報道発表資料
都内初、ヒキガエル研究で文部科学大臣賞受賞!都立科学技術高校の生徒たちが区長を表敬訪問(取材:9月7日)
高校生たちの研究への情熱と地道な努力が実を結びました!
7月29日から8月4日まで開催された「第47回全国高等学校総合文化祭(2023かごしま総文)」の自然科学部門で、最も優秀な発表に贈られる文部科学大臣賞を受賞した、東京都代表の都立科学技術高校 科学研究部の部員3名が、7日(木曜日)、木村 弥生・江東区長を表敬訪問し、受賞報告を行いました。
全国高等学校総合文化祭は、昭和52年から行われている高校生による芸術文化活動の祭典で、「文化部のインターハイ」とも呼ばれています。文化庁等が主催し、今年は鹿児島県で開かれ、自然科学部門のほか、吹奏楽、郷土芸能など22部門で発表・展示が行われました。
同校の科学研究部に所属する高校3年生の、城 陽太さん(じょう・はるた)、錦織 智崇さん(にしごり・ちしゅう)、細井 托人さん(ほそい・たくと)は、学校に隣接する猿江恩賜公園に絶滅危惧種のヒキガエルが多く生息していることに気づき、「ヒキガエルの色彩パターンを用いた生態研究」を行い、発表。
日没後にヒキガエルを捕獲し、カエルを傷つけないよう、腹部の色彩パターンで個体識別を継続したことなどが評価され、全国44校の中から、文部科学大臣賞に輝きました。
この日、生徒たちはメダルを首からさげ、表彰状・盾を手に区長室を訪れ、都内初の文部科学大臣賞受賞に関し木村区長から「本当に誇らしい。嬉しいです」との言葉を貰いました。
また、発表したポスターの写しを区長に見せ、二ホンヒキガエルとアズマヒキガエルの違いやカエルの捕まえ方等について歓談し、区長から研究で苦労した点を尋ねられると、城さんたちは「ヒキガエルを1匹1匹照合することが大変だった。最長で1日10時間程作業し、目が真っ赤になることもあり、とても疲れた」と血のにじむ努力について話しました。
木村区長は、「日本は、ノーベル賞も受賞するような理系の人材を輩出してきた国。ぜひ、その才能を磨き、今後も頑張ってほしい」と激励しました。
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