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更新日:2023年12月1日

令和5年12月1日パブリックコメント特集号(こうとう区報)テキスト版1・2面

 江東区高齢者地域包括ケア計画(素案) パブリックコメント(意見募集)を実施

大島東町会のみなさん

区では、令和6~8年度を期間とする「江東区高齢者地域包括ケア計画」の策定作業を進めています。このたび、計画の素案を作成しましたので、区民の皆さんにその概要をお知らせするとともに、パブリックコメント(意見募集)を実施します。

素案に対するご意見をお寄せください

素案の全文は、区ホームページ、こうとう情報ステーション(区役所2階)、地域ケア推進課(区役所3階7番)・介護保険課窓口(区役所3階4番)、保健所および各保健相談所・出張所・図書館・長寿サポートセンターで閲覧できます。寄せられたご意見や区の考え方は後日、区報・区ホームページで公開します。なお、ご意見に対する個別回答は行いませんので、ご了承ください。

[意見募集期間]12月1日(金曜日)~22日(金曜日)必着

[提出方法]区ホームページ、または①氏名②住所③年代④ご意見⑤区外在住で区内在勤・在学の方は勤務先名・学校名・所在地を記入し、郵送(区報掲載のはがき等)・ファクス・窓口で(電話受付は行いません)

【問合先】地域ケア推進課ケア推進担当☎3647-9606、℻3647-3165、介護保険課庶務係☎3647-9481、℻3647-9466

策定スケジュール

12月1日(金曜日) 意見募集開始
12月22日(金曜日) 意見募集締切
令和6年3月(予定) 策定、区民への公表

 「江東区高齢者地域包括ケア計画(素案)」概要

計画の趣旨

国では、いわゆる「団塊の世代」全員が75歳以上となる令和7年および、高齢者数がピークを迎えると推計される令和22年に向け、地域の実情に応じた「地域包括ケアシステム」の構築と深化の必要性を示しています。

本計画は、区における地域包括ケアシステムの推進に向けた、高齢者保健福祉と介護保険の具体的な取組指針を示すものです。

地域包括ケアシステムとは

重度な要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、「住まい」を中心に、「介護予防」、「日常生活支援」、「介護」および「医療」を一体的に提供するための体制のことです。

区の現状と将来推計

区の65歳以上の高齢者人口は、令和5年1月1日現在11万2,626人で、令和22年には13万3,279人になると推計しています。また、今後数年間は65~74歳の前期高齢者数が減少し、75歳以上の後期高齢者数が増加すると予想されます。

介護保険被保険者、要介護認定者数ともに増加

本区の第1号被保険者(65歳以上)数は、令和4年12月31日現在、11万3,888人であり、令和8年度にかけてほぼ横ばいと見込んでいます。

第9期計画期間中(令和6~8年度)は、高齢者の人数は変動が少ないものの、介護の必要性が高い75歳以上の後期高齢者数が急増すると予想され、要介護認定者数は令和4年12月31日現在2万2,719人ですが、令和8年度には2万4,772人へと増加すると見込んでいます。

被保険者数・認定者数の推移

介護サービス利用量もますます増加

要介護認定者数の増加に伴い、今後もサービス利用量は増加すると見込んでいます。

保険給付費等の推移を見ると、第8期計画期間中(令和3~5年度)は第7期計画期間中(平成30~令和2年度)の約1.1倍と見込んでいます。

現時点での第9期の保険給付費等の見込みは、過去の実績値をもとに要介護認定者数の状況等を踏まえて算定し、第8期の約1.1倍(保険給付費約1,103億円、地域支援事業費約53億円)と推計しています。

保険給付費等の推移

第9期計画期間中の介護保険料

介護保険の財源は公費50%と保険料50%でまかなわれており、全体のうち23%が第1号被保険者負担分です。国が行う低所得者への軽減策と、保険料区分の見直しや基金の適切な活用により、保険料の上昇幅の抑制を図ります。

保険料額は、国が示す介護報酬やその他の条件が確定され次第算定します。

基本理念

すべての高齢者が生きがいや幸せを感じられる社会を地域とともに目指していくことを目的として、本計画の基本理念を次のように掲げます。

ともに支えあい、健やかに生き生きと暮らせる地域社会の実現~地域包括ケアシステムの成熟~

基本目標・基本施策

基本目標1 【介護予防】生涯現役の健康づくりを支援する

1介護予防のさらなる推進

いつまでも健康でいられるよう、高齢者が主体的に健康増進に努める取り組みの充実を図ります。また、健康状況や生活機能の課題に対し、高齢者の保健事業と連携した事業を推進します。

2認知症予防の推進

認知症に関する正しい知識を持ち、理解を深めるための普及啓発、認知症予防プログラムの充実、通いの場の拡大など「予防」の取り組みを進めます。また、早期発見につなげるため、認知症検診を実施します。

3社会参加の支援

クラブ活動や就労、ボランティア活動等の地域参加を後押しし、高齢者がこれまでの人生で培ってきた能力や経験を活かしつつ、地域社会に貢献できる環境づくりを進めます。

基本目標2 【日常生活支援】充実した日常生活を支援する

1地域での支え合い体制の整備

支え合いや見守りなどを通じて高齢者の自立した生活を支えるため、地域住民やさまざまな団体との連携を強化し、地域での生活支援体制の整備を進めます。

2生活支援サービスの充実

高齢者の在宅での暮らしのため、日常生活を支援します。病気やけがの際の緊急かつ一時的な支援の充実も図ります。

3権利擁護の推進

成年後見制度の適切な活用や消費者被害の防止等に取り組みます。また、相談支援体制の充実や関係機関との連携強化を通して、高齢者虐待の防止を図り、高齢者の権利擁護を推進します。

基本目標3 【介護】介護が必要になっても安心して暮らせる地域社会の実現を支援する

1介護サービスの充実

介護サービスの情報公表や第三者評価等を適切に実施し、利用者の選択を通じた介護サービスの質の向上を図ります。

2介護事業者への支援

福祉や介護の仕事の魅力発信や就労促進事業等を推進し、関係機関と連携して、サービス事業所等における介護人材の安定的確保を支援します。

3介護者への支援

在宅で高齢者を介護している家族等の介護負担軽減に取り組みます。

4認知症施策の推進

認知症の人や家族の視点を重視し、認知症になっても住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられる環境を整える施策を推進していきます。

5介護給付の適正化

介護保険制度の持続的運営のため、適切な介護認定審査のための研修、ケアプラン点検によるケアマネジメントの質の向上、医療情報との突合による請求確認等により、真に必要で過不足のないサービスの適切な提供に向けた給付の適正化を進めます。

基本目標4 【医療】在宅療養生活を支える医療と介護の連携を支援する

1医療と介護の連携

安心して在宅での療養生活を送れるように、退院支援や日常の療養支援、急変時の対応、り等、さまざまな局面で必要となる在宅医療と介護の連携を充実させます。

2在宅医療の促進

在宅医療について区民が関心を持ち、理解を深められるよう、普及啓発を図ります。また、医療と介護を必要とする高齢者が、自宅で両方を受けられるよう、日常の療養支援、急変時の対応等の取り組みを進めます。

基本目標5 【住まい】高齢者の住まいの確保を支援する

1住まいの安定的な確保

高齢者のニーズに応じた住まいが安定的に確保されるよう、住まいの整備や入所支援を推進するとともに、関係機関との連携を強化し、円滑な入居の促進に取り組みます。

2介護施設の整備

介護基盤の計画的な整備を進め、地域の実情に応じたきめ細かなサービス提供体制を構築していきます。

3安心な住まいの確保

日頃からの災害への備えや、災害発生時を想定した環境整備を推進し、高齢者の安心な生活環境づくりに取り組みます。

計画の推進に向けて

「江東区高齢者地域包括ケア計画推進会議」を定期的に開催し、計画の進捗しんちょく状況の評価、点検を行います。また、庁内関連部署と連携を図り、一体的・総合的な計画の推進に努めます。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 広報係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2299

ファックス:03-5634-7538

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