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更新日:2023年12月15日

結核について

結核とは?

結核は、結核菌が体の中に入ることによっておこる病気です。
排菌(結核菌を体の外に出すこと)している患者が「せき」や「くしゃみ」をすると、しぶきと一緒に空気中に飛び散ります。それを周りの人が吸い込み、菌が体内に残ると感染した状態になります。
江東区でも毎年100人程度の方が新たに結核と診断されており、結核は過去の病気とは言えません

感染と発病のちがい

 

編集 東京都福祉保健局(23福保健感第385号)

結核を発病すると?

感染した人のすべてが発病するわけではなく、実際に発病するのは10人のうち1~2人程度といわれています。また、結核菌は増殖が遅いため、発病する人でも最初のうちは症状がほとんどありません。多くは、2年以内に「せき」「たん」「発熱」といった風邪のような症状があらわれます。このほかにも「痰(たん)に血が混じる」「食欲が減る」「体重が減る」「胸の痛み」「息苦しい」などといった症状が出ることもあります。
発病しても排菌していなければ、周りの人に感染させる心配はありません
※結核菌は紫外線に弱く、患者の自宅環境や衣服等の消毒は必要ありません(十分な換気をおこなってください)

結核の治療は?

病状に応じて入院して治療する場合と、外来通院で治療する場合があります。現在、結核は治療効果の高い薬が開発されており、複数の薬を6~9か月間(病状により延長の場合あり)毎日きちんと服薬すれば治る病気です治療を続けていくため、結核医療費の公費負担制度(別ウィンドウで開きます)や、保健所の保健師等による服薬支援(DOTS、ドッツ)を実施しています。

結核を予防するには?

1.医師の診察

発見が遅れると重症化する場合があります。
風邪のような症状が2週間以上続いていたら、結核も疑って早めに医療機関を受診しましょう。

2.健康診断

学校や職場の健康診断を利用して年に1度は健康診断(胸部レントゲン撮影)を受けましょう。

3.健康管理

免疫力が低下すると発病しやすくなります。
休養、十分な睡眠、バランスのとれた食事、規則正しい生活、適度な運動を心がけましょう。

4.咳エチケット

咳やくしゃみをするときはマスクをつけるか、ティッシュで鼻と口を覆い、周りの人から顔をそむけましょう。

5.予防接種(BCG)

生後1歳にいたるまで定期予防接種として実施しています。
効果は10~15年程度で、小児の重症結核予防が期待されています。

6.結核健診事業

保健所では、以下の方に対して結核健診を実施しています。

  • 接触者健診⇒結核患者と接触する機会があった方
  • 管理検診⇒結核治療を終了した方(治療終了後、2年程度)
  • その他健診⇒結核予防対策上、必要な方(日本語学校など)

いずれの場合も対象の方へは保健所から連絡いたします。

問い合わせ先

健康部(保健所) 保健予防課 感染症対策係
郵便番号 135-0016 東京都江東区東陽2-1-1
電話番号:03-3647-5879
FAX番号:03-3615-7171

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