを何でも結構ですから話して聞かせていただければありがたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2 コミュニティサイクル実施に当たって苦労した点や気をつけたこと

【区長】
平成24年の11月にスタートしたわけですけどね、NTTドコモさんがやるにあたって、最初の頃の苦労話というか、あったら聞かせてもらいたいなと思うんだけれども。
【坪谷さん】
区民の皆様の足としてですね、利用しやすい、そしてあの、もちろんお仕事でいらっしゃる方にも観光でいらっしゃる方にも、皆さんにとって「分かりやすい」「使いやすい」「返しやすい」。特にステーションなんですけど、皆様にとって使いやすい場所をご用意していく、そこに心を砕いてきたところはございます。ただまぁ、なんて言うんでしょう、充分かというと、決して私どもは満足してるわけではありませんので、沢山、皆様の目に付く所に置いていくように努力をしていきたいなと思っています。
【笠松さん】
これほど大きなコミュニティサイクルは、サイクルシェアリングサービスというのは、日本では初めてに当たるようなものになりますので。最初はその、区民の皆様ないし、観光で来られた方々にまず知っていただきたいというところでですね、特にその、東京テレポート駅前とかでビラ、チラシを配らさせていただいてですね、一件でも多く知っていただこうと言うところでやらさせていただいてたり、このシエルタワーの所でも、登録会場といいますか、臨時の登録会場を設営させていただいて皆様への認知の向上のところで努力してきたというところがございます。
【区長】
2ヶ月ほど前に、舛添知事が東京都の水門とか堤防の視察に来た時に、豊洲の交差点のステーションを見たら、大変感心して喜んで。舛添知事はこのコミュニティサイクルを全都的に拡げたいというね、思いがあって、特に「オリンピックでは自転車を活用して、ガソリン車を走らせない」なんて言って、かなり強い主張をしておりますんで、都と連携をしてもっともっとこれを広めていきたいと思ってますよ。

3 コミュニティサイクルを実際に使ってみた感想

【区長】
渡辺さん。利用されてて、どうですか?
【渡辺さん】
臨海部はですね、街として交通のインフラはゆりかもめもありますし、りんかい線もありますけれど、何より街が広くてですね、拠点間の移動は意外と大変だったなぁというのが、今までの実感なんですけども。それがその自転車という手段で、なんですかね、駅というステーションまで行かなくても、ビルとビルの間の移動っていう観点からは、非常に便利になったというのが実感でございます。あとは、自転車であるがゆえの、風を感じて空を見上げながら、自分で漕ぐことができるというのは体の観点からも非常にいいと思いますし、走るのが気持ちいい。私は非常にこの、コミュニティサイクルができてからは、「ワークスタイルが変わったかな」というようなぐらいの思いでおります。【羽田さん】
ゆりかもめだったり、りんかい線だったり使えばと思うんですけども、まぁちょっとセコい話にはなるんですけども、ちょっと高いですよね。ゆりかもめ。行って帰ってとかですると結構スイカの残高がどーんと減っているようなところがあるので、それだったら「500円で臨海部行き放題だ」と。ぐるぐる回れるし、自転車置き場であれば好きな所に停めれるというところで便利に使ってます。
【富永さん】
私は区外から通学しているんですけども、どうしても、ちょっと足を運ぶっていう際に、足が無かったんですね。そういった時に、やっぱりあの、IHIさんの前から、すぐに大学から歩いて行って借りられるので、学生にも使い易い価格設定で、大変助かっております。

4 コミュニティサイクルを使って行く、おススメのコースやスポット

【区長】
どうですかね。回って見て、別に観光で使ってる人は今回いないんだけども、おススメのスポットとか、普段利用してて良い所、「ここ、いいぞぉ!」なんていう所あります?
【渡辺さん】
豊洲公園で借りて、護岸沿いをずっと抜けて行きまして、最近、屋外のバーベキュー施設なんかもできていますんで、その横を走りながら、あとはその、今、新豊洲の中で工事をいろいろ行われていますよね。その街の変わりゆく様をっていうんですかね、それを見ながらこう、お台場の方に抜けて行ったりするのが、結構楽しいですね。「街の変わる様子を傍で見れておもしろいな」って思います。
【羽田さん】
私はですね、豊洲駅で借りることが多いですけど、西に進むような形になるんですかね。プロムナードがありますよね。あそこの道がとても走りやすくてて好きだなぁと思ってます。で、まぁ、よくテレビなんかのロケーションにも使われてる場所だと思いますんで、「キレイな場所だなぁ」と思いながらいつも走ってます。
【富永さん】
私は、趣味が写真なんですけれども、いろいろな夜景を見て回るのに、カメラを担ぎながら、こう、いろいろなお台場の方面であるとか。あとは晴海大橋、そこの夜景がかなりキレイなので、そういった所で夜景探しをコミュニティサイクルでやらさせていただいてる形で、楽しんで使ってます。

5 臨海部に対するイメージ

【区長】
どうですか。ドコモさんはこの地を選ばれたと思うんですが。この臨海部という地域に対してどんなイメージをお持ちか、聞かせていただければ。
【坪谷さん】
新しい街。今まさに、先ほどお話しありましたように「変わってゆく街」というふうに考えております。もちろんあの、環境に配慮していくという区のご方針もございますので、先進性、環境性、いろんな面でですね、アピールして行くには絶好の場所なのかなと思っております。
【笠松さん】
水彩都市と未来都市との融合というところをですね、本当に両立ができた、本当に日本を代表するような、今後の都市のお手本となれるような都市だと思っています。今後は、自転車道の整備も進めていただいておりまして、本当にその環境の保全と併せ持って、未来型の都市というところで、特に有明とかについては、開発が進んでおりますけども、その辺りの利便性と環境面の融合がキチンと図れた都市だなぁというところで、本当に世界に対してアピールができるような都市だと思っております。

6 臨海部の交通事情

【区長】
今、東京都内で、都道では自転車道の整備をしたのが126キロだそうですよ。で、舛添知事は一昨日、江東区に来てお話をした時に、それを「オリンピックまでに倍増したい」と、こうおっしゃってました。で、自転車の乗り方って車道を走れってなりましたよね。で、左側を通行する。で、そうしてみると、怖さとか交通事故の心配もあるし、かと言って、歩道に自転車を歩行者と色分けして作っている場所もあるんですね。そうすると、そういった整備が今後どれだけ進んでいくかっていうことを考えないといけない。臨海部の交通事情っていうか、道路広いじゃないですか。とんでもなく。都心と違って。でもなかなか、あの、なんて言うのかな。走りいいのか悪いのか。安心して走れる?どう?
【渡辺さん】
そうですね。道路は非常に広いですよね。で、そういった意味では走りやすいとは思います。ですがやはり、まぁ特にお台場の方とか、人も多かったりする中で、自転車道の整備とかっていう話は、是非とも推進していただきたいし、そうするべきかなぁと思っております。
【羽田さん】
臨海部って新しい街っていうところだと思うので、そういった、今回の自転車自体は社会実験っていうことだと思うんですけども、この中で自動車道、自転車道、歩道っていうのを分けるようなことも、まぁ実験って言っていいのかどうかわからないですけど、そういったことがしやすいのであれば、そういったことも進めていただければありがたいなぁと思います。
【富永さん】
土曜日・日曜日であると、かなり人の数が平日と変わってきて、ららぽーとと駅を繋ぐあの大きい歩道でさえ、ちょっと自転車が通りにくいような通行量になっていることが多いです。
【区長】
へぇ、そんなにすごいんですか。
【富永さん】
そうですね、かなり。なので、あそこの道がもうちょっと歩道が広くなったりであるとか、あとは自転車用の道が整備されれば、ららぽーととかにも行きやすくなるかなぁと思います。

7 オリンピックに向けた臨海部の発展とコミュニティサイクルの関わり

【区長】
ところであの、オリンピックも6年後なんですけどね、舛添知事は、「自動車はできるだけ臨海部は走らないで、オリンピック期間中は自転車あるいは、水素自動車とか、電気自動車にするんだ」って、この前、そういうことを発言をされてましたけども。江東区はオリンピックで沢山の競技場ができますんでね。それに対して、みなさんの夢とか希望とか、「こうしたらいいんじゃないか」とか、いろんなご意見もしあったら聞かせていただけますか。
【渡辺さん】
迎える側の心を大切にしていくべきなのかなと。そういう話の中では、例えば、多言語対応みたいな話とかっていうことも重要だったりするかなと思います。サイン一つとっても、「東京の交通の乗り換えのサインは、分かりにくい」なんて話もありますし。まぁ細かい話かもしれませんが、まぁ、そういった、細かいところを一つ一つケアしていくことを積み重ねていって、ようやく全世界の方に楽しんでいただける東京が作っていけるのかなぁ、なんていうふうには思っています。
【羽田さん】
私、今、子供がいるんですけども、子供にそういった、一流の選手のプレイというか、競技が、まぁ、何の競技が見られるか分からないですけど、とりあえず江東区の会場で見ることができたらいいなぁとも思います。で、私達は芝浦工業大学で、そういった技術のところに近いところにいるものですから、日本の技術をそういった場所で見せる様な、そういったこともあるのかなぁと思ってまして、そういったオリンピックになるといいなぁと、そんなふうに思ってます。
【区長】
オリンピックとコミュニティサイクルの、自転車の融合というか。ドコモさんでオリンピックに向けて、まだ具体的には無いかもしれないけれども、なんかこう、夢とかね、「こんなんなったら、もっといいなぁ」とか、何かお考えありますか。
【坪谷】
まず、今の自転車でございますけども、もう100年来、形が変わっていない自転車をシェアリングしています。電動アシストというEV機もございますので、まず電動アシストの導入ということはどんどん進めていきたいんですけども。自転車そのものがですね、もしかしたら6年後に形が変わるかもしれない。例えば、畳められるようになる。まぁもちろん、いろいろと旅行用の移動バイクはあるんですけど、もっとこう先進的なですね、自動的に畳まれるようなものとか、場所を取らずに収納出来るようなものってのも。実は、手前どももメーカーではないんですが、メーカーさんと話しながら、やはり6年後のオリンピックに向けて、日本発の国産の新しい自走式のものというのがあってもいいんじゃないかっていうことは提案してございます。
【笠松】
環境への配慮といったところで、水彩都市と未来都市との融合が既に図られていますけども、そういう日本を代表するような、都市の作り方といったところを世界にピーアールができるように、その中の一つに、パーツとして、コミュニティサイクルが活躍ができたらなぁというふうに思っております。

8 コミュニティサイクルの今後

【区長】
今は、この臨海部だけで、東京都内では実際に動いてるのはここだけですよ。将来、コミュニティサイクルがどうあるべきか。
【富永さん】
コミュニティサイクルの利用状況を確認できるアプリが、区民であるとか、そういった、江東区、豊洲に勤めていらっしゃる方々のコミュニティの中心になればいいなぁということを思っていて。ただ一方的に空き情報であったり交通情報を取得するのではなくて、こちら側からもSNSのように区民同士でコミュニケーションが図っていけるツールになれば、すごいおもしろいかなぁというふうに考えております。
【区長】
なるほどね。
【羽田さん】
種類が増えるといいなぁとは思いますね。で、子供用のものであったり、まぁ大人用は今は形でもいいと思うんですけども。「自転車の楽しさをこの江東区の中でみんなが知って、それとスポーツが繋がって」っていうことがあると、おもしろいかなぁって思ってます。
【渡辺さん】
他の区はもとより、区の中でもですね、更に増設はお願いしたいなと思っております。あとは、先ほどコミュニケーションの一環で活用できないかというお話しありましたが、私もそういった方向は非常におもしろいなと思ってます。例えば、「コミュニティサイクルの自転車に乗ってる人は、お店で割引かれるよ」とか、まぁ安直な発想ですけども、とかですね、「コミュニケーションのコア」になるような仕組み作り。例えば、自転車を運ぶのも結構な労力なのかなぁと思うんですけども。ステーション間を移動させるということですね。まぁそういったところも、街の運営管理の中に取り込んでいくとかですね、何か、解があるわけじゃないんですけど、みんなで考えていければいいかなぁと思ってます。
【坪谷さん】
「乗りやすいものをベースとしていきたい」というふうに、まず考えています。その上で、従前からの宿題であります、「チャイルドシートが付いてるもの」ですとか、「新しい来年のモデルをここで試し乗りできる」とか、そういった楽しみというものは、今言った地盤をまず強化した上で、真摯に取り組んでいきたいなと思います。まずは、電動アシストにしたり、台数を一気に増やしていくということを頑張っていきたいと思います。
【笠松さん】
本当に胸を張ってですね、「公共交通サービスです」と言えるように、なれるようにですね、どこに行っても自転車が借りれるように、借りたい所で借りれるように、「ステーションを増やす」ですとか、自転車台数も区長の方からもお話しありましたけども、もっと増やして。より利便性を高めていって、江東区に来られる方、住まわれてる方、全ての方々にとって、当たり前のサービスになるように、努力していきたいなぁと思っております。
【区長】
そうやって、「台数を増やす」「ステーションを増やす」ってのは大事なことなんで、一生懸命、場所探しますよ。そうするとね、やっぱり、豊洲や有明の新しい住民の方と、旧市街地の長年住んでる人とのコミュニケ―ション、繋がりもできてくるんですよね。そういった意味では、門前仲町にも必要だし、森下にも、亀戸にも、東陽町にも、ってこう、やっぱり、それをコツコツ拡げていかないといけないですね。今日はいろいろお話し聞いて、参考になりました。お蔭様で事故も一回も無くね、自転車も盗まれず、みんな丁寧に使っていただいてるという、そういった実績も評価していただけると思うんですね。それは利用する方々のマナーの良さだろうと思うんですけども、これからより一層、これを晴海や月島や築地や銀座にまで延ばそう、中央区の方ですけども、お願いしに行きたいと思うし。どこでも東京中で乗り降りできれば、こんな良いことないですよね。そのスタートを、江東区が先陣を切っていてやっているわけですから、なんとかこれを広げて、そしてオリンピックに結びつけていきたいと思ってます。どうぞこれからもよろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました。

区長を囲んで

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