定例記者会見(令和8年5月12日開催)

(記者会見を行う大久保区長)
区立小中学校の宿泊行事の無償化


物価高騰などによる、保護者の経済的負担を軽減し、全てのこどもたちが家庭の状況にかかわらず、平等に豊かな体験活動に参加できるよう、令和8年度から、区立小中学校の修学旅行や移動教室などの宿泊行事にかかる費用を無償化します。
区立学校については、小学校の夏季施設と移動教室、中学校の移動教室と修学旅行、小中学校の特別支援学級の合同宿泊行事が対象となります。
また、公立の特別支援学校に通学する児童・生徒がいる世帯にも、区独自で同等の補助を実施します。
交通費や宿泊費に加え、食費や体験活動費など、これまで保護者が負担していた幅広い経費を、所得制限なしで一律に支援します。
宿泊行事は、こどもたちが普段とは異なる環境での集団行動や体験活動を通して、社会性を身につけるとともに、友達とのかけがえのない「思い出」をつくる大切な行事です。
今回の無償化により、不安や負担を抱えることなく、当たり前に宿泊行事に参加できる環境を整えることで、こどもたちのさらなる成長を支えていきたいと考えています。
今後も、未来を担うこどもたちの豊かな心と体を育む様々な取組を通じて、「みんな、かがやく!」江東区をつくっていきます。
気象台と連携した「防災ワークショップ」の実施


昨年度に引き続き、東京管区気象台と連携した「気象防災ワークショップ」を、5月27日に実施します。
気象庁は、5月29日から新たな防災気象情報の運用を開始しますが、これに対応した自治体向けワークショップは、気象台としても初めての開催となります。
新たな防災気象情報では、警戒レベル1から5の5段階で災害のおそれを分かりやすく伝え、行政による避難情報の発令判断はもとより、対象地域の皆さんがとるべき行動を直感的に理解できるようになります。
ワークショップは、気象台職員による「台風経路図」や「河川水位」の具体的な見方に関する講義の後、グループごとに、避難情報の発令判断や区民への避難情報の伝達方法などのディスカッションを行い、各グループの発表に対し、気象台の専門的見地からの解説・助言により様々な気づきにつなげます。
また、6月30日には、ワークショップの取組を活用して、「風水害に関する災害対策本部運営訓練」を初めて実施します。
災害から区民の命を守るため、「江東区事業継続計画(風水害編)」の実効性を高め、さらなる災害対応力の向上を図るとともに、防災を担う人材育成に取り組んでいきます。
今後も気象台をはじめ、関係機関との「顔の見える関係」を構築・強化しながら、区民の皆さんが安全・安心に暮らせる災害に強いまちづくりを進めていきます。
「環境フェア」の開催


6月7日に「環境学習情報館 えこっくる江東」をメイン会場として、「環境フェア」を開催します。
「みんなで止めよう!地球温暖化」をテーマに、江東区と関わりのある企業や自治体などが、各ブースにて温暖化防止につながる展示や体験会、工作教室、販売を行います。
レーシングソーラーカーなどの展示や清掃工場の廃材を利用した工作教室など、こどもから大人まで、環境について楽しみながら学ぶことができるブースが揃っています。
また、本区と連携協定を結んでいるプロバスケットボールクラブ「アルバルク東京」と「TUBC」も工作体験ブースを出展します。
飲食販売コーナーも拡充し、区内人気店のハンバーガーなどの飲食物を販売します。
さらに「ららぽーと豊洲」でも体験型コラボイベント「スマートライフプロジェクト」を開催します。来場した方が自分たちで取り組む環境アクションを宣言するイベントを実施するほか、両会場を訪れた方には記念品を差し上げます。
当日は、「区役所」や「ららぽーと豊洲」からの無料送迎バスも運行します。
昨年度は各ブースに行列ができるほど盛況でした。今年もぜひ多くの方にご来場いただき、イベントを通じて、環境について話し合うきっかけにしていただけたらと思います。
「こうとう未来ミーティング」の開催


私は区長就任以来、区民の皆さんから様々な声を直接お伺いする場として、この未来ミーティングを行っています。
これまでいただいた貴重なご意見・ご提案は、区役所全体で共有し、各種施策へとフィードバックしてきました。
例えば、高校生の居場所づくり、子育て世帯向けの情報発信、女性応援イベントの開催など未来ミーティングをきっかけとした、区民視点での取組を進めています。
今年度は「スポーツ」・「エコ」「公園」などをテーマに、全部で5回開催します。
第1回の「スポーツ」では、定員を上回るお申し込みをいただいており、プロバスケットボールクラブ「TUBC」の家本社長にも特別ゲストとしてご参加いただき、様々な視点からのご意見・ご提案をお伺いする予定です。
また、「未来世代」の回では、高校生から20代までの若い世代を対象に、結婚や就職などについて意見交換しながら、「江東区の未来」を一緒に考えていきます。
区役所だけでは気づきにくい課題や新たな視点でのご提案をお寄せいただき、いただいた声をより良い区政運営にしっかりとつなげていきたいと考えています。
ぜひ多くの区民の皆さんにご応募いただきたいと思っています。
1.説明に関する質問
区立小中学校の宿泊行事の無償化
(TOKYO MX・曹)
この取組の狙いと、実現したいことを教えていただけますでしょうか。
(区長)
宿泊行事の無償化については、先行する自治体もあると聞いています。
区として、今後、こどもたちの健やかな成長をどのように実現していくかという話をした時に、例えば、これまでも東京グローバルゲートウェイ(TGG)での体験や劇団四季での観劇に取り組んでいます。
こどもたちが色々な経験をすること、いわゆる体験格差という言葉もあるように、色々な経験をすることで、より充実したこども生活を送れることが、今後の人生の大きな礎になるという考えがあります。
そうした中で、物価高騰もあり、ご家庭の負担軽減という側面もあるのですが、何よりこどもたちの体験を充実させたいという思いの中で、そこにかかる負担を軽減し、経済的に厳しい環境にあるお子さんはもちろん、所得制限が今回無いので、より大きな経験にもつなげていける。
こどもたちがより多くの体験や経験を積むことで、豊かなこども生活を送ることが、将来的にこどもたちの大きな成長につながるのではないかと考えています。
(TOKYO MX・曹)
スケジュールについて、もし決まっているものがあれば教えていただけますでしょうか。
(教育政策推進担当課長・西隈)
現在、補助要綱を作成いたしまして、申請を受けて、学校に補助する形で事業を進めています。
気象台と連携した「防災ワークショップ」の実施
(東京ベイネットワーク・田嶋)
区職員に「気象防災ワークショップ」を実施する狙いを教えてください。
(区長)
これまで江東区では「区政世論調査」を実施していますが、区に力を入れてほしい施策の第1位が、近年ずっと「防災対策」になっています。
激甚化する風水害を考えると、区民の皆さんが災害に対して強い危機意識や関心を持っていらっしゃると感じています。
今回のワークショップでは、気象台にご協力いただいて、参加職員をこれまでの防災担当だけではなく、区全体に拡大することで、気象台職員が持っている色々な知識やノウハウを、様々な部署の職員が直接学び、より組織として連携して対応できるようにしていきたいと思っています。
「環境フェア」の開催
(東京ベイネットワーク・田嶋)
今年度も多くの団体が参加される「環境フェア」ですが、区長の環境に対する思いがあれば教えていただけますでしょうか。
(区長)
5月の連休明けから暑さも続いていて、気候変動を区民もそうですし、もうすべての方が実感していると思います。
江東区は元々「ゴミ戦争」の歴史があるので、区民の環境に対する意識は高いと感じています。
ただ、気候変動を食い止めていくためには、一人ひとりが行動変容することが大事です。
大きな問題なので、私だけやってもしょうがないみたいな気持ちにならないように、一人ひとりが行動変容につなげていただくことが大事だと思っています。
元々、区民の関心が高い土壌があるので、それをもうひと押しして、行動変容につなげていけるような身近な活動を、ブラッシュアップできる取組をこれからもしていきたいと思っています。
「こうとう未来ミーティング」の開催
(東京ベイネットワーク・田嶋)
昨年度に続いての開催になると思いますけれども、「こうとう未来ミーティング」に期待していることがあれば教えてください。
(区長)
「こうとう未来ミーティング」は、回を重ねるごとに参加者の皆さんが、例えば、平日の夜や休日に貴重なご自分の時間を使って参加してくださるという意識の高さを毎回感じています。
例えば、福祉分野に携わっている方やDXに携わっている方とか、参加してくださっている方々が、色々な知識や経験を持っていらっしゃる方も多くて、そういったところをもとに具体的な施策の提案や、実際に区政を日々見ていらっしゃって、この点はもう少しこういうふうにならないのかなど、皆さん熱心に具体的な提案をしていただいています。
それが結果として、色々な新しい施策につながっていくことも増えたので、今回、テーマごとに絞って開催しますので、より具体的な提案がいただけると思って、私もすごく楽しみにしています。
2.その他の質問
中東情勢にかかる区への影響について
(時事通信・神村)
中東情勢などで非常に大きな影響が各方面に出ていると思いますけれども、そういった影響などを区内でどういうふうに把握されているのか、あるいはその対応ですとか、補正予算を組むなどの取組が、今後予定されているようでしたら教えていただきたいのと、また、国に要望しているものがあれば教えていただければと思います。
(区長)
中東情勢にかかる原油については、政府が備蓄放出をしてガソリン価格は、当初心配していたよりかは、落ち着いているなと受け止めています。
ただ、新聞報道等で言われていることですが、石油関連商品、いわゆるナフサであったり、そういったところの声は、中小企業を中心に、寄せられているのが実感としてあります。
例えば、スプレー、シンナー系であったり、話題になっているビニール袋が不足していたり、これまでどちらかというと物価高騰は、例えば、食品だったら食品そのものだったり、そういうところがクローズアップされていたのが、今回、石油由来商品ということで、容器・包装であったり、押しなべて、全てに影響が出ていると感じています。
6月に第2回区議会定例会があるので、中小企業対策、物価高騰対策含めて、何か補正予算でできることはないか検討をしているところです。
国への要望は、具体的に現時点ではないですが、今後、定例の23区からの国に対する要望等の機会もありますので、そういったところを活用して、区だけの問題ではないので、広くエネルギー対策であったり、国防にも関わる問題にもなってくると思うので、現場の意見や現場の受け止めを何らかの形で都や国に伝えていくことも大事だと思っています。
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