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更新日:2017年1月19日

定例記者会見 平成28年6月1日分

パラカヌーについて

江東区出身のパラカヌー選手の活躍について、ご報告させていただきます。
5月17日から19日に、ドイツで行われた「パラカヌー世界選手権大会」で江東区出身の瀬立モニカ選手と諏訪正晃選手が出場しました。諏訪選手は昨年の世界選手権では8位でしたが、今回は7位に順位が上がりました。彼はヴァーという種目で、リオパラリンピックでは採用されていません。2020年東京パラリンピックから採用予定ですので、東京パラリンピックを目指すことになります。
それから瀬立選手は、11位だったのですが、上位の選手1名に失格が出まして10位に繰り上がり、リオパラリンピックの出場権を獲得することができました。何といってもリオパラリンピックに瀬立選手が出られるということは大変感動的で、私は本当に嬉しく思いました。
今回のリオパラリンピックでは、メダルの期待はできないかもしれませんが、そこで得た経験は必ず2020年に活きてくるだろうと思っています。この間、地域の方々、あるいは企業の応援、いろいろな方々のご指導・応援をいただいて、ここまでくることができたことは本当に嬉しい限りでして、何とか障害者の夢を希望の星として輝いてほしいです。

5月27日に行われたパラカヌー世界選手権大会報告会

5月27日に行われたパラカヌー世界選手権大会報告会

1 地下鉄8号線(豊洲~住吉)延伸の早期実現に向けた取組みについて

5月20日、交通政策審議会より「東京圏における今後の都市鉄道のあり方」の答申が出されました。区が40年以上にわたり取り組んでいる地下鉄8号線の延伸は「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」に位置付けられ、「事業化に向けて費用負担のあり方や事業主体の選定等について合意形成を進めるべき」とされました。今までの答申の中で、これほど前向きに、また具体的に言及されたことはありませんでした。大変高い評価をいただくことができました。
この様な答申内容を踏まえ、区では補正予算を編成し、早期整備に向け、一層の取組強化を図ることといたしました。
まず一点目ですが、関係者との合意形成を図るためには、過去の検討結果をベースに、直近の様々な社会経済情勢の変化を取り入れて、整備計画の精査を行う必要があります。これに要する調査委託費として2,700万円を見込んでおります。なお、この調査と並行し、東京都や東京メトロ等の部長級が参画する「東京8号線(豊洲~住吉)延伸に関する懇談会」を開催し、整備のあり方等について議論を進めていきたいと考えております。
次に、地下鉄8号線建設基金の積み増しであります。答申においても費用負担に関する言及がありましたが、区の積極姿勢を示し、国や都との早期の合意形成を一層促進させるため、今まで5億円ずつを積んでいましたが、今年度は5億円をプラスし、計10億円といたします。これにより、累計積立額は平成28年度末で40億円となります。

質疑応答

  • (1)調査・検討と懇談会の関係性について
    【区長】
    懇談会は、その調査結果を見て、またいろいろと議論していただくわけです。いろいろな路線について横並びで書かれている状況ですから、いかに8号線が有効であるか、あるいは収益がどうであるかも含めて、もう少し詳しい調査をして肉付けしていこうと考えており、新しい情報を取り入れなければいけないと思います。そのような意味では、より精度の高い調査をしたいと思っています。
  • (2)基金の用途について
    【区長】
    インフラに使うか、あるいはまちづくりに使うか、それはいろいろあろうと思うので、その時点で検討しなければいけないと思います。
  • (3)調査報告の用途について
    【区長】
    このデータを使うのは当然、懇談会でそれをベースに議論していただくためです。しかも、それが事業者を決定するにしても、どのような方法が一番良いのかということは、東京都や東京メトロなど専門的な方々のご意見を聞きます。やはり懇談会として区の姿勢を決めるうえでのきちんとした土台を作っていかなければと思っています。

2 区の待機児童の現況について

平成28年4月1日時点における本区の待機児童数は277人で、昨年同時期と比べ110人の増加となりました。実質的な待機児童数としては、過去最大となりました。
平成27年度は、平成28年4月開設に向けて区内3か所目となるサテライト保育所など、認可保育所4か所の整備や、認可・小規模認可への移行などにより680人の入所定員を増加させましたが、結果として待機児童は増えてしまいました。
これは、特に0歳から2歳児までの低年齢児童の申込者の増加や、保育施設の整備が長期計画で定めた年間約1,000人の定員増を達成できませんで、昨年は680人しか整備できなかったことなどが要因であると考えています。
今後は、平成29年4月に向け、公有地活用を含め、長期計画の目標である約1,000人分の定員増を着実に整備するとともに、認可保育所整備が困難な地域においては、区保育ルームの整備についても検討してまいります。また、保育人材の確保のため、保育士処遇改善や家賃助成等の補助事業も併せて実施してまいります。

質疑応答

  • (1)待機児童数の増加の要因について
    【区長】
    申込者が増えていることは事実です。若い世代の流入が多いということで、申し込みが多いです。それと地域格差があります。豊洲地区と白河地区は現在、新しい大きなマンションができるからなのか集中しています。そのように地域に差が出てしまい、集中するところがあることが理由の一つに挙げられます。
    この前、厚生労働大臣と待機児童100人以上の市区町村との懇談会がありまして行ってきました。基本的には、働く女性の状況を国として見なければいけないと思います。社会体制を構築することができれば、お母さんたちは家できちんと育児に専念できます。育児休暇が終わっても、きちんと会社に復帰して以前の仕事を継続してできるような社会システムを構築しない限り、私は待機児童の問題の解決は難しいだろうと申し上げてきました。ただ定員数を増やせば良いというわけではなく、財政的にも人材的にも難しいと思います。
  • (2)保育士の人的な課題について
    【区長】
    0歳児は保育士一人あたり3人しか見られないです。ですから0歳児3人しか見られない保育士を増やすことは難しいです。いかにマンパワーをこれからしっかりと補充するか、区だけではできる問題ではなく、国全体の考えとしてやっていかなければいけないと思っています。
  • (3)保育施設の定員増が目標に達しなかった要因について
    【区長】
    都市化されている江東区のなかで、容易に土地を見つけ出すのは難しいです。これからは都市公園、都有地など、いろいろなところをもっと精査をして、多少無理でも造っていかなければならないと思います。
  • (4)公園に保育施設を整備する場所の地域住民への説明等について
    【区長】
    公園を利用する場合には、その地域の皆さんの理解を得なければいけないのは当然です。区として現在狙っているところは、かなり大きな公園です。しかも、その場所が普段使用されていない花壇のような遊び場でない緑地というか、あまりこどもたちが遊びに来ないような場所を現在選んでいます。反対や問題はないと思います。区長就任以来100施設くらい整備してきましたが、保育園はうるさいためつくることに反対と言われたところは1か所もないです。おかげさまで下町の良さだと思います。

3 記念撮影用メモリアルボードの設置について

区では、江東区ブランディング戦略に基づきロゴマークを決定し、4月から使用を始めたところであります。ハートマークのロゴマークですが、このたび、区の魅力をPRし、ブランディングを浸透させていく観点から区役所2階の「こうとう情報ステーション」内と豊洲シビックセンター3階の豊洲特別出張所内にメモリアルボードを設置しました。
婚姻届を提出しに来た方々が記念に写真撮影をしたり、お子さんがうまれてご家族が出生届を出しに来たときにメモリアルボードの前で記念の写真を撮るということです。自撮り棒を用意し、来た方がご自分で写真を撮ってもらえるように準備しました。

区役所に設置された記念撮影用メモリアルボード

区役所に設置された記念撮影用メモリアルボード

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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