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更新日:2022年2月17日

区長と話そう!こうと~く(平成31年1月31日実施)

日時

平成31年1月31日(木曜日)15時30分~17時00分

場所

江東区防災センター4階、災害対策本部室

参加者

障害者スポーツフェスタこうとう参加者の皆さん

  • 伊藤まゆみさん(スポーツ推進委員会副会長)
  • 峯岸秀行さん(スポーツ推進委員会パラスポーツ部部長)
  • 松尾直子さん(スポーツ推進委員会パラスポーツ部)
  • 阿部一正さん(江東区水泳連盟理事長)
  • 石井潔さん(江東区水泳連盟理事)
  • 森下友紀さん(リオパラリンピック水泳日本代表)
  • 前田武士さん(東京都区部ミニバスケットボール連盟会長)
  • 中久喜泉さん(ダンスチームSTREETJAM)
  • 横澤秀子さん(区民ボランティア)

テーマ

障害者スポーツフェスタこうとう参加者の皆さんを迎えて

区側出席者

区長、政策経営部長、広報広聴課長、江東区健康スポーツ公社事務局次長

概要

以下のとおり

区長あいさつ

【区長】

テレビをご覧の皆様こんにちは。5年前でしょうか、オリンピック東京と決定して大変な盛り上がりを見せました。あれから、あの時は「もう6年後だぞ」とみんなでそういう想いで盛り上がってきましたけれども、もうなんと来年がオリンピック・パラリンピックがやってまいります。お集まりいただいたみなさんにパラスポーツの魅力、またどういうものがあるか、どういう面白さがあるだろうということを、みんなで少しでも区民の方にわかってもらおうということで、パラスポーツの体験会を開いて、これからやっていこうということになっておりまして、ぜひ、今日は有意義な話し合いができたらいいなあというふうに思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。

パラスポーツに関わることになったきっかけや、やりがいなどについて

【区長】

3月かな、やるのは。「障害者スポーツフェスタこうとう」というのをまず行っていくわけですが、そこにみなさんがいろんなかたちでお手伝いいただくということになりました。そこで最初に、パラスポーツに関わることになったきっかけ。どんなことで「よしやろう」という気になったか。またそういうスポーツにどうして入っていったのか。一人づつお聞かせいただきたいと思います。そしてまた、やりがいでもありましたら教えてもらいたいなあというふうに思いますので、伊藤さんからお願いします。

【伊藤】

私は区の保健相談所で精神障害、うつとか統合失調症の方の体を動かすための教室をしておりました。そのあと総合型の地域スポーツクラブ「ななスポ」に関わるようになりまして、10年ほど前からなんですけれども活動を始めました。

【区長】

文部科学大臣から表彰を今回いただきましたよね。その評価の中にも障害者スポーツを一生懸命やっているというのも加わっているのかしら。

【伊藤】

たぶんそれが一番じゃないかと思います。活動地域に特別支援学校がありましてそちらをお借りすることになったんですね。そうしましたところその学校の卒業生とか、地域の障害のある方に普通にそのまま来ていただけることになりまして、それで障害者の方と関わるようになりました。やりがいというのはその方たちがイベントに参加して帰るときに「来てよかった!」と言ってくださることが一番だと思います。

【区長】

ありがとうございます。峯岸さんお願いします。

【峯岸】

今回スポーツ推進委員でパラスポーツ部というのが立ち上がりまして、それでぜひこれから協力して関わっていきたいなということで、きっかけがそれです。

【区長】

それはそれは、ありがとうございます。松尾さん。

【松尾】

私はですね、スポーツ推進委員の活動を通してパラスポーツに携わるようになりました。初めて私が携わったのはボッチャなんですけども、そのときの私は「前回のオリンピックでメダルを取ったな」くらいのことしか知識がなかったんですけども、実際やってみるとルールはシンプルなんですけれども、止まるボールだったり流れるボールだったり、あといろんな道具の使い方、とても奥が深いスポーツなんだということを知り、もっともっと多くの方にこのボッチャはじめパラスポーツを知ってもらいたいなと思いました。

【区長】

やるとおもしろいよね。

【松尾】

はい、すごい楽しいですね。

【区長】

僕も何回かやってるんだけどね、はまっちゃうと言うかね。

【松尾】

そうですね、展開も速いのですごくどきどき、わくわくする競技ですね、はい。

【区長】

はい、ありがとうございます。阿部さん。

【阿部】

スポーツ会館で行われている障害者の水泳教室というのが年6回なんですけれども、終わった後に「少しコツがわかったよ」「阿部さんありがとうね」と言われるのがほんとに嬉しくて、今日まで続けてます。

【区長】

はい、ありがとうございます。石井さん。

【石井】

障害者の指導者養成の講習会があるということで、障害者の方が出るスポーツに関しては講習会というのは行けるところは全部行こうかというかたちで、ボッチャからフリスビーとかいろいろなものを体験できて、あらたに障害者に対しての見方がすごく変わったというのが自分自身があるっていうことが、先ほど区長にも言ったようにやりがいがあるっていうのが、やっと分かってきたなと。

【区長】

はい、ありがとうございます。森下さん。

【森下】

私は、まず水泳競技を始めたのが5歳のころなんですけれど、5歳のころは水が怖くて、母親が小学校で授業があるときに困らないようにということで、短期教室に入れてくれたことがきっかけでした。パラ水泳を始めたのは中学1年生のころで、それまではずっと健常者の大会とかに出ていたんですね。大会出てたんですけれど、自分は障害があるのでルールがいろいろあって引っかかってしまうので、自由形しか出られないということを言われまして。それが出られないから、出られるのはどこかなって母親が探してくれて、パラ水泳に出会ってそこからずっと中1から今まで続けているというかたちです。パラ水泳の魅力をちょっと言いたいなと思ったんですけれど、パラ水泳の魅力というのはパラリンピック競技の中で唯一道具とかを使わない唯一の競技なので、義手だとか義足というものを使わないのが水泳だけというのを聞いたことがあって、その自分の持っている力全部を出し切るというようなことをすごく見れる競技なので、すごく魅力的かなって思っています。

【区長】

リオのパラリンピックに出たんだって?

【森下】

参加させていただきました。

【区長】

6位入賞?

【森下】

はい、リレーで6位入賞。

【区長】

へえ、すごいね。

【森下】

ありがとうございます。

【区長】

はい、前田さん。

【前田】

ミニバスケットボールに長年関わっておりまして。ある区の指導者の代表の方がですね、子供たちにも教えているけど、障害者にもバスケットを教えている。それでどこかで試合をやらせてもらえないかという相談を受け、もう20年くらい前ですけれど、葛飾区のチームと障害者のバスケット、初めて企画して見させていただきました。そのときにおっしゃった代表者の方が、いつになく子どもたちが練習のときよりもはつらつとしていて、頑張ってやってる姿が見れてよかったという言葉をうかがったんですね。それとあと、車椅子バスケットのほうはオリンピック・パラリンピックが決まってから江東区でいろいろイベントが行われまして、そこに私と子供たちもいっしょに参加させていただいて体験させていただきました。まず、車椅子の操作、これは選手の人たちは素晴しいですね。子どもたちは盛んにチャレンジしてますけど、なかなかやっぱり選手みたく思うようにシュートが入らないです。それとあと、テレビでも車椅子のバスケットの試合見ましたけれど、外国の選手とぶつかってひっくり返ってもまた自分で起き上がってまた戦っている姿。これはすごいですね。

【区長】

はい、ありがとうございます。中久喜さん。

【中久喜】

私は知的に障害のある方と関わる中で、平日の学校・施設とか会社とか終わったあとと、土日の休日に余暇がまったくない、まったくというか、皆さんがスポーツを楽しみたいとか余暇を楽しみたいという希望に対してそれを行う環境がないことを少しでも改善したいと思いまして、ダンスのサークルを始めました。今年で23年目になるんですけれど、皆さんがそこに来るのを、やりがいとしては、当然楽しいというのもそうですし、休日に行く場所が増えたりとか、一番は友達ができたっていうのが作ってよかったのかなと思っています。

【区長】

STREETJAMっていうの?これは普段どういったとこで活動してるんですか?

【中久喜】

15年前くらいからは特別支援学校をお借りして、江東特別支援学校で行って、施設が使えないときは江東区内の文化施設を予約して使って、行っています。

【区長】

はい、ありがとうございます。横澤さん。

【横澤】

私は教員を40年ほどやらせていただいていて、なかなか学校を卒業すると、特に発達障害の子とたくさん関わりを持たせていただきましたので、放課後なかなか遊びに行く場所がない、友達との関わりができない。そういう部分を何とかできないかなあと思っていました。そういう子達の様子を見たり、もっと盛んに参加してみようよという話をしていったりして、たくさんの人たちとかかわりを持ちたいなと思いまして、今やらせていただいてます。

【区長】

私もいろんなパラスポーツの選手を学校に招いて子どもたちの前でね、プレーを見せてあげたり、お話を講演をしてもらったり。水泳では山田さんか。豊洲西小に来て子どもたちに泳ぎを見せてくれてね。子供達の前に入ってきたら一番前のほうにいた一年生がね、小学校一年生、「おじさん縄跳びできる?」って言うんだよ。ビックリしてね。腕のない人に、片腕ない人に「縄跳びできる?」って。我々からすると失礼じゃないかって思うじゃない?子どもはぜんぜんフランクにストレートに聞いてるんだね。で、その選手も、山田選手もニコニコ笑って「得意だよ」って答える。それを見てて僕はね、僕は駄目だなと。その障害者にね、思いやりはあったとしてもやっぱり特別視しちゃう。また、障害者の人の頑張る姿というのは偉いなじゃなくて、それがみんな当たり前の社会になっていかなきゃいけないなというのは、小学校1年生の子どもたちの会話を聞いてものすごい痛感したんですよ。パラリンピックの競技会場をいかにいっぱいにするかというのが大きな大きな我々の責任だと。このチャンスを逃したら日本人が障害者意識、障害者に対する意識を変えるときはもうなくなっちゃう。今度こそ、ここでしかチャンスはないよという思いでいるんですよ。

パラスポーツの普及をさらに盛り上げるには

【区長】

これからパラリンピックを普及浸透させていくためにはどんなことをしたらいいか、ご自身の受け持っている分野のことでいいんですけれど、それ以外でもいいですけれども、考えていることあったら教えていただけますか。

【前田】

障害者のスポーツの場面で、障害者の方がたくさん見られるように、そこに行けるように、障害者の方がやってるスポーツを見て障害者の方も自分ならこれをまた興味を持って楽しめるのじゃないか、という環境ができるといいなあと思っていますね。送迎がやっぱりほしいなあという気持ちになりますね。

【区長】

一人で行ける人ばかりじゃないもんねえ。介助者が必要だからね。そういった人こそボランティアなんだろうね。予算面でもバスを借りる費用とかそういったものも行政として考えていかないといけないね。じゃあ、石井さん。

【石井】

一過性にならないでほしいなあというのがひとつあるんですが。最近でいいますと有明のプールで機会がありましたんで見たんですけれども、やっぱりメダリストの泳ぎを間近で見たら、ものすごく速いというのが現状で。パラに出た有名な選手が終わったあとでも日本に来て、楽しかった良かったよって、みんなの前で陸上でも何でもいいからメダリストのやってるのを間近で見ると、もうちょっと気持ち的に障害者の人にマンツーマンでもいったりできるんじゃないかということです。

【区長】

はい、阿部さん。

【阿部】

区内のプールで一般開放のときに、たまたま目の不自由な選手がコーチとマンツーマンで練習しているところにいったこともあるんですが、どうしても目が不自由だと1コース一般開放しててもぶれるのでだんだん皆さんが遠慮してひとりで貸し切り状態になっちゃて。ターンのときに竿のようなもので壁をお知らせする、そういうコーチがやってますので、どうしても譲ってしまうような状態になっちゃったもんで。ですから、公共のスポーツ施設とかプール等で、障害のある方が参加しやすいような、なにか作れたらいいのかなあと思いますね。

【区長】

一緒に区のスポーツセンターやなんかで泳いだっていいわけだもんね。ちょっとした配慮が必要かもしれないけどね。遠慮しちゃうのかね。

【阿部】

だからさきほど始まる前、森下さんにどこで練習してるんですかとたずねたりして、とてもそういうのは興味があって。私が受け持った方がたまたま障害がある方で、その方が大会でますよっていうことで辰巳に応援に、見学にいったことはあるんですけどね。もうちょっと普段の練習から接したいなあっていうのは。

【区長】

なるほどね。それは施設の問題もそうだし、あとはサポーター、介助してくれる人、送り迎えしてくれる人も必要だし、いろんな必要なものがでてくるわね。いろいろ考えていかなくちゃいけないなというふうに思いますね。

東京2020年オリンピック・パラリンピック競技大会開催時のかかわりについて

【区長】

パラの大会が来年9月に開かれるわけですが、そのときに自分はどういうかかわりをしていくか、こんなことをしていきたいとかね。そういう希望とか夢とかあったら。

【峯岸】

開催期間中に関してはやはりなかなか、仕事を持ったりということで制限もかかってしまうんですけれども、自分ができること、できる範囲内で最大限の協力してぜひ盛り上げていきたいなと考えております。

【区長】

江東区でもボランティアさんを独自に集めるんですけども、たとえば会場まで行き帰りは送ってあげるよ、何月何日の何時から何時まで、たとえば3時間お手伝いいただける方いますかっていって、そういう集め方。そうすると「大丈夫だそのくらいなら」という人いると思うんだよね。そういうことも考えていかないとね。はい、森下さん。

【森下】

私は選手、現役の選手なので

【区長】

そうだよ、選手だよ。

【森下】

まず、東京のパラリンピックの日本代表にきちんと選ばれて、そこで

【区長】

どうなの、可能性は。

【森下】

可能性は…選ばれます!

【区長】

よーし、偉い。

【森下】

で、東京ではメダルを取りたいと思っています。

【区長】

それは一番大きな目標だからね、たのむよ。

中久喜さん。

【中久喜】

大会に向けてもそうなんですけど、一番は広めていきたい。うちの団体の問題だけではなくて、障害がある方たちにスポーツを広めていけたらと思っています。団体としてはダンスを練習していますので、パラリンピックのどこかで踊ることができたらな、というのが一番の夢です。大きな夢です。踊らせてあげたいと思ってます。

【区長】

横澤さん。

【横澤】

私はあまり大々的なことはできないと思うので自分の地域の、たとえばこんなところに自転車を止めたら車椅子の人、大変だよとか、いろんな部分で平気で物を捨てていく人なんかがいるので、落ちていたら自分で拾って片付けていくような仕事で持っていけたらいいなあと思います。

【区長】

はい、ありがとうございます。

閉会挨拶

【区長】

今回、この障害者スポーツフェスタこうとうを開くわけですけれども、それも継続してやっていかなきゃいけないし、一人でも多くの人に参加してもらわなきゃならない。そういったときに皆さんの力を発揮してもらって、皆で頑張っていかなきゃ成功していかないと思うんで。今日は非常にいいお話聞いたし、また考えるテーマもいろいろあちこちにちりばめられて、我々もしっかり考えて頑張っていかなきゃいけないなというふうに思いますが、役所あげて頑張りますから。パラリンピックの成功を目指して頑張りましょう。お願いいたしますね。どうも今日はありがとうございました。

【一同】

ありがとうございました。

 

 

 

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 広聴相談係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2364

ファックス:03-3647-9635

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