定例記者会見(令和8年6月3日開催)

(記者会見を行う大久保区長)
区民の皆さんへのメッセージ~ごみの分別と資源回収にご協力を~
はじめに、台風6号についてですが、江東区内でも一部の地域で道路の浸水被害等が確認されております。引き続き、関係機関とも連携しながら対応に努めてまいります。
また、会見の前に、区民の皆さんへ、6月の環境月間をきっかけとしたリサイクルの推進のお願いがあります。
江東区では、環境月間に合わせて、「環境フェア」をはじめ、様々な取組を行っています。
区民の皆さんには、こうしたイベントなどを通じて、生活環境や地球環境、リサイクルに関心を深めていただきたいと思います。
また、現在、プラスチック製品の原料となるナフサの安定供給が心配されていますが、限りある資源を有効に使うため、これまで以上にリサイクルを進めることが大切です。
江東区では令和5年10月から、燃やすごみとして収集していた、プラスチック素材のケースや歯ブラシなどの「製品プラスチック」を資源として回収する取組をスタートしています。
週1回、「プラスチックの日」として、卵パックやカップ類などの容器包装プラスチックと合わせて集積所で回収しています。
区民の皆さんには改めて、身近な取組として、ごみの分別と資源回収に、これまで以上にご理解とご協力をお願いいたします。
補正予算の編成

このたび、区民の皆さんの暮らしや区内事業者を取り巻く様々な変化等にスピーディーに対応するため、補正予算案を編成しました。
最初に「物価高騰下における支援の強化」です。中東情勢の緊迫化等の急激な社会経済情勢の変化に対応するため、実効性と即応性を重視した事業の拡充を行います。
毎年好評の「プレミアム付き区内共通商品券」について、今年も多数のご応募があった状況を踏まえ、抽選から外れた方を対象に、デジタル商品券を2万セット追加発行します。
また、区内中小企業者への専門家派遣相談の相談枠を2倍に拡充するなど、物価高騰下の区民や区内事業者への支援を強化します。
2点目は「区民の安全・安心な暮らしを支える取組み」です。近年の厳しい暑さ対策として、低所得世帯を対象とするエアコン購入費の助成に加え、こども向け施設の熱中症を防ぐための備品をさらに充実します。
また、新たに高齢者のスマートフォン購入費用を助成するなど、区民の皆さんの暮らしを幅広くサポートします。

3点目は「こどもの学びと居場所を支える取組み」です。教員の負担軽減と教育の質の向上を図るため、学習のサポートや見守りを行うエデュケーション・アシスタントを、新たな基準を満たす小学校に追加配置します。
また、放課後児童支援員や補助員の宿舎借り上げの補助など、こどもが安心して学び、過ごせる環境の充実を図っていきます。
そのほか、工事費の増加に対応する経費などを計上し、補正予算額は20億5,500万円となっております。今後、第2回区議会定例会での審議をお願いする予定です。
「区民一人ひとりの笑顔あふれる江東区」の実現に向け、区民の皆さんの声を丁寧に受け止めながら、様々な課題に対し、スピード感を持って取り組んでいきます。
都内初!Koto-DX推進支援センターの開設
7月1日、亀戸にあるカメリアプラザ9階に中小企業のDX推進を支援する「Koto-DX推進支援センター」を開設します。
同センターのロゴマークを制作しましたので、ご覧ください。

「Koto-DX推進支援センター」は少し長いため、愛称「コトックス」です。

「コトックス」では、DXに関する相談対応や各種セミナー、体験会を実施するほか、コワーキングスペースとしても利用できます。
DXに特化した拠点施設の設置は、都内初の取組となります。会計ソフトやキャッシュレス決済の導入といった初歩的な段階から丁寧にサポートすることで、事業者に寄り添った支援を行います。
また、中小企業関係者だけではなく、就職を希望する区民も利用でき、セミナーや資格取得を目指した研修などに参加することで、リスキリングの場としての役割も担います。
なお、7月1日に、報道関係者皆様向けの内覧会を開催します。「コトックス」を実際にご覧いただき、区のDX推進に向けた取組を知っていただければと思います。
「コトックス」を拠点に中小企業のDXを推進し、業務効率化による収益改善や人手不足の解消など、中小企業が抱える様々な課題の解決につなげていきます。
区営住宅「子育て応援枠」の新設

このたび、子育て世帯に対する支援として、区営住宅の入居者募集において、「子育て応援枠」を新設しました。
「子育て応援枠」とは、子育て世帯に対する支援や居住者コミュニティの活性化を図るため、入居期間を定めて入居いただく「定期使用住宅」として、子育て世帯向けに優先して募集するものです。
主な入居資格は、「18歳未満のお子さんを含む世帯」で、入居期間は原則10年間、一番下のお子さんが一般的に高校を卒業する18歳になるまで入居できます。
対象となる住戸は、現在進めている区営住宅の建替・集約事業で新築した住宅にある、比較的広い3DKタイプの住戸とし、今回は大島住宅の2戸を募集します。

今後も、毎年6月と12月に実施している区営住宅の入居募集で枠を設けることで、子育て世帯に対して定期的に提供していきます。
なお、大島住宅の入居募集は現在実施しており、募集冊子の配布期間は(6月)8日まで、申し込みは(6月)11日までです。
区では、子育て世帯に配慮した居住環境を提供することで、子育て世帯が将来に不安を感じることなく、安心して暮らせるまちづくりを進めていきます。
生きもの探索イベントの実施

区では、生物多様性を保全し、持続可能で魅力あるまちづくりを推進するため、今年の3月に「江東区生物多様性地域戦略」を策定し、様々な取組を進めています。
取組の一環として、7月1日より、気軽に生きもの探しを楽しむことができる、「いきものコレクションアプリ BIOME(バイオーム)」を活用し、区内全域を対象とした生きもの探索イベント、「2026 夏の生きものクエスト in こうとう」を実施します。

クエストでは、10種類の生きものを見つける、区の特徴的な生きものや外来生物などの特定の生きものを探すなどの様々なミッションがあります。
クエスト達成で4段階のバッジをゲットでき、活動するほどポイントがもらえて、レベルアップするなど、こどもから大人まで、楽しみながら身近な自然を学ぶことができます。
また、7月4日には、横十間川親水公園で、親子で参加できるキックオフイベントを開催し、アプリの使い方や生きもの観察のポイントを分かりやすく紹介します。
なお、収集したデータは、今後の保全に取り組むための基礎データとしても活用します。
この取組を通じて、区民の皆さんが身近な自然の魅力に気づき、生物多様性の保全について関心を高めていただければと思います。
身近な行動から広げるコンプライアンス推進月間

私が区長に就任して以来、公約として区役所のコンプライアンス推進に積極的に取り組んできました。
今回、「風通しが良く働きやすい職場づくり」を一層推進するため、7月のコンプライアンス推進月間にあいさつや身だしなみといった日常的な行動を職員一人ひとりが改めて見つめ直す取組を実施します。
まず、「あいさつ・声かけアクション」では、職員同士のコミュニケーションの基本となるあいさつと声かけに全庁的に取り組みます。
7月2日の朝には、職員の登庁時間帯に合わせて、私や副区長、教育長が庁舎2階の入口に立ってあいさつを行うなど、幹部職員も率先して取り組みます。また、職員参加型の取組として、庁内啓発用ポスターを職員から募集します。

次に、「これまで以上に信頼される区民対応」と「働きやすい服装への転換」に向け、「身だしなみアップデートセミナー」を実施します。
セミナーでは、身だしなみ・服装を「区民からの信頼」、「職員の働きやすさ」、「職場内コミュニケーション」を支える共通の土台として捉え直し、「TPOに応じた服装を選ぶ判断力」を養うための講義を行う予定です。
こうした取組を進めることで、区民の皆さんから信頼される区役所を実現していきます。
1.説明に関する質問
補正予算の編成
(東京ベイネットワーク・田嶋)
今回の補正予算の概要の中で「高齢者のスマートフォン購入費用の助成」ということで、今回のスマートフォンの購入助成金を実施する狙いなどがあれば教えてください。
(区長)
スマートフォンについては、言うまでもなく、今や生活必需品であり、かつ、行政にとっても、行政の様々な支援を届ける窓口としての役割も非常に大きくなっています。
情報を得るだけではなく、江東区もやっていたように、スマホからの申請でポイントを差し上げて、それが支援につながっていく。
スマートフォンを持っていることで、行政とも非常につながりやすく、行政の支援も受けやすくなり、これまでスマートフォンの購入をためらっていたご高齢の方にも、この機会にスマートフォン購入をご検討いただいて、色々な支援につながりやすくなったらいいなと思っています。
(時事通信・神村)
「エデュケーション・アシスタントの追加配置」で、予算を加えていると思いますが、こちらは区の予算というよりも、都の助成事業という理解でよろしいでしょうか。
(区長)
はい、その通りです。
都内初!中小企業向けDX推進支援センターの開設
(東京ベイネットワーク・田嶋)
今回、DX推進支援センターを独立した施設として、整備する狙いですとか、今後の中小企業支援の取組について、区長の思いをお聞かせください。
(区長)
私も中小企業の皆さんのところに訪問する機会がありましたが、中小企業の皆さんの中には、我々が思った以上に、DXに不慣れな方がまだまだいらっしゃるなというのが実感としてあります。
代替わりして若い職員の方がいらっしゃる企業は、若い方を中心にDXの推進に取り組んでいますが、ご高齢の方が多い中小企業だと、例えば、会計ソフト一つにしても、まだ導入が進んでいない企業も、まだまだあるなというのが実感としてあります。
今回、DXについて伴走して取り組むことで、これまで中々DXが進まなかった企業の皆さんにも、丁寧に寄り添ってDX化を進め、改めて区内の企業者の経営改善や事業継承がスムーズになるといいなと思っています。
「コトックス」という愛称もつけましたので、皆さんから親しまれる施設になればいいなと思っています。
身近な行動から広げるコンプライアンス推進月間
(時事通信・神村)
23区初の取組ということで、目的としては、服装自由化が進んでいく中で、どのような服装を職員がしていくかを考えるためのセミナーでよろしいですか。
(区長)
職員の年代や属性によって、どのような服装を可とするか、正直個人差が非常にあるなと思っています。
時代に応じて、それにふさわしい服装は変わってくるし、例えば年配の方から見た若者の服装とか、逆に若者から見た年配の服装とか、お互いに違和感があるものを話すことで、相互理解も進む。
身だしなみ一つとってみても、単なる身だしなみがどうこうということだけではなく、職員同士の相互理解も含めて、風通しの良い職場につながっていくと思っています。
(東京ベイネットワーク・田嶋)
「身だしなみアップデートセミナー」を実施されますが、区長が期待していることを教えてください。
(区長)
身だしなみについては、最近、都庁であったり、また他の自治体でも取組が少しずつ始まっていると思っています。
例えば、最近だと都庁では男性職員のハーフパンツを認めることが、かなり話題になったと思っています。
区役所は窓口職場も多いので、区民の方に不快感を与えず、かつ、職員にとっても働きやすい、今、夏も暑いですし、あと民間の企業だとTシャツやトレーナーで勤務しているところも非常に多いので、今の時代に合った公務員としての身だしなみを、上から押し付けるのではなくて、若い職員を中心にみんなで考えることで、区民から信頼される、かつ、職員が働きやすい職場を進めていきたいなと思っています。
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