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更新日:2017年1月19日

区長と話そう!こうと~く 平成27年11月19日実施

  • 日時
    平成27年11月19日(木曜日)4時00分~5時00分
  • 場所
    江東区防災センター4階 災害対策本部室
  • 参加者
    佐藤なつきさん
    石塚綾香さん
    鈴木正紀さん
    倉富結岐さん
    小林史乃さん
  • テーマ
    武蔵野大学スポーツマネジメントゼミと東京オリンピックパラリンピックについて
  • 区側出席者
    区長、政策経営部長、広報広聴課長、スポーツ振興課長、健康スポーツ公社事務局次長
  • 概要
    以下のとおり

武蔵野大学スポーツマネジメントゼミの皆さんに参加していただきました

武蔵野大学スポーツマネジメントゼミの皆さんに参加していただきました

区長開会挨拶

【区長】
武蔵野大学スポーツマネジメントゼミが今度、区内で障害者のスポーツ体験イベントを開いてくれるということで、私も非常に興味を持って、皆さんのゼミの活動を見ているんです。
ご存知のように、5年後にはオリンピック・パラリンピックが開かれるわけですが、オリンピックでは8会場・8種目が江東区内で行われます。皆さんの学校のまわりで行われるわけですね。それから、パラリンピックは、半分近い、7種目ぐらいが江東区内で今のところ予定されています。
5年後、パラリンピックを盛り上げて行きたいというのは、私の大きな目標の一つになっています。
それで、江東区は川が多いので、中学校にカヌー部を作りました。その中で、車椅子の生活をする人たちも、パラカヌーをやってもらいたいと思ったんです。今は、車椅子生活に高校一年生の時になってしまったカヌーをやっていた瀬立モニカさんと、江東区の土木部の職員の諏訪正晃くんの二人を「東京パラリンピックで、なんとかメダルを取らせたい!」っていうことで育てています。二人は、今年の8月にはミラノであったパラカヌー世界選手権で決勝まで進んで世界のベストテンに入りました。江東区の人たちの代表として、夢を追い続ける二人にメダルを取らせたいというふうに思ってます。
そんなことで今日は、障害者スポーツをどうしたらいいかと思うかなどを、学生の立場からの若い感覚で、是非いろんなお話を聞かせていただいて、それを参考にしたいなぁというふうに思ってます。では、ひとつよろしくお願いします。

1武蔵野大学スポーツマネジメントゼミのこれまでの活動

【区長】
武蔵野大学スポーツマネジメントゼミっていうのはどういうものだか、ちょっと詳しくはわからないんだけども。ゼミで、これまでどんなことをしてきたか。そんなことから一つ、聞かせて欲しいんですけれども。佐藤さんからお願いします。
【佐藤さん】
武蔵野大学スポーツマネジメントゼミは、一般的に知られている学部の専門的な知識を学ぶゼミではなく、社会人になってからの実践的な取り組みに繋がるようなことを学ぶゼミです。学部を超えて自由に選択できるため、他学部が一つのゼミに集まって活動しています。
3年生からゼミの選択が始まり、2年間をかけてスポーツイベントを自主的に開催することで現場でのスキルを身に付けていきます。
私が活動してきた内容としましては、3年生の時はFC東京のホームゲームイベントでブースを一つお借りして、2回イベントを行いました。「すごろくでホームタウンめぐり」という、すごろくと東京の魅力をかけあわせるクイズのイベントなどを実施いたしました。
【石塚さん】
4年生の時に、この間の9月に江東区の辰巳国際水泳場で行われたジャパンパラ水泳の時に、お客様と一緒に盛り上がるということをテーマにして、お客様に一枚づつメッセージカードを書いてもらったり、お昼休みの時間に「カラーボードを配って掲げることで文字を作る」というコレオブラフィーを行って一致団結で盛り上がろうというイベントを行いました。
【鈴木さん】
私は3年生で、スポーツマネジメントゼミに所属したのは今年からになります。活動内容としては「有明のマンション対抗運動会」に参加しまして、競技の企画をしました。
【倉富さん】
自分も3年生で、今年からこのスポーツマネジメントゼミに入りましたので、基本的には先ほど鈴木が申したような活動内容になるんですが、「有明のマンション対抗運動会」に関しては、僕たちで段ボールをデコレーションして、人が中に入ってハイハイと進むキャタピラを自作しました。あとは、平均台とバスケットボールのドリブルを組み合わせた往復で出来る障害物競争を企画して、運営までやりました。
【小林さん】
主なイベントは、先ほど他の方が言っていたような感じでやっています。それに加えて、普段の授業は最初の2ヶ月間くらいは、座学でスポーツマネジメントについて先生から指導を受けました。そして、それをイベントに繋げるという形でやってきました。大きいイベント以外では、4年生のイベントのお手伝いをしたり、先日行われた江東区の区民向けスポーツイベントのコーポレートゲームなども手伝いに行かせていただきました。

2活動する中で楽しかったことや大変だったこと

【区長】
じゃあ次に、そうやって活動していて「楽しかったこと」あるいは、「大変だったなぁ」っていう辛かった思いとかね。体験したエピソードがあったら聞かせて欲しいんだけども。小林さんからお願いします。
【小林さん】
企画をしたり準備をしたり、イベントに向けての過程で試行錯誤するのがすごい楽しかったです。辛かったというか、上手く行かなかったことは、私たちの代では、結構個性的なメンバーが揃っていたので、話し合いなどをまとめたりするのが大変でした。特に、リーダーが大変そうだったぁっていうのはすごく感じています。
【倉富さん】
自分は小林と違って、みんなのそれぞれ違った意見をまとめていく中では、「楽しい」というより、「大変だなぁ」とすごく感じました。しかも、自分たちのゼミの中で苦労してまとめた意見が、ご依頼いただいた有明マンション側の方たちのいいものはまたちょっと違っていたりして。その中で、「自分たちの考えるいいもの」と、「依頼元の有明マンションの委員会の方が考えるいいもの」と「参加してくれる人たちのいいもの」、の3つの共通でいいものを見つけるのがすごく大変でした。かつ、参加者にとってもいいものは、自分たちの当日の運営・準備や誘導でまた変わってくる。そういうのが、すごく大変で「楽しい」というよりは「大変」という印象を自分は受けました。
でも、大変だった分、当日にこどもたちが喜んでくれたりするのが、シンプルにすごく嬉しかったです。
【鈴木さん】
私が大変だったと思ったことは、このゼミは学部学科を超えてメンバーが集まっていて、それぞれの学部・学科が違うことから、授業以外で集まる時間を設けると、どうしても時間が合わないことがあったことです。全員で集まって企画をするということがなかなか出来ませんでした。それで、スマートフォンのラインなどを利用しての企画になってしまって大変でした。
だけれど、大変だった分、企画したイベントに来てくれた方々の笑顔や喜んでいる姿を見れた時には、充実感・満足感・達成感をすごく感じることができました。
【佐藤さん】
イベントを通して、たくさんのお客様と関わりを持てたことが楽しかったです。私たちはSNSやツイッターをゼミでやっていて、イベントの時の写真を投稿して、お客様に見ていただいたりしているんです。SNSを通じて、「このイベント、楽しかったよー」とか、そういったコメントなどで反応いただけた時には「やってよかったなぁ」っていうふうにすごく感じました。
【石塚さん】
私たちの考えたゼミの企画が形になっていき、お客様が楽しんでくださっているのを見れたことが楽しかったです。

3イベントを開催しようと思ったきっかけや参加者へのメッセージ

【区長】
ところで、今度の12月26日に障害者スポーツのイベントを有明スポーツセンターで開催するということですけれど、皆さんが何でそれをやろうと思ったのかや参加したきっかけ、あるいは参加者へのメッセージっていうかな、来た人にどういうふうに何を伝えたいか、そんなところを聞かせてもらいたいんだけれども。
【鈴木さん】
東京で行われるということで、オリンピックもパラリンピックも両方盛り上げたいということを思いました。それで、障害者スポーツを一般の皆様に少しでも知っていただければ、パラリンピックの方も盛り上がるのではないかなと思いまして、企画しました。
【倉富さん】
スポーツの良さを一人でも多くの人に知ってもらいたい、聞いてもらいたい、気付いてもらいたい、そういう気持ちがありました。バスケットや水泳にしても、パラリンピックで行われるような障害者スポーツにしても、どういったスポーツであっても、スポーツの根底に共通する良さというものがあると自分は思うんです。そういう種類を問わないスポーツの良さを広げていけたらなと思ったのがきっかけです。
【小林さん】
来た人がみんな「想像以上だった!」と言ってくれるようなイベントにしたいと思っています。そのためには、自分たちがまず、障害者スポーツについてすごく勉強しなくてはいけないと思いますので、12月26日までに本当に頑張って知識をつけたいと思います。
【佐藤さん】
このイベントに対する思いとしては、今回1回だけでは終わりではなくて、来年・再来年、その先も2020年まで毎年開催していってほしいと願いが今、私にはあります。今回は第1回目なので、参加していただく方々には、「まずは、楽しんでいただきたいな」というような思いでおります。
【区長】
それは障害者の人だけではなくて、健常者にもそういうスポーツをやらせたいということ?
【佐藤さん】
はい。そうですね。健常者の方も障がい者の方も、今回はターゲットとして考えていて、一緒に交流というところも考えています。みんなで、まずは楽しんでいただいて、来年も再来年もっていうような形にできたらよいなと思っています。
【石塚さん】
実際に、江東区の方々にこのイベントに参加してもらうことで、間近で障害者スポーツの大変や魅力に気付いてもらい、体験しながら興味を持ってもらえたらいいなと思っています。
そして、5年後の東京オリンピック・パラリンピックの時には、体験していただいた江東区の方が、実際に体験したことを思い出しながら、競技会場に足を運んでくれるということに繋がればいいなと思っています。そのように、どんどん江東区全体で東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げていきたいなと思い、このようなイベントを企画しました。

4東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げるアイデア

【区長】
オリンピック・パラリンピックを盛り上げるにはどうしたらいいか。今度のゼミでやるイベント以外で、「こんなことをしたらいいんじゃないか」っていうようなご意見ありますか?じゃあ、小林さんから。
【小林さん】
ビックサイトを使って、もっと大規模なパラリンピックのイベントをやったりできたら、江東区自体も盛り上がるし、知名度もかなり上がるのではないかと思います。
【倉富さん】
大学生に「一緒に何かこういうのやらないか?」っていうのを投げかけて、エネルギーを持て余している学生を上手くお使いいただけたらなと。
【区長】
社会人になって勤めてしまっていると、ボランティアでお手伝いするのはなかなかできないかもしれないけれども、あなた方だけじゃなくて、後輩たちや学生たちに、みんなにお手伝いしてもらいたい。特に武蔵野大学なんて、5分くらい歩けば競技場だからね。だから、チャンスはいっぱいあるんですよ。それには何をするかというのをこれから検討していって、江東区の子どもたちや若い世代にいっぱいお手伝いしてもらいたいと今、思っています。それは計画しますよ。一生懸命ね。
【鈴木さん】
オリンピック・パラリンピックを盛り上げるのは、もちろん日本国民全員だと思うんですけれど、その中でもエネルギッシュというか、パワフルな若い人たちが中心になって、盛り上げていければっていうことはすごく思っています。
自分たちや他の若い人たちが、ボランティアなどをしてオリンピックに携われたら、これから先ずっと生きていく中でそのことを誇りに思えるんじゃないかって思うんです。だからこそ、若い人がどんどんオリンピックやパラリンピックに興味を持って、興味を持ったことからボランティアをしたくなっていくっていうふうになることが必要なんじゃないかというふうに思います。
【石塚さん】
私は、パラリンピックを盛り上げるためにまず必要なものは、観客がパラリンピックの知識を身につけることだと思いました。例えば、現役引退をした選手やそのスポーツにかかわっている選手をゲストに呼んで、お客さんと少人数でその競技場の観客席で行うような「解説トーク付きツアー」っていうものを行ったら楽しいのではないかなと思いました。
【佐藤さん】
障害者スポーツが普及するために求められているのは、障害者の方々が今よりもっとスポーツに取り組みやすいような施設がたくさんできることかなって思っております。そういった施設が増えていくことで、障害者の方がスポーツに取り組みやすくなって、その姿を一般の方が目にすることで、障害者スポーツていうのはどんどん、また少しづつですが、認知が上がっていくんじゃないのかなっていうふうに感じました。

5武蔵野大学スポーツマネジメントゼミとしての今後の予定や抱負

【区長】
じゃあ最後に、武蔵野大学スポーツマネジメントゼミとしての今後の予定や抱負など聞かせていただけますか。
【佐藤さん】
私たちはこの取り組みを行うに当たって、江東区が今以上に誰もが住み易い区になるようにということを願ってこのイベントを今回開催するんですが、先ほども申し上げたように、これをその後の後輩たちに引き継ぐことで、2020年まで、毎年開催をして欲しいなぁという、願いがあります。そして、今回のイベントを行うに当たって、武蔵野大学以外の他大学の学生や社会人の方々などにボランティアで協力してもらおうと思っているのですが、回を重ねるごとにその輪がどんどん大きくなっていって欲しいなぁということを思っております。
今後の予定としては、12月26日の「体験しよう!障害者スポーツチャレンジ2015inKOTO」を行うに当たって、参加者の募集にまず取り組んで行こうと思っております。少しでも興味を持っていただいた方や、有明スポーツセンターに近くにお住いの方々には是非、参加して欲しいなぁと思っております。
【石塚さん】
参加していただいた江東区のみなさんが、このイベントをきっかけに試合会場に見に行ったり、パラリンピックの日本代表を応援したりすることに繋がればいいなと思い、今回イベントには頑張ろうと思っています。
【区長】
いいなぁ。はい、鈴木さん。
【鈴木さん】
これから行うイベントを頑張るというのは、もちろんのことなんですけど。実際に東京オリンピック行われる時、僕たちは大学を卒業して社会人になっているわけですが、いざ就職してオリンピックが開催される時にも、ゼミの時にやってきたことや、ボランティアの気持ちや成功させたいっていう気持ちを忘れないでいたいなぁって思います。
【倉富さん】
自分たちがイベントを通して、提供したり見せられるスポーツの良さも多いかなと思っていますので、その良さを出来る限り伝えられるようなイベントにしていけたらなと思います。
【小林さん】
今後の目標としては、パラリンピックに関わっていくうえで、実際にその競技を生で観戦しないと、その素晴らしさっていうものはわからないんじゃないかなぁと思いますので、生で観戦するということを今後はやっていきたいかなと思います。

区長閉会挨拶

【区長】
ありがとうございました。みなさんの学生さんらしく夢を追って一生懸命やっている姿を見ると、日本は大丈夫だなっていう気がしますよ。これからもゼミで一生懸命頑張ってください。4年生は間もなく卒業してしまうから、残された時間はあまり無いんだけども、3年生はその分、頑張んないといけないでしょうし。そして、次の後輩たちがみなさんの作り上げたこの道をしっかり受けついで大きな成果を上げられれば、きっと、そのトップランナーとしてのちのち誇れることに繋がるわけです。
とりあえずは、今回の12月26日ですか。そこを成功させるように祈っていますから。是非、頑張ってください。江東区も出来る限り、応援したいと思います。
テレビをご覧のみなさん。12月26日は有明スポーツセンターで障害者のスポーツ体験っていうのがありますから、是非見に行ってください。一人でも多くの人が見てあげてください。若い世代が頑張ってくれています。だから、みなさん是非見に行ってください。お願いします。
今日はいろいろいいお話し聞かせていただいてどうもありがとうございました。

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政策経営部 広報広聴課 広聴相談係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2364

ファックス:03-3647-9635

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