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更新日:2024年4月21日
平成31年度よりおおむね10年の区の放課後児童クラブ、放課後こども教室の事業運営の基礎となる「江東区放課後こどもプラン」を策定しました。前期5年の取組方針を見直し、令和6年度からの後期5年の取組の方向性を示しています。
本区では、国が平成30年9月に「新・放課後こども総合プラン」を策定したことを踏まえ、平成31年3月に「江東区放課後こどもプラン」を策定しました。現在全46の小学校等において、きっずクラブが運営されています。
令和5年4月にこども基本法が施行され、こども家庭庁が設置されました。そのこども家庭審議会において、放課後の過ごし方を含めた「こどもの居場所づくり指針」が策定されており、放課後の居場所についても「こどもまんなか」の視点に立ち、こどもの主体性を尊重して考えた取り組みが求められています。
これらの状況を踏まえ、本プランは、平成31年3月に策定した「江東区放課後こどもプラン」の前期5年の取組方針を見直し、放課後児童クラブ・放課後こども教室における後期5年の取組の方向性を示すものとして策定します。
長期的には全放課後児童クラブ・放課後こども教室が小学校内で運営され、両事業がそれぞれの役割を果しつつ、小学校や児童館等と連携していることを目指します。
本プランの対象期間においては、児童数の増加に伴い、放課後児童クラブにおいて保留児童の発生が見込まれていることや、小学校内でのスペース確保が難しいこと、また放課後の居場所の選択肢の一つになることから、小学校外の放課後児童クラブも引き続き活用します。
放課後児童クラブ・放課後こども教室の両事業では、児童の権利に関する条約と改正児童福祉法の理念を踏まえ、こどもの主体性を尊重した環境づくりを推進し、こどもの「生きる力」の向上を図ります。
平成31年度よりおおむね10年
(注意)本プランではこのうち後期5年の取組方針を示します。
放課後児童クラブ(きっずクラブB登録、土曜江東きっずクラブ)、放課後こども教室(きっずクラブA登録)
対象事業の量の確保と質的向上、効果的・効率的な仕組みづくり
「江東区こども・子育て支援事業計画」の個別計画
小学校内の全きっずクラブを一体型若しくは連携型として運営。
学校外きっずクラブのあり方について検討。
小学校増築等に、必要な育成室面積確保に向けた調整を実施。
学校外きっずクラブの利用の促進と、NPO等の私立学童クラブの活用を検討。
小学校外の拠点方式を基本とし、保護者ニーズに沿うような運営方法を検討。
放課後児童クラブとの違いを再周知。
活動場所の環境改善と活動場所の選択等による、児童の自主性・自立性の向上。
関係機関等と連携し、安全・安心に過ごせる環境づくりを推進。
外国人児童や保護者と円滑なコミュニケーションを図るため、多言語化を推進。
地域住民、地域の大学、保護者等との一層の連携を推進。
質の維持・向上を図るため、きっずクラブに対する指導・助言の充実と検査を実施する体制を整備。
限られた人的資源を育成や見守りに充て、児童の安全・安心な居場所づくりを実現するため、効率的な運営方法を推進。
事業費の負担のあり方や、利用料の妥当性等について検証。
放課後児童クラブについて
単に留守家庭児童の放課後等における預かりだけでなく、こどもの主体性を尊重し、こどもの健全な育成を図る役割を担っています。
放課後児童クラブ運営指針等を基本に、こどもの発達段階に応じた育成と環境づくりを進めていきます。
放課後こども教室について
様々な環境に置かれている児童に寄り添い、対話・遊び・見守りを通じて、児童との信頼関係の構築を図ります。
指導員について(放課後児童クラブ・放課後こども教室共通)
適切な遊び、生活の援助ができる指導力を養うとともに、各種研修等を通じて質の向上を図ります。
学校教育と連携し、知・徳・体にわたる「生きる力」を育むプログラムを実施します。
季節行事や誕生日会、おやつ等の家庭生活に係る普遍的なプログラムについては、今後も継続して実施します。
プログラムの実施にあたっては、バランスの取れた実施頻度・内容で行います。
固定した児童の利用が前提である特性を生かし、定期的、継続的なプログラムを効果的に取り入れます。
児童が多様な経験を主体的に取り組めるよう配慮します。
プログラムの実施にあたっては、地域との連携を深めていきます。
高学年については、低学年児童とは異なる内容や頻度でプログラムの実施を検討します。
放課後こども教室のプログラムは放課後児童クラブの児童も希望して利用することができます。
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