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報道発表資料
発表日:2023年4月28日
「まだ食べられるけど食べきれない。捨てるのはもったいないな」―みなさまのご家庭にそのような食品はありませんか?
区では食品ロス削減を目的とし、令和2年度以降、江東区役所清掃リサイクル課、無印良品東京有明の2か所で、家庭で余った食品を回収してきましたが(フードドライブ事業)、利便性を高め、より多くの方に協力してもらうために、令和5年1月、区内15か所の文化センター、スポーツセンターにもフードドライブ常設回収窓口を増設しました。
(豊洲文化センターのフードドライブ窓口。持ち寄られた食品の内容を確認し、回収します)
みなさまから回収窓口に持ち寄られた食品は、福祉施設や生活困窮者等へ無償で食料を提供しているフードバンク活動団体や、無料または低額で子どもに食事を提供しているこども食堂などで活用されます。
令和4年度に農林水産省が発表した『令和2年度食品ロス量推計』によれば、令和2年度は、全国で年間522万トンの食品が廃棄されたとのことです。これは日本人ひとりが毎日お茶碗約1杯分(およそ113グラム)のご飯を捨てていることに等しくなります。
そのような状況下で、江東区役所清掃リサイクル課、無印良品東京有明の回収窓口には、多くの方からリユース可能な食品が持ち寄られ、令和4年度には、令和2年度の回収量366.3キログラムのおよそ7倍である、約2.5トン(10kgの米袋約2,500袋分)の食品が集まりました。
回収した食品の一部。中でも回収量の多い食品は飲料類やレトルト食品だそうです)
取材した26日は、江東区文化センターでこども食堂への食品配給が行われました。庁舎内で保管している食品を区職員が会議室に一斉に並べ、朝10時からこども食堂への配給を開始。当日はあいにくの雨でしたが7団体が来庁し、配給に参加した団体の代表者は、「食料支援を必要とする人へ、家庭で余った食品を継続的に配達できているので、助かっている」などとコメントしました。
(食品配給の準備をする区職員。1卓の机に並べられた量が1団体分とのことです)
(食品を詰めるこども食堂の代表者。フルーツの缶詰は子どもに喜ばれるそうです)
環境問題や貧困問題の解決のため、2015年に国連総会で17の「持続可能な開発目標」(SDGs)が採択されました。食品ロスの削減はこの目標に含まれています。
計画的な食品の購入・消費ができず、食品が余ってしまったときは、ぜひ、江東区のフードドライブ事業に参加してみてください。
【フードドライブ常設回収窓口】
フードドライブ常設回収窓口へ食品の持ち寄りをご検討の際は、必ず事前に江東区清掃リサイクル課のフードドライブ事業に関するホームページで、持ち込み可能な食品の条件などをご確認ください(以下の関連リンクからアクセス可能です)。
江東区フードドライブ事業について
https://www.city.koto.lg.jp/381104/kurashi/gomi/5r/fooddrive.html
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