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更新日:2023年2月21日

麻しん風しん混合(MR)ワクチン

法定接種期間内に接種を

麻しんウイルスは未接種者が増えていくと、再びはしかの大流行の危険性が高まります。

麻しんウイルスは、世界中に常在していて感染力が強く、免疫のない人が感染するとほぼ100%はしかを発症します。はしかは、肺炎や髄膜炎(1000人に1人の割合で発症)を起こすことがあり、成人の場合は、重症な経過をとることが多く、死亡することもあります。治って10年以上たってから、全身がマヒして死に至る合併症「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」が発症することもあります。麻しんに効く特効薬はありませんので、かかると大変怖い病気です。


風しんは、風しんウイルスの飛沫感染によりおこる病気です。潜伏期間は2~3週間で、軽いかぜ症状で始まり、発疹、発熱、頸部リンパ節の腫れ(主に耳の後ろ側、くび、後頭部)などが主症状です。子どもの場合は3日程度で治ることが多いため、「三日ばしか」とも呼ばれます。風しんは比較的軽い病気と思われがちですが、麻しんと同じく対症療法による治療しかないうえ、合併症として血小板減少性紫斑病が患者3000人に1人、急性脳炎が6000人に1人の割合で発生するなど、軽く見るべき病気ではありません。さらに大きな問題として、妊娠早期の女性が風しんにかかった場合、先天性風しん症候群(心臓病、白内障、聴力障害が主症状)という病気を持った赤ちゃんが生まれる可能性が高くなります。

 

麻しん・風しんの唯一の予防策は2回の麻しん風しん混合(MR)ワクチン接種です。予防接種を受けても1回の接種では十分な免疫がつかないこともあります。MRワクチンを接種していない人が年々増えていくと、再びはしかや風しんが大流行する危険性が高まっていきます。
MRワクチンは、1期(1歳になってから2歳になるまでの1年間)と、2期(小学校就学前の4月から3月までの1年間)で2回接種します。それぞれ法定接種期間が定められていますので、期間内に接種してください。

任意接種期間(無料)について


江東区では、事情により法定接種期間内に接種できなかった方に任意接種期間を設けています。接種を希望する場合は、予診票と母子健康手帳を持参のうえ、江東区指定医療機関で接種してください。予診票をお持ちでない方は、保健所またはお近くの保健相談所にご相談ください。
できるだけ法定接種期間内に接種してください。任意の予防接種は予防接種法に基づかない接種となるため、万一健康被害が発生した場合、予防接種法の救済対象となりません。医薬品医療機器総合機構法等で定める救済対象となり、救済内容が法定接種とは異なります。

注意事項


任意接種期間については江東区内の指定医療機関での接種のみ無料となります。下記の表をご覧ください。江東区指定医療機関は関連ページ「子どもの予防接種」にてご確認いただけます。

 

年齢 接種の種類 接種できる医療機関
1歳~2歳未満 1期法定接種(無料) 23区内指定医療機関
2歳~5歳になった年の年度末 任意接種(無料) 江東区内指定医療機関
小学校就学前の年度1年間 2期法定接種(無料) 23区内指定医療機関
小学校1年生~4年生の年度内 任意接種(無料) 江東区内指定医療機関
麻しん風しん混合(MR)ワクチン接種期間

 

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問い合わせ先

健康部(保健所) 保健予防課 保健係
郵便番号135-0016 東京都江東区東陽2-1-1
電話番号:03-3647-5906
ファックス:03-3615-7171

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